勝手にふるえてろのレビュー・感想・評価
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松岡茉優と愉快な仲間たち♪
この映画は、松岡茉優あっての映画。ぎゅっと直球!のポスター&ちらし写真を見てから、これは観逃せないとそわそわしていた。監督は、松岡とはこれで3作目という大九明子。女性監督だから、という括りはしたくないが、主演と同性だからこそ、の強みは確かあると思う。演じ手と創り手、この2人ならではの化学反応が随所に光り、爆発し…最後はスカッと爽快な気分で席を立つことができた。
長男6歳は、「ストレイヤーズ・クロニクル」あたりから松岡茉優さんがお気に入り。そのくせ、「今日の映画に出ていたね」と教えても、ピンとこないと首をかしげることがある。作品ごとに、雰囲気がここまで異なる若手俳優さんはなかなかいない。今回、彼はかなり翻弄されており、隣で興味深くちら見させてもらった。
幸福と不幸、情熱と滑稽さは紙一重…という法則と、それに裏打ちされた若気の至り。映画や小説で語り尽くされたような題材を、松岡茉優演じるヨシカとその仲間たち?!が、ミュージカルシーンも織り交ぜながら、身体いっぱいで体現し、ぐいぐいと惹きつけられた。変わり者扱いされても自分に満足、日々は幸福…だったはずのヨシカの生活は、同僚「ニ」の出現で突然揺らぎ始める。キラキラしていたはずの隣人たちとの関係が、実は…というくだりは、現実を思えば当然と思いつつも、ため息をつかずにいられなかった。(駅員さん、バスの隣の席のおばさん、釣り好きのおじさん…と、こちらも魅力的・個性的な顔ぶれが揃っている。)だからこそ、ヨシカがおばさんに話しかけ、帽子を褒めるところは本当に心温まった。帽子、前から被ってたっけ? 気づかなかっただけ?見ようとしてなかっただけ?と反芻しながら、顏がやわやわとほころんだ。(ヨシカ、かわいい!)
迷走の末にたどり着く「ニ」との結末も言わずもがな。にんまり。幸せ。映画を観終えたあと、「一とニどっちが好き?」と愚問を投げ掛け、「もちろんニ!」「ニみたいな男の子になってね!」と私と友人に即答されて「ええー」と戸惑う6歳児。まだまだ青いな…と思う年の瀬に。じんわりと体温が上がる映画なので、公開時期通り冬向けながら、敢えて灼熱の真夏にも観てみたい。あわよくば、「ニ」演じる渡辺大知さん主演の「色即ぜねれいしょん」と二本立てで!
松岡茉優の撮影当時のベストパフォーマンスを引き出した大九明子監督に喝采を送る
記念すべき松岡茉優の初主演映画である。芥川賞作家・綿矢りさの小説を映画化したもので、恋愛経験皆無の主人公・ヨシカが2つの恋に悩み暴走しまくるさまを描いたコメディ。
メガホンをとった大九明子が、撮影時点での松岡のベストパフォーマンスを引き出すことに成功した意欲作でもある。役者にとって「初」の付くものは等しく1度しかやってこない。松岡にとって忘れられない初主演映画になったことは言うまでもないことだが、その後もアップデートを繰り返していることも忘れてはならない。
今後の出演作を楽しみにしながら、今作や原点ともいうべき「桐島、部活やめるってよ」を時おり思い出したかのように再鑑賞するのは非常に素敵な時間の使い方といえるのではないだろうか。
夢女子の生態をここまで観察した映画はなかった
自らの脳内の中の男子を愛するヨシカが、現実の恋愛に踏み出すまでを描くラブコメディ。
いわゆる「夢女子」を松岡茉優が熱演。池袋とかに行けばこういう人、たくさんいるよなあ、とリアルに思わせる松岡茉優の演技が絶妙。
脳内ではものすごく饒舌にしゃべるが、現実には圧倒的に口下手。脳内で肥大化した理想の王子様像と現実とのギャップに勝手に落ち込んだりする滑稽さを嫌味なく演じられるのは流石。ヘタな役者がやったら観ていられないだろう。
敢えて難点を挙げると、松岡茉優がこの役には美人すぎること。しゃべっている時は、いい感じに負のオーラを出すが、黙ったふとした瞬間にものすごい美人で、松岡本人の正のオーラが隠しきれていない。まあホリプロ製作の映画なので、メイクで少し不細工に、というのは許されなかったのかもしれない。
ただ、彼女レベルの演技力がなければこの役が務まらないのも確かで、その意味でこのキャスティングは大正解。芸人出身の監督のセンスもグッド。
