「男はつらいぜ、いい夢を!」甘き人生 manamboさんの映画レビュー(感想・評価)
男はつらいぜ、いい夢を!
夜から朝に変わる時間に母が突然消え、亡くなったと聞かされた9歳のマッシモ。彼は愛する母の死を信じることができない。映画は、マッシモのその後の人生を、少年時代と30年後のジャーナリスト時代とを行ったり来たりしながら描く。中年の男性新聞読者からの、昔は愛していたけど今は殺したいほど憎らしい母親の悩み相談への、マッシモの「クソみたいな」泣かせる回答や、金持ち友達の母親や、恋人の叔母さんの色気と怖さ満点の演技など、濃い見どころ満載。
マッシモは、弔いができていない母の居場所を自分の心の中に見つけることができないのだね。鬼ごっこが終わって、マンマと一緒にいる場所を最後に見つけられたかな?
しかし、マッシモの人生はぜんぜん甘くないね!
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