「エウレカっぽい何か」EUREKA 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション Daimonさんの映画レビュー(感想・評価)
エウレカっぽい何か
まず、本当に完全新規絵です。
それに関しては、やっと完全新作が出たということで星1です。
一応、TV版、AO、ポケット、ハイエボ1.2観てます。
感想を雑に書きます。
まあ、特報の時点であまり期待してなかったけどその期待もこえてこなかったなーという感じ。
・何を伝えたかったの?
全編通してメッセージを感じなかった。
エウレカとアイリスの絆を描きたかったのなら、下手過ぎる。2人ともそれぞれ個人の描写が少ない。
アイリスに至っては、スカブコーラルになったのかスカブコーラルから生まれたのかさえよくわからん。なんかよくわからんワガママ幼女スカブコーラルがなんかよく分からんうちに力をコントロールして、特に劇的な展開もないのにエウレカと親密になった。というのが率直の感想。
人型スカブコーラルの印象はテレビ序盤のエウレカなので、感情的なのも違和感。
愛がテーマだとしてもお粗末。
マッケンジー一家の過去描写は無く、序盤に登場したのみ。
ホランド、タルホも特に感動的な場面は無く、またハイエボ全体を通してどういった経緯なのかもわからないから感情移入しようもない。極めつけはホランドの特攻。
意味なくね?脱出出来たでしょ?俺の知ってるホランドはタルホと子供を残して死ぬような奴じゃない。
ホランド特攻からの、逆シャア アクシズショックのオマージュは興醒め。特攻するな、ミサイルを打て。
ビームス夫妻も似たような感じ。
なによりも失望したのは最後。なんでレントン出てきたの?勿論、レントンとエウレカが幸せになってくれることをなによりも望んでるけど、この2時間のエウレカの苦悩はなんだったのか。
(ノヴァクさんって、人間の尊厳?みたいなのに固執してた気がするから能力バカスカ使ってなんかも生き死にすることに違和感。)
・どうでも良いところの主張が強い点
エウレカ機はモビルスーツ、ニルヴァーシュはウルトラマン、ラブレス?はマクロス(メカニックデザインが一緒やからしょうがないけど)を雑に真似た印象を否めない。もっと洗練されてれば、オマージュとしてこちらも喜べたので残念極まりない。
あと、スポンサーか既存企業のロゴ出過ぎ。気が散る。ああいうのは、存在を消すくらいで丁度良いと思う。見つけた時の喜びにもつながる。
書いてたら止まらなくなってきたから、中途半端やけどこんな感じです。
超個人的には主題歌である「eureka」は挿入歌として流れ、エンドロールには「虹」、「sevenswell」のアレンジが流れたらそれだけで評価してたと思うので残念。これはただの個人の趣味趣向です。
間違った解釈もあると思うので、御自身で見てください。
サントラのジャケットは過去一で良いと思う!!!!