松岡茉優という才能を愛でる映画
ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』を観て以来、マニアックな役、あるいはマニアックな方向にこじらせていく役が合う女優という認識があった松岡茉優。またとないハマリ役で映画初主演を果たしたと思う。彼女の達者で軽妙な演技はもちろん、一見凡庸に思える身体から発散される一種独特の滑稽さもキャラクター造形に活かされている。
ずっとコミカルな調子で進むのかと思いきや、暗転後のギャップにまた驚かされる。さすがは綿矢りさの原作、したたかな企みがあるということか。前半の浮かれ調子があるからこそ、松岡の悲痛な泣き声が胸に一層突き刺さる。大九明子監督による、妄想と現実が地続きになった演出も巧み。編集がもっとキビキビしていればなおよかった。
恋ってむずい
とある芸人が勧めているのを見てプライムビデオで視聴。
夢みがちなOLのヨシエが自分の恋に翻弄するお話。
自分がそうだと思っていたことも、当事者からすれば全く違く、むしろ自分に不都合なことはよくある。
恋愛もそうである。人気者で、みんなからいじられキャラだと思っていた人も、実際はいじめられっ子であったということもある。
この映画は自分の理想と現実のギャップにある一つの答えを見せてくれるような映画だと私は感じた。
松岡茉優の演技にも注目して見てもらいたい。
絶滅危惧種が好きな主人公が本当に独特で面白い。 原作が大好きで、映...
絶滅危惧種が好きな主人公が本当に独特で面白い。
原作が大好きで、映画があると知り映画を見た。原作を見てから見ると少し物足りなさを感じたりもした。主人公の世界観が独特。視野見、とか、結構好き。一やニとあだ名が斬新なところとかも(笑)ニは原作から想像していたイメージと違かったんだけど、なんかとてもハマってた。渡辺大知はあほっぽい役がすごく似合う。クラブで筋トレの話や反復横跳びするなにこいつ感がすき。一の北村拓海も、松岡茉優も役にぴったりでした!!
絶滅危惧種に興味はないけど、絶滅危惧種調べるの楽しそうだな~と思いながら見てた。独特の主人公だけど、共感できる部分があるんよね。
綿矢りさ原作の映画を続けて見てみたのだが、 主人公の心の揺れ幅が大きくて、 見ている自分の心も大きく揺れている気がした。 綿矢りさ原作の他の映画も見てみたい。
動画配信で映画「勝手にふるえてろ」を見た。
2017年製作/117分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2017年12月23日
松岡茉優
渡辺大知
北村匠海
石橋杏奈
趣里
前野朋哉
古舘寛治
片桐はいり
綿矢りさ原作
ヨシカは花火の会社で経理をやっている。
博物館から払い下げのアンモナイトの化石を購入したりするオタク女である。
ヨシカは中学生時代から一宮(北村匠海)を一方的に思い続けている。
脳内で一宮との恋愛を楽しんでいる。
ヨシカは実際の恋愛経験は一度もない。
ヨシカは同期入社の霧島から交際を申し込まれる。
生まれて初めて男性から告白されたことにヨシカは歓喜した。
しかし一宮への思いと、
特に好意を持っているわけではない、
言動がややウザい霧島との間で心が揺れている。
自分が主催した同窓会で一宮と再会したヨシカだが、
一宮が自分の名前さえ知らないことに大きなショックを受ける。
ヨシカは同じ経理課の来留美が、霧島に対してヨシカとの恋愛についていろいろと
(ヨシカは交際経験が無いこと等)助言していたことを知り憤慨する。
自分が処女であることが会社中に知れ渡ってしまったと思い、
自暴自棄になったヨシカは、妊娠したと嘘をつき、
会社から産休を取得しようとするが、
産休が許可されなかったことから退職する。
ヨシカの自宅に霧島が訪ねてくる。
そこでの会話がこの映画のハイライトだろうか。
綿矢りさ原作の映画を続けて見てみたのだが、
主人公の心の揺れ幅が大きくて、
見ている自分の心も大きく揺れている気がした。
綿矢りさ原作の他の映画も見てみたい。
インストール(2004)
勝手にふるえてろ(2017)
夢を与える(2020)
私をくいとめて(2020)
ひらいて(2021)
