劇場公開日 2021年11月26日

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「結局難しかった(ニワカの感想)」EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション Geso_de_Nyoroさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0結局難しかった(ニワカの感想)

2021年11月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

アニメ映画を鑑賞する趣味を持ってから恐らく初めての経験、鑑賞中に体調不良を起こしました。勿論決してこの作品が原因ではなく、単なる食あたり(後に分析の結果)です。そのため集中を欠いてしまい再鑑賞するかどうか迷っています。本来なら迷わないのですが、知らんがな的な話ですのでココはスルーしてください。

ただ、迷う原因は作品の〝出来〟にあります。このシリーズの今作はまたしても賛否真っ二つに分けそうです。自分は否定側に該当、簡単に言えば「これ(作品としての)エウレカ?」と言うのが率直な感想です。場面の既視感もさる事ながらエウレカコンテンツである必要性があまり感じられない内容でした。

まず、この作品はハイエボ1やANEMONEとの〝筋〟の連結は殆どないと思って正解でしょうか?
10年後の世界が舞台の様で、冒頭の激しいドンパチ戦闘、そしてかつての自分と同類の女の子アイリスを連れての逃避行、気合の入った富野風ロボバトル動画を展開する部分は見せ場の一つなのでしょう。
ただその後の内容は強引な抑揚が演出的にねじ込んである、少々クドさのある押し付けがましい観せ方で、ソコまで塗りつぶす必要性は疑問でした。しかも欧州を横断する規模的にこじんまりとした舞台で、ブキッチョなエウレカの性格?を反映した?のか、ご都合展開や、掛け合い・シーンの不自然さもチラホラ(例:砂浜に落ちてる小さな物体を拾い上げる時、あの手の動きは不自然)。
これまで同様何も説明されない(鑑賞者はエウレカファンに限る前提)ので一見さんには相当手厳しく、自分も Fate/GO 以上に最終的には置いてけを喰らいました。サスガにホームページなどで予習しとくべきだったと反省しています(但し鑑賞者に反省を促す内容になるのは如何なものかと…)。特にガールズユニットが出てくる辺りは‥‥

結果的に、自分が見たかったエウレカ(キャラとしても)ではなく、また成長後であってもこれまでのキャラの魅力がにじみ出てるかと思えばそうでもなさげ。やはり全体的に色が薄くどうでもいい印象を与えてしまってます。
あれ?そう言えばレントンは?と思ってたら最後にチラッとイイトコだけ持って行きました。

そんな訳で、ハイエボ1・ANEMONEと鑑賞してきて本作もまた、鑑賞後の印象薄が否めない結果となりました。もし自宅の近所で再上映の機会があればレイトで再鑑賞しても良いかな?くらい‥‥

Geso_de_Nyoro