「二階堂ふみ結婚おめでとう!祝砲3発目」リバーズ・エッジ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
二階堂ふみ結婚おめでとう!祝砲3発目
2018年公開作品
二階堂ふみ当時23歳くらい
二度目の鑑賞
前回はTSUTAYAレンタルDVD
今回はU-NEXT
原作は『ヘルタースケルター』『チワワちゃん』『ジオラマボーイ・パノラマガール』の岡崎京子
監督は『GO(2001)』『ピンクとグレー』『劇場』『窮鼠はチーズの夢を見る』『リボルバー・リリー』の行定勲
脚本は『アズミ・ハルコは行方不明』の瀬戸山美咲
屈折した青春物語
生きてたのかよ!死んだのかよ!
シュールな展開
映画観る前に「観た後に具体的にこういう感情になりたい!」とはっきり決めてる人には向かないし自分はそういうタイプではない
この作品の雰囲気が楽しめないときつい
狐につままれておしまいのオチ
この作品で吉沢亮が日本アカデミー新人俳優賞受賞
当時はイケメンだなと感じたもののそれほど魅力は感じなかった
しかし昨今の吉沢亮ときたらまるで違う
何があったのか知らないが役者として男として一皮剥けた感がある
決していやらしい意味ではないがそれでも今の彼には色気がある
いじめられっ子の山田一郎が若草ハルナが助けれてくれた
お礼に宝物だと見せてくれたのはホームレスになってしまった一人暮らしの爺さんのミイラ化した遺体だった
とても嫌な恩返しだ
この作品の一番の売りは二階堂ふみのヌードだろう
あと朝ドラ『虎に翼』でブレイクした土居志央梨のヌード
2人とも惜しみなく脱いだ
きっぷがいい
そして今がある
いちいちめんどくさい理屈を長々とこねる全く役に立たない左翼は嫌いだ
この作品の一番の特徴は度々登場するインタビューシーン
映像特典にあるような出演者に対するインタビューではなく演じている役に対するインタビュー
嫌いじゃないが必要か?必要なんだろうな
大林宣彦監督の『理由』を思い出す
あと画面のサイズが4:3
時代は93年の設定で当時を意識したものとか
原作が93年だから
台詞の中に「ウゴウゴルーガ」が出てくるが時代を感じさせるのはその類だけ
野村監督率いるスワローズがライオンズを破り日本一になった年だ
高校生だが私服だ
制服を揃えるとお金がかかるからだろう
メインにはスタイリストがついただろうけどそのほかは私服で現場にやってきたに違いない
それもあってか高校生に全く見えない
しかしお芝居を観る側はこれは高校生なんだという認識を持つのがエチケット
年齢的に無理があると役者にツッコミを入れるのはマナー違反だという境地に達した
映画comにレビューを投稿しはじめておよそ6年目になる
自分はわりとこういう内容の映画でもそこそこ楽しめる
好きな俳優がメインで出ていればそれでけっこう満足してしまうたちなので
どんなに映画評論家に叩かれても主演俳優が「くだらない内容でも映画会社のためになっているからやっている」と言わしめても多くの映画ファンが多羅尾伴内演じる片岡千恵蔵の七変化に拍手喝采したように
終戦間もない娯楽が少なかった時代である
今の時代は映画以外に娯楽はたくさんある
24時間は今も昔もこれからも変わらない
好きな映画俳優を観に映画を観るのが基本だと思うけど
映画評論で食べているプロじゃないから
配役
愛煙家の高校生の若草ハルナに二階堂ふみ
ゲイでいじめられっ子の山田一郎に吉沢亮
ハルナの元カレで大麻をやるなど素行が悪い観音崎峠に上杉柊平
ハルナの高校の後輩で人気モデルでレズの吉川こずえにSUMIRE
ハルナの友人で援交するなど不特定多数の男性と肉体関係を持つ小山ルミに土居志央梨
山田の女友達の田島カンナに森川葵
ハルナの友達で噂好きのタカハシくんと付き合っているよっちゃんに安藤輪子
ルミの姉でボーイズラブものの同人誌を書いているネクラでデブの小山マコに富山えり子
噂好きのタカハシくんに松永拓野
ハルナの母親に西田尚美
犬と散歩する男性に綾田俊樹