ありえなさ過ぎる女 被告人よしえのレビュー・感想・評価
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あり得ないのは…。
東京圏では放送されていない過ぎるTVというバラエティ番組から派生してつくられた映画とのことで、20~40代の金持ちでイケメンの3人が殺害された事件で起訴された60代の普通のおばちゃんの裁判をめぐる法廷サスペンス。
借金の返済を迫られての殺害か、おばちゃんを、取り合っての殺し合いかという話で、法廷も世間もこんなおばちゃんがモテるとかあり得なさ過ぎるというストーリー。
企画の元番組は知らないけれど、吉本タレントをたっぷり使用し明らかにコント仕立てでバカバカしく面白おかしくストーリーが展開して行く。
どうみても捜査段階の話で中学生のディベートよりも酷いやり取りの裁判をはじめ、酷い設定の数々だけど、それはコントだからツッコミ無用で。
ただ、せっかくならもう少しシリアスに取り調べ段階ぐらいに置き換えてやってくれた方がギャップとかも楽しめたのかなと…それなりには面白かったけど、振り切った感もなく中途半端で声を出して笑う程のことはなかった。
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よしえに心を絡み取られる
三人の男性の殺人容疑をかけられた60歳の女、よしえ。
しかも彼女は容疑を否認し「私を奪い合い、殺し合った」という。
状況証拠から見れば、よしえの犯行は疑いようがなく思える。よしえの言い分には失笑を禁じ得なかった。
しかし、裁判終盤には、私も彼女の言い分を信じるようになっていた。彼女に心を絡め取られたようだ。
三人の男性も、それぞれ何らかの理由でよしえに心を絡め取られたのだろう。
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