勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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女性版モテキ爆誕
江藤良香10月生まれB型雪国育ちひとりっ子彼氏なし(24年間)絶滅した動物が好き
2人の彼氏?の間で揺れ動くオタク系女子の大暴走をキュートに描いた2017年のダークホースラブコメディ。
快作で傑作!!笑
主人公の江藤良香が中学校の頃から10年間片思いし続けるイチと会社の同期で人生で初めて告白されたニの間でコミカルに、時に悲しげに大暴走する松岡茉優の魅力が爆発した作品!
あまり松岡茉優は映画では観たことなかったけども、時たま観るバラエティ番組で癖の強さが隠せていなかったり、ドラマでの演技力の高さには少し気になっていた。
それが今回基本早口で、目を合わせず、感性の合わない人にはとことん心を開かないオタク系女子を快演!
休日はクラブ系のピコピコミュージックをヘッドホンで大音量で聴き、絶滅した生物の化石を購入しては撫で回し、10年間片思いをし続ける中学の同級生のイチと脳内デートを繰り返してはニヤニヤバタバタしてる様子を冒頭5分垣間見せ、観客のおよそ7割を寂しい気持ちにさせる笑。食事のシーンの無音やめて!テレビつけて!笑
そんな彼女が人生で生まれて初めて告白され有頂天になる様が最高に笑えて楽しい笑。
街中の行きつけの店や場所で出会う馴染みの人々に告白されたことを自慢げに楽しげにバカらしく話す彼女は超面白い笑。
改札でSuicaをスパーンやってクルクル回りながら飛びながら駆けてくシーンがめっちゃ好き笑。後ろでグーサイン的なのやってる前野朋哉めっちゃツボ笑。
オタクの割には私服がオシャレでいろんなカッコしている姿が可愛い一方、親友の来留美に裏切られ会社に長期休みを申請する理由を
秒で思いつきこれなら勝てる!!!と絶叫するもアッサリ却下され、ファアアアアアックと絶叫する様が泣けるほどに笑える笑。
その彼女が夢中な中学時代の想い人のイチには北村匠海。全編にわたってイチが好きー!な話だが意外と出番が少ない。しかし影のある2枚目を言葉少なに演じ、衝撃的な一言でストーリーをカオスにさせて行く悪いやつ笑。
彼の一言がめちゃくちゃ刺さる。良香も少しコミカル気にダメージを負ったような演出だが10年越しの想い人からの一言がアレとなると立ち直れないクラスのダメージに違いない。
そして会社の同期で良香に想いを寄せるニこと渡辺大知。
このイチとニというわかりやすい名前と格差が凄い笑。
不器用でドンくさく、訳のわからないタイミングと決めポーズで良香に告白笑。
全くタイプじゃないと邪険に扱われても、決して諦めず中学の同窓会にまで参加しようとするギリアウトなストーカー並みの根性を見せつける笑。
こういうキャラクターが一歩身を引くと途端によく見える不思議笑。
自身がボーカルを務める黒猫チェルシーの「ベイビーユー」でも作品を盛り上げている。
個人的邦画の傑作「モテキ」の女性版のような笑えて泣けて楽しい作品。
とにかくキュートな松岡茉優を楽しんでもらいたい。
アンモナイトをなぞる手
松岡茉優が凄い、とても好きになりました。
痛い夢女、しかも絶滅種マニアでタモリ倶楽部はリアタイで観ているだなんて、好きにならないわけがない。
このはみ出し女子に共鳴してしまうとふるえっぱなしです。
相変わらず、渡辺大知は一番になり切れない男が似合うなあ。
周りを囲む個性派俳優達も最高でした。
不思議な世界観
なんていうか不思議な世界観、そして観る人によっては感じ方が180度違うような なんとも評価の難しい映画でした。個人的にはあまり共感出来なかったです。
ただみんなが言うように松岡茉優はこの役にドハマリ役だったと思います。身体を使っての感情の表現も上手ですが、なんと言っても表情での表現が上手くヨシカがその都度感じているだろう気持ちを表情1つだけで見事演じていたと思います。
ラブコメって言えるほどのコメディ要素はあまり無かったように思うけど時々思わぬとこから笑わせに来るんでそこは楽しかったです(笑
自分のイタさが愛しくなる
鑑賞後すぐ、絶対2回目を観に行こう。と強く心に誓いました。正直、そんなに期待はしていませんでした。でも最初のオープニングから「何?何?」って感じって感じでそこから約2時間、エンドロールまで中だるみ感全くない衝撃の映画でした。低予算で短い時間の中で作られた作品であろうと察しはつきます。が、たいそうな時間とお金をかけてもこの「自分のイタさが愛しい」なんて思わせてくれた映画、私は知りません。大九監督の絶妙な演出、編集、構成、キャスト力に拍手です。音楽も盛りすぎずよいです。個人的に渡辺大知くん、すばらしいです。再度チャンスがあれば3回目行きたいな♪
松岡茉優すごい!
