「見たかったものはこれじゃないけどこれはこれで全然ありだしなんなら好き」EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション ななぱさんの映画レビュー(感想・評価)
見たかったものはこれじゃないけどこれはこれで全然ありだしなんなら好き
表面的なところで言えば
ロボ作画はすっかり珍しくなったフル手書きで素晴らしい
ガンダム、アクエリオン等の他のロボアニメ感はどうみてもわざとやってんだからパクりだ言うのは無粋
キャラの作画は良いところと酷いところが極端で残念
じゃあANEMONEのラストのレントンはなんだったんだとかそこでダイジェストはどうなのよとかストーリーに言いたいことはあるけれど大筋は好き
ループをやめて成長してやさぐれて強くなっても無理してて最後の最後にレントンにあいたかった感情が溢れてしまうエウレカとかたしかに大好物
と良いところも悪いところもたくさんある
こっからはEUREKAというかハイエボシリーズの感想になってしまうが
今まで見てきたエウレカセブンシリーズはループの中で生み出された一部
ハイエボ1はループさせている側の視点
ANEMONEはループの外側の出来事
EUREKAはループが終わった世界
とアニメではすっかりありきたりになったループものを新たな視点で描く構成はお見事
TVシリーズはレントンが主役のボーイ・ミーツ・ガール
ハイエボシリーズはエウレカが主役のガール・ミーツ・ボーイ・アゲイン
ミーツ〜アゲインなのかリユニオンなのかリゲインなのか知らんけど
レントンを失いFLOWのDAYSの歌詞そのものになってしまったエウレカがレントンと再会するまでの物語がハイエボシリーズなのならばレントンとエウレカが一緒にいれるのはラストシーンだけでいいのはわかる
でも私はレントンとエウレカがお互いの距離に悩んだりしながら一緒にいるTVシリーズが好きだったんよと自分の中でも賛否の感情のせめぎあい
最後に3部作とも主題歌が素晴らしいですね
主題歌が良いのはさすがエウレカセブン
そんな主題歌で評価1段階上がっている気がしないわけでもないが曲込みの雰囲気で押し切られるのもエウレカセブンだと思うの