ポンチョに夜明けの風はらませてのレビュー・感想・評価
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【高校卒業を控えた3人の男が当てもなくカラフル過ぎるフロントガラス無きセルシオを走らせるハチャメチャ青春ロードムービー。未来が見えない中、おバカな事をすることで藻搔く若者達の姿は良かったかな。】
■男子高校生3人組の又八(太賀)、ジン(中村蒼)、ジャンボ(矢本悠馬)は、何となく毎日を過ごしていたが、卒業が迫ってきた。 そんななか、彼らは仲間の中田(染谷将太)と共に卒業式を乗っ取ってライブをする計画を立てる。 しかし3人は、ジャンボの父親の愛車セルシオを無断で借り、目的もなく走り出す。 ◆感想 ・太賀(今は仲野太賀)、矢本悠馬、染谷将太は、今や邦画若手俳優のトップクラスの存在になっているが、今作ではマダマダ若いな。 ・彼らが道中出会う、駆け出しのアイドル愛を演じた佐津川愛美や、風俗嬢マリアを演じた阿部純子なども魅力的ではあるが、この作品での立ち位置はあくまでサブキャラでハチャメチャな旅の要素にはなってはいるが、そこからの発展が無い。 ・卒業式でのライブシーンも結局、染谷将太演じる中田が一人で決行するが、阻止されるし又八が写真から勝手に父親だと思い込んだペルー人ミュージシャンに必死に会いに行くも実は父親でも何でもなかったとか、ストーリー展開が粗すぎる。 <今作の監督は、これ以降映画を公開していない。 面白みは感じるが、特に響くモノはなく、ロードムービースタイルを取っているがロードムービーの面白さは残念ながら余り感じられなかった作品。 但し、未来が見えない焦燥感の中、おバカな事をすることで藻搔く若者達の姿は良かったかな。>
ジャンボバナナ
卒業間近の高校生、又八とジンとジャンボの逃避行。 ヤンキーに喧嘩ふっかけたグラドル愛と、本番やろうとして店を終われた風俗嬢のマリアも加わり、高校最後の旅が始まる。 だらだら続く道中で巻き起こる事件の数々。 彼らの将来への不安かのように目的地もなく流されるままにただバカ騒ぎ。 男子のロマンを感じられる雰囲気勝負の一本。 とにかく男性キャストは愛おしいし、女性キャストは可愛いし。 ジャンボとマリアのところが1番好きだから、そのあとジャンボがマリアを適当にあしらってる感がちょっと… 最後の方ウトウトしてしまって、染谷くんの魅力爆発ラストがあんま記憶に残ってないのが残念。 こういうしょうもない感じの青春ロードムービー的なの大好きなので、また観直したいです。
青春ですね。
男三人の青春ものって多いなー。描きやすいんだろうけどね。そしてバカだなー。いいなー。ペルーの件はわかっててもうけたなー。染谷将太と最後まで絡まないのもいい。それでもさすがの素晴らしい存在感でした。女の子達は、女の子たちとはその後どうなるのかなー。
今「おとな」をやっている人たちに向けた青春ムービー
卒業式を間近に控えた男子高校生の又八、ジン、ジャンボの3人組。 将来への不安を漠然と抱えた中で高校生活最後の旅へ出る。 キャストの並びに期待しすぎた感は否めない。 ずぶずぶはまる人とどんどん気持ちが離れる人にわかれる作品かと。 私は後者でした。 読める展開にだらっと見える長回しシーンの歌。 狂ったアイドルは狂いきって見える女優にやってほしかった… と欲を言えばきりがなくなる一作。 ただ最近の高校生にはない、今の大人が懐かしさを感じるであろう学生感はこの作品を嫌いになれないポイントかも。 中村蒼くん目的での鑑賞でしたが染谷君にぐっと惹かれました。
20th Century Boys
成長を描くのではなく、シチュエーションを単に積み重ねていく作品なので、監督とギャグのセンスが近いと楽しめる映画なのかな、と思われます。
しかし、個人的にはまったく合わなく、面白いと感じる場面はほぼゼロでした。ヒロインが魅力的ならばそれだけで楽しめるのですが、愛が泰葉に見えてしまい、それも無理でした。
一方、カメラワークは独特で魅力あります。引きの画とかは北野武っぽさもあり、夕方〜夜のシーンは総じて美しいです。花火のシーンは特別印象に残りました。
もしかすると、廣原監督はギャグよりもリリカルな雰囲気の作品の方が合っているのかもしれません。