おもしろかった。こじらせた女子をやらせたら松岡茉優はピカイチ。松岡茉優じゃなかったら、この映画は成立しなかっただろう。
ただ松岡茉優がかわいすぎて、モテない、空気のような存在というのが、すんなり入ってこなかった。
ナゲット割って父ちゃんとかタカハシさんにはピンときてなかったようだが
満員に近い人たちがおおよそ笑って鑑賞していたってことは、
多かれ少なかれ、共感できることや似たような経験があったということではないかと
主人公やその冴えない取り巻きは私たちの大半のかたまりなのではないかと
ってことは、これもやっぱり学校から連綿と続くヒエラルキーの問題の一部であって
逆に、上位集団にはあまり共感できないかもなぁ
相手を知るための映画
この映画、公式サイトでキャッチコピーやあらすじだけを読むと「エイプリルフールズ(2015)」ばりのクソ脚本が生んだクソしょーもない邦画のような印象を受けてしまうかもしれません。
違います。ラブコメというポップなジャンルにあてはめるには容量が大きすぎる、なんかもっと巨大で普遍的なコミュニケーションのドラマが描けていると思います。
しかも笑える。セリフがうまくて間と言い方も完璧。さすが元おはガールのお笑い担当とJCA出身のタッグです。
演出は一風変わってますが、原作の脳内べらべら系をうまく形にできていてウマいなぁ、あそこの衣装の工夫いいなぁ、大九監督すごいなぁ、だいくって読んでてごめんなさい、この人の作品全部見よ。とすっかりファンになりました。
それに加えてこの映画の面白いところは、私たちそれぞれが微妙に違ったいろんな感想を持てる、というところだと思います。主人公を筆頭にむちゃくちゃなキャラが出てきますが、人間がちゃんと描けているので観客が参加できるのです。
だから気になってる人の感受性をはかりたい人、よくわからない友達の本性を知りたい人、彼女を知りたい彼や彼を知りたい彼女、この映画おすすめです。これを見た後喫茶店で小一時間語り合えばいいのです。どのシーンに共感できたか、自己投影できたか、笑えたか、笑えなかったか、主人公がわがまますぎて終始イライラしてた、でもいいし、誰が一番キモかったかでも、湿っぽい男と女の話でもいいと思います。
きっと相手を知ることができます。
一人で見に行った私がいうことじゃありませんが。
観て良かった
上映してる映画館が少なくて、観に行くか迷ってたのだが、渋谷に行く用があったので観てきました。
松岡茉優のための役ですね。
他の若い女優さんでは誰ができるかな?
彼女はこの路線で頑張って欲しいです。
相変わらず可愛い子ですね。
やっと観れた。松岡茉優すげぇ。あっちじゃなくてこっちを選んで終わる...
やっと観れた。松岡茉優すげぇ。あっちじゃなくてこっちを選んで終わるのが今っぽい。一昔前の映画だったら最終的にあっちと結ばれて終わりそう。
勝手にふるえてろ
見て良かった。
二人のカップルが微笑ましい。
確かにいるよねこういう子。
自分勝手と言って仕舞えばそれまでだけど、
やっぱり自分中心で考えちゃう。心の声もやっぱ恋愛絡むと全部ダダ漏れみたいな。
痛い。
痛いけど確かに共感。
二の名前が最後にわかって良かった。
よく考えなくても、二にすればひどい話に入ってきてしまったもんだ。。
叶わない相手は美化されがち
ポスターを観た時には、頭空っぽで楽しめるラブコメって感じかな?なんて思ったのは大違い。ポスターで感じる印象より、だいぶ面白いです。騙されないでくれー!という感じ。
叶わない相手はどんどん美化されてしまい、好きになってくれる人のことを少し見下してしまうような感じ、、、身に覚えがあり過ぎます。それでもバカみたいに素直な感じが憎めなくて、広場や、玄関でのあの真っ直ぐな物言いに心打たれて、なんだか懐かしさもあり、気づくと涙。
東京にいると自分が透明人間のよう、っていう感覚もリアル。お互いを認めあうためにも恋愛はあるのかな。うーん、いろいろと考えられて面白かった。
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