満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。
この作品は流石
芥川賞作家の小説を映像化した作品のようだ。
この作品は解釈することは難しい。
一人の女性江藤良香の頭の中のおしゃべりを映像化しているが、そこに介入する「現実」
その現実に勝手な解釈を頭の中でし続けている。
その様子をミュージカルのように表現している。
良香の頭には、彼女が「イチ」と呼ぶ同級生一宮を勝手に幻想化した人物がいる。
イチは彼女にとっての王子であり恋人であり理想だ。
また良香は「二」と呼ぶ彼女本来の本能でもあり、普段会社などで表現している自分がいる。
「二」は絶えず攻撃的で他人を批判するのが得意だ。
そんな中でも同僚のクルミとは気兼ねなく話すことができる。
10年前に一宮を知ったときから良香は恋をしたが、現実よりも「イチ」を肥大化させて生きてきた。
さて、
良香にとって霧島は「二」なのだ。
絶対的存在のイチである一宮に対する「二」なのだろう。
「二」から告白された時、ミュージカルが始まった。生まれて初めて告白された。
しかし、
どうしても「二」でしかない霧島だが、何度かデートを重ねていくうちに「違和感のない」存在になる。
「好きでも嫌いでもないけど、違和感がないことは大切なこと」
一宮とは趣味もおしゃべりも合うが、私「江藤良香」という名前すら憶えていなかった。
10年間思い続けていた相手は、私名前さえ覚えていなかった。
「あ~~~~~~~~~~~」
この現実に毎日の幻想のすべてが崩れ去っていった。
バスで会うおばさんも釣りのおじさんも、バーガー店の金髪の店員も全部、誰一人私は名前を知らない。
聞いたこともないし実際話したことさえないから。
彼らは皆「私のことなど見えてない」
「私は、絶滅すべきでしょうか?」
この現実に対し「二」は、「好き」と言った。
でも良香にはどうしても許せないことがあることを知った。
「一度も男と付き合ったことがない」
クルミと「二」が密かにしていた会話がどうしても許せない。
頭の中のおしゃべり本能が止まらなくなる。
頭の中のおしゃべりが強大化する。
会社の皆が笑いものにする声が聞こえてくる。
「アイツ処女だってよ」
しばらく休む手段として考え付いた最強の「理由」
「産休届け」
頭の中の暴走の極致 「普通」であればだれも考えつかないこと
それを当たり前のようにフレディに提出
「却下だ」
「へっ!?」
この恐ろしさ 自分が何をしているのかわからなくなってしまう怖さ
勝手に現実を思い描き、その幻想に苦しむ まさに自作自演
エゴの正体
誰もが少なからずしてしまっていること
この正体についてこのようなタッチで描くのはすごい。
しかし、
良香が霧島にキスする瞬間、「勝手にふるえていろ」と言った。
この瞬間の彼女の心理が読めない。
このセリフは良香が自分の「二」に対して言った言葉だったのではないだろうか?
彼女はいつも寝る前に広げた両足をひとつにくっつける。
それが「イチ」の夢を見る秘訣
普段の「二」から「イチ」の幻想を見る手段
しかし、「イチ」は消えてしまった。もうイチの夢は見ることができないのかもしれない。
幻想は現実によって打ち砕かれたのだ。
良香は会社でのドタバタ劇からずっと「二」から電話が来ることを望んでいた。
しかし、あんなことを言ってしまった。
恐る恐る電話を掛けてみるが「着信拒否」されていた。
初めて自分の気持ちがどこにあったのか理解した。
偽名で会社に電話し、彼を呼ぶ。
概ね半部イカれている彼女の思考だからそんなこともできたのだろう。
彼女はまともじゃない。
しかし霧島は訪ねてきた。
胸につけられた赤い付箋
霧島にとってその印は大きな有効打になったのだろう。
彼女の言葉と本心は裏腹だということがよくわかったのだろう。
だから恐れることなく本音を言って、大げんかできたのだろう。
そんな彼女のすべてを受け入れられるのだろう。
良香の本能 それは本心ではない 単なる反応だ
その反応に「好きだ」と答える霧島に、良香はもう何も言えなくなってしまう。
いつも誰かの反応に震えて生きてきた自分
他人の評価に対する恐怖
その前に自分が他人を評価することでマウント状態を確保する
いつも聞こえてくる他人の声 幻聴 それに反応して勝手に自分の優位性を確保する今までの自分。