また、本作の全体を覆っているのがノスタルジックな雰囲気。
コンビニにいるオールドルスクールなヤンキーや、愛のオリジナル音源の古臭いハードコアっぽさ、セルシオっていうセンスとか、中田が歌う曲の青春パンク感とか、なぜか20世紀っぽいです。廣原監督は30代前半なので、もしかしたら彼が18くらいのころの空気感を再現したかったのかもしれない(自動的に再現されてしまったのかも)。
そういえば20世紀の終わりごろ、東京近郊の駅前ではペルー人の民族音楽系のバンドがストリートライブをよくやっておりました。
又八の母親がペドロからCD買ったのが多分16〜7年前。そのころは確かにペルー人バンドたくさんいたよなぁ、としみじみとノスタルジーに浸ってしまいました。
しかし、本当にこの20世紀末感はなんなのだろうか?映画に出てくるスマホに違和感を覚えます。
帰りにアーバンギャルドの平成死亡遊戯を聴きたくなりました。
太賀
156本目。 ベイスターズお疲れ様。 県民として、ありがとう。 はい横浜、初めての映画館。 観たい作品が上手い事、時間が被らず観賞できるなんてラッキー。 ゆとりですが・・・、観て気になってた役者さん。 今作でも期待通りで、どんな役でも違和感がないんだよな。 本当、自然体。 いい。役者さんだな。 作品自体はロードムービー的な感じで面白かったけど、何かあと一つ物足りなさを感じる。 でも観て損はなかった。
ダサ格好イイ!
卒業前に免許取るヤツ、居たよなぁ。 少し大人びて見えるんだけど、実際同い年の青くさい高校生。 そんな危うい年頃の気持ちを、免許取り立ての不慣れな運転技術にシンクロさせてセルシオは走り出す。 ロードムービーってどこをどう走ってるか分かるようにする事が多いけど、原作と違ってこの映画では場所の設定は特に無い。人生始まったばかりの高校生にどこ走ってるか聞く方が愚問てもんだ。 10年後、20年後の彼等はどこに向かったのか気になった。
青春は、ロケット花火
あの頃、あの時、あんなことがあったなぁ~と懐かしい思い出が戻ってきた。 大人になりたい?大人になれる? 未来のことなんて全然予測不能! ラスト、夜中に太賀のが演じた又八が車を運転する。何を思う? このままが良い。 人間は、一つの場所に漂ってはいられないもの。話の展開に 無理があるものの、『自分の懐かしき青春』を思い出してしまった。
3人のやんちゃぶりが良い
合格おめでとう!といきなり
ジン(中村蒼)にクラッカーでお祝いをする
又八(太賀)とジャンボ(矢本悠馬)
3人は卒業を間近に控える高校生
大学の合格発表を見に来ていたジンを
又八とジャンボが車で迎えに来たのだ
又八の運転する車に乗り込むジンとジャンボ
そこでジンが不合格を伝えると
驚く二人
そして車がなにかにぶつかる音
その車はジャンボのお父さんの車で
買ったばかりの車がへこんでいる
頭を抱えるジャンボ
普通 合格したかどうかを最初に聞くでしょ?と
突っ込みを入れたくなるが
こんな調子で あれや これやと
大騒ぎな笑えるストーリーが繰り広げられ
面白かったです
ジャンボの恋の悩みがキュンとしてしまった
風俗店でお店のお姉ちゃんにその話をするのだが
そのお話に涙が出てしまった
その話をした後・・・・
これ以上はネタバレになるので話しません!
他 又八の出生の秘密など どうなるのか
ハラハラしたりしました
それとジャンボの父ちゃんの車がどうなっていくのかも
見どころのひとつです
明日なんてどうでもいい 今が楽しければいい
この歌はとても良かった
明日はどうなるかはわからない
どんな 嫌な日になったとしても
今日を楽しい日にしましょう
私はそう思いました
全編3人の一生懸命なのだけれど どこかずれていて
可笑しくて 彼らと共に遊んだ気分です
この3人の演技もとても良かった!!
そうそう3人を待ち続ける中田演じる染谷将太も良かった
彼も3人と共にしていたら どんな話になったのでしょうか?
廣原暁という才能に惚れ惚れ
前作同様、カメラの動きが非常に魅力的。車や自転車が曲がるときに、追いかけてパンするフレーミングが忘れ難い。海辺・波打ち際や最後の車なんかは北野武的。ピクニックの反復も効果的にドラマを盛り上げる。
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