「最後まで見たら★3かな」勝手にふるえてろ 鯨さんの映画レビュー(感想・評価)
最後まで見たら★3かな
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冒頭からしばらく、ヨシカの妄想とも現実ともつかない世界が進んでいく。
(前半は松岡茉優の無駄遣い感と、ミュージカルテイストが突然挟まってきて、心が折れそうになる)
ヨシカの10年越しの好きな人、イチには
死ぬ前に本気出してあの手この手で関わろうとして、完全にイタイ人に。
『あの時友達になりたかった』
『…誰だっけ?』…
10年前の出来事を大事に思っていたのはヨシカだけで、名前すら覚えられていない。
対してヨシカに猛烈にアタックしてくる二には全く興味がなくて相手にしてないヨシカ。
ヨシカが感じる、二のイタさは
イチが感じるヨシカのイタさだけれど、
目の前のイチにまっすぐで同じ設定だと気づかないのか、
二に対するヨシカの態度がそのままイチのヨシカに対する反応なのだ。
引っ込みがつかなくなって嘘をついたのに、やっぱり誰かに求められたいと思う気持ちは、
普段クールに毒舌吐くヨシカの素直さで、純粋にかわいい。
二を演じた渡辺大知のキャラクターがとてもイタくてばかげていて、最後の最後の手の動きがとても愛おしくてよかった
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