霧島の瞳に映る自分 「二」 エゴ
そのエゴに対し「勝手にふるえてろ」
私は私の現実の人生を端然と生きることにした。
誰もが持つ頭の中のおしゃべり
そこからの脱出をコミカルに、ミュージカル風に表現しながら描いている。
さすが芥川賞作家の作品だ。
素晴らしかった。
こじらせ女子過ぎるww
<あらすじ>
恋愛経験ゼロで10年間片思い中の24歳OL・ヨシカが
脳内と現実の二人の彼氏?の間でもがく妄想ラブコメディ。
■松岡茉優さんが可愛い♥
私、この女優さん大好きです。好きになったのは『ちはやふる』がきっかけですね。
この映画では結構ぶっ飛んでる主人公を見事に演じきっています。
■好きな人を王子様にしてしまうのは共感
女の子って片思い㊥だと意中の相手の事を、理想の男性に仕立て上げてしまいますw
だから付き合ってから理想と違うとめっちゃガッカリしますw
■捉え方次第では、ただの自己中。
狭い世界で生きてきた、かなり自己中心的な女子って感じで
情緒不安定が爆発しすぎてて私だったら友達になれないかな。。
特に『二』に対しての冷たすぎる態度は正直腹が立った。
■いきなりミュージカル
こういう展開はあまり好きではないw
痛々しいヨシカだからこそ、まぁ見れたほうだけど。。
■一応ハッピーエンドなんだけど・・
ものすご~~く前途多難な感じするけどなぁ(;^ω^)
■タイトルは西野カナから
西野カナ「会いたくて会いたくて震える~♬」・・から着想得たそうです。
それ知ったら最後のセリフも、色々と捉えられて面白いですね。
■私にはやっぱり理解できないな。
なんでそこでブチ切れる?!なんでそんなに凹む?!
こじらせ女子の思考回路には理解に苦しみます。
私だったら片思いの相手に名前を覚えてもらえなかったくらいで絶望的にならないし、
これから自分の事を知ってもらって仲良くなろうと努力する。
それに『二』に対しても気持ち悪い男なんて全然思わない。
■万人向けではない『こじらせ女子』向けな映画
この映画、わりと評価高いので、期待して観ましたが
私にはあまり刺さらなかったですね。
松岡茉優ではない。渡辺大知
を、絶賛するべきなのだ。
抜群に絶妙な気持ち悪さを醸しだしているのだ。
この映画に、特別感があるのだとしたら、ナイス怪演の渡辺大知と
絶妙な下手さの松岡茉優との
ハーモニーだと思う。
面白いけど、ちとやりすぎな気はしました。
勝手に”視野見”してみた結果
この映画を“視野見”で視聴を試みたら、とても面白かった。
超絶美女の松岡茉優さんが、美女じゃない人の役を演じているから違和感がある。
これは視聴者である自分の問題だ。あんまり顔を直視しなきゃ解決するのではないだろうか、と思い視野見することにした。
今作は顔ばかり見る映画ではないと思うのだけど、背景とか構成や脚本や空気感を味わおうとして顔に注目しすぎないようにしているのに、だからなおさらなのか登場人物達の喜怒哀楽の表情が面白いのだ。
釣りシーンでのトイレ発言でグッと心をつかまれたり。
ミュージカルになったり。
最後まで視野見を貫けなかった。
きちんと見たくなるほどの魅力があり
一喜一憂できる楽しい映画。
物凄い純文学作品
綿谷りさ の 蹴りたい背中 が 比喩じゃなくて まじで蹴りたい背中っていう話だったのに、読んでもないオヤジが勘違いしてスピーチで引用してて そいつは娘の学校のPTAの会長だったんだけれど、こうやって信用出来ないオトナって判別できるよなーと思った20年以上前を思い出す。
というような書き出しでレビューしたくなる作品。
松岡茉優の強烈な演技の話は みんながこれでもかというほどしてる(それだけ圧巻という事)から、周りの役者さんについて。
出だしで 今は朝ドラヒロインにまでなってしまった趣里さんがかなり印象的な出立ちで登場。
この頃はきっとみんな 彼女が水谷豊と伊藤蘭の娘とは認識してなかった感ある。
私は この人と古川琴音がキャラ被りだなあと思ってた頃だった気がする。
柳俊太郎は 夜中の連ドラの うどん屋の話(トーキョー製麺所)に出てたのが印象的でそれ以来の認識。今は どうする家康にも出てる役者さん。
松岡茉優の相手としての
北村匠海の方じゃなく渡辺大地が 今まで見た中で最高に良かった。
