「古いロボットアニメの様」EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)
古いロボットアニメの様
TV版エウレカセブン(50話)は未観でしたが、劇場版は友人と1本だけ見に行った事があったのですが、記憶に残っておらず。。。
「本作は別物!」という間違った情報? の元に、予習なしに本作を観に行ってしまった。。。。。
本作が始まってから、前回(1作目? 2作目?)を観ている時に、ストーリーが解らずに つい寝てしまって、一緒に観に行った友人につねられた事を思い出したのですが、時すでに遅し。。。
今作もストーリーが解らず、睡魔と戦い続けました。
本作の世界観を最後まで理解できなかったが、ストーリー展開でのカット変化も軽快で、テンポよく、
色数を絞った人物・建物・風景の作画は素晴らしかった。
しかし グフ&ドダイ(ガンダム)のようなロボットをはじめ、ロボット等のデザイン性がまったくなく、
ストーリーに対して、そもそもロボット兵器が登場させる必然性さえもまったくなく、不要。
単に おもちゃを作って売るための玩具メーカーの為の”仕掛け”でしかない。
そのほか、SF作品としての各種設定や斬新制や独自性もない。
本作にでてくる”宇宙エレベーター”に関してだが、
本作では地球とは太い金属パイプのような構造物でできているが、
重力に逆らって、地上からその様な長大な”バビルの塔”を創るのは非化学的で不可能。
実用化される場合は
地表からではなく 宇宙ステーションから地表に多少伸び縮みする強靭なケーブルワイヤーと
それに対するカウンターケーブルワイヤーを地球とは反対方向に伸ばす
5万~10万キロに及ぶ長大な長さのものになるだろうとされているが
例えアニメであっても、その辺の知識の元に作品を創って欲しかった。
その点ガンダムのコロニー等に対する理由付けに見習ってほしい。
”神風攻撃!”をする場面が多々あるのだが、
この映画を観れば、
現世1944年~45年時に行われた神風攻撃に志願した
英霊達の気持ちを少しは理解できるのだと思う。
エンディングは イデオン(劇場版 発動編)の方が哲学的に明快で好きです。