「エウレカセブンに寄せて」交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1 e-boxさんの映画レビュー(感想・評価)
エウレカセブンに寄せて
二度目の映画化。
一本目は、また異なるお話。
今回の映画化の前に、AOが作られた。
言われたのは、パラレルワールド的な
似て非なるお話。
個人的には、どちらも嫌いでないです。
では、本題。
「サマーオブラブ」を描く。
これが、今回の売りの如く
前宣伝が、されてた。
しかしながら、期待してたのは、
あの「交響詩篇エウレカセブン」のTVシリーズが
映画になる事。
いきなりの「サマーオブラブ」
いろんな感想はあろうけど、激しい戦闘。
そこに、世俗な呟きをするレントン登場!
そう、こんな世俗なサブカルチャーに侵された
世界からエウレカセブンは、始まるお話のはずなのだ。
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エウレカセブンは、ボーイミーツガールのお話。
家族のお話。そんな想いが強かった。
いきなりのビームス夫妻のエピソード。
TVシリーズでも、欠かすことのできないお話。
でも、メインじゃない。
エウレカセブンのお話は、エウレカが、
空から落ちてきたあの日から、
始まるお話だ。
エウレカと、レントンのお話だ。
監督は、二番煎じを嫌がり、作家性を出そうとする。
かつての、エヴァンゲリヲンの映画と同じ。
ダメなんだよなぁ。
ファンの為の映画の前に、
もっと一般に受け入れられる作品にしないと。
今回の、レントンは、まるで碇シンジの独白の如く
エウレカセブンらしさか、足りない。
正直、「サマーオブラブ」なんて、伝説のままで、
良かったし、描く必要はなかった。
逆に、アクセル爺さんや、ダイアン姉さんを
出してほしかった。
記録ビデオのように
画面に現れるキャプションにも辟易した。
早く、ゲッコー号のお話にして欲しい。
ハクチョウ号なんて脇役だ。
ぼやきになってきたので、この辺で。
それでも、次回も、見に行くと思う。