古舘寛治の釣りおじさんのところからやっとネタバレになって行くわけだけれど そういう演出が見事過ぎて脱帽。
この原作をこんなに上手く映画作品化するって凄いなー。
松岡茉優の名演技‼️❓
テレビの録画。
原作が名作で、これを映像化できるか危うんでいた。
拗らせ女子を、原作以上に演じた松岡茉優は名女優です。
彼女の演技は、万引家族や劇場で凄いと感じていたが、さすが。
演出も他のキャストも良かった、ありがとうございました😊
松岡茉優劇場
こじらせ女子をこうも上手く演じられるのは松岡茉優ならでは。
渡辺大知も大概、こじらせ男子が上手いし、こじらせカップルをダラダラ眺めるのは意外と楽しい。
北村匠海も出てきて何気に今観ると豪華でした。
松岡茉優がタイトルコールをした後、渡辺大知が歌うエンディングの曲がジャン!と始まってとってもPOPなのがこれまでの2人のモヤモヤを晴らしてくれるようだ。
アジア人はもともと銃社会じゃない
からガンアクションでは欧米にまける、アジア人はもともとスーツ着てなかったから、スーツも似合わない(あ、それは映画と関係ないか)、アジア人は小さいからアクション真似してもダイナミックさで欧米にまける、予算でもまける、小さい体を活かした素早いアクションはカンフーだが、他のアジア諸国にその場を先越された、だから日本はこういうので平和に勝負していこう。まる
ウィ・ウィル・ロック・ユーを映像化した作品
恋愛経験無しの女性を恋愛経験有りの方が面白可笑しく描いた感が強く、主人公 松岡茉優の好演も脚本のせいで潰されている。
場所もシチュエーションも変えてはいるが台本が同じなので短編集の様。ボケとオチが存在する一人芝居。
笑いをシリアスにしているのか?
恋愛小説を笑劇しているのか?
監督さんのやりたかった事は何となく判るが優等生すぎました。
松岡茉優を知るための映画
甘酸っぱい内気女性の恋愛ストーリー。
過去の片思いをずっと妄想しつづけ、
現実に目を向けてこなかった主人公の物語。
大人に向けた内容で、こういう感情を
抱いて大人になった女性は共感できるんじゃないでしょうか。
1人語りに周りが乗っかる演出が後半に種明かしされる
工程は面白い。現実を突きつけられる見せ方がよくできている。
彼のことを一番理解している、わかっている自分に対して
肯定的、善意に思っていてくれていると勘違いし
相手との温度差を感じ打ちのめされる。
現実に目を向け、等身大の自分を理解し、受け入れてくれる存在。
被害妄想に明け暮れる。
最後のやりとりで、主人公の決め手になった
部分がよくわからず、女性なら共感できるのかな?
最後の勝手にふるえてろの意味が、
過去のくすぶっていた自分に対して
言っていたのか、この映画を見ている
(原作があるので読んでいる読者)
に向けて、殻を破ってみろと
訴えているのか。
松岡茉優の演技が素晴らしい。
ヨシカ(松岡茉優)の演技が全ての映画。
ときたま朝日奈央にみえる。
夏帆か能年玲奈、小芝風花が
演じてみても面白いかも。
終始見惚れてしまう
こじらせ女子を中心とした、サブカル系青春偶像劇。
松岡茉優の振り切った芝居に、終始見惚れてしまう。
クルクルと変わる表情もだが、何より台詞回しが魅力的だった。
渡辺大知はまぁうざいのだが味わいがありますね。
エンドロール観ていて思うのが、チェルシーもうやらないのかな?ちょっと勿体無いですね。
妄想と現実がそのまま繋がっている演出も面白いし、テンポも爽快だった。
それとやはり、松岡茉優をこれ以上ないくらい引き上げた監督の手腕でしょうね。
最後まで一気に引っ張っていく、とても面白い作品でした。
タイトルはアンチテーゼ?
「夢女子」というのか、「こじらせ女子」というのか…。
でも現実にいらっしゃるように思います。ヨシカのような若い女性は。
すっかり自分の世界に入り込んじゃっていて、そこから出ようとしない…。
個人的には、あまり関係性を築きたくないタイプの人ですね。評論子には。
それが「絶滅危惧種」かどうかは分かりませんが、そういう女性に対する監督からのアンチテーゼが本作のタイトルになっていると言ったら、それは言い過ぎでしょうか。
あくまでも、評論子の独断と偏見ではありますけれども。
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