劇場公開日 2019年1月11日

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喜望峰の風に乗せてのレビュー・感想・評価

全38件中、21~38件目を表示

0.5何故映画化されたのか

2019年2月20日
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Check-in作品=僕のオススメ映画 デス

3.5コリンの演技力が見応えあり

2019年1月26日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

イギリスで有名な単独無寄港世界一周のヨットレースに挑んだ男の物語。ヨットレースの世界では素人の主人公が、果敢にもヨットレースに挑戦するのですが…耐え難い孤独と困難に主人公が自分自身を見失っていく様が描かれています、そして、ラストの決断…なんとも悲しい結末。この作品は何と言っても、コリンの演技力が素晴らしい作品、そこが見応えありの作品でした。

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トムのり

3.5行くも地獄、戻るも地獄

2019年1月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

映画雑誌・映画秘宝の読者プレゼントで当選したムビチケで、大津アレックスシネマにて、本作品を父親と一緒に鑑賞。

率直な感想と致しましては、
『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督による、英国が誇る名優コリン・ファース主演の過酷なヨットレースに挑んだ男の実話を基にした作品と言うこと以外には、特に事前の予備知識もなく、この映画のポスターと邦題から、希望に満ち溢れた美談の映画だと期待して鑑賞に臨みましたが、その予想に反して、とてもとても切なく哀しい悲劇的な映画でした。

このレースでの出来事は、鑑賞後に知ったのですが、欧米諸国で半世紀に亘り映像化や舞台化が繰り返されてきた有名なお話らしいのですが、日本ではあまり知られていないらしく、当然、私も初めて知った内容でしたので、邦題の爽快な言葉を鵜呑みにしていたので、鑑賞の際には、そのギャップの落差にかなり驚かされました。

ですので、「単独無寄港世界一周ヨットレース」に挑戦をした人物の実話と聞けば、成功者のスリリングな冒険譚をついつい期待してしまいますが、このお話の場合は全く違いました。

名だたる熟練ヨットマン達に混じり、船舶用測定器を発明した起業家でアマチュアセーラーである主人公ドナルド・クローハースト(コリン・ファース)も無謀ながらもこの単独無寄港世界一周ヨットレースの「ゴールデン・グローヴ・レース」への参加を表明。
仮に、優勝すれば、業績不振な自社製品の宣伝にもなり、愛する妻子4人の家族にも多額の賞金と名誉を贈れるといった、まさに一石二鳥ならぬ三鳥にもなる千載一遇のチャンスとの思いからでした。

彼自身に対する大いなる過信もあったでしょうが、何よりも、彼の周囲のロドニー・ホールワース記者(デビッド・シューリス)や協賛したBBC放送をはじめとしたマスコミ関係者など各人の思惑も交錯する中、無謀にも、自ら設計したヨットは未完成の準備不足のまま船出をせざるを得なかったのでした。

そして、ドナルド・クローハーストのその葛藤と焦燥から、経済的な破綻と恥辱を恐れるあまりに、為してはいけない過ちを犯し、キリキリと精神的に追い詰められていき、誰しもが心の奥底に秘めていそうな弱さや愚かさ、そして、それらから生まれてくる狂気の沙汰を、まざまざと見せつけられるのでした。

簡潔に言えば、悲劇的な事件を描いたとても陰鬱な映画とも言えるでしょう。

ドナルド・クローハーストなる人物は、このヨットレースにおいては、さぞや卑怯な人物だったのかも知れません。
しかし、この様な出来事をしでかした、そんな人物だからこそ、あの英国の国民的俳優コリン・ファースの様な、愛らしい人懐っこい笑顔が似合う俳優が演じるとなると、あたかも無謀な挑戦も愚かな嘘さえも、すべて彼なりの差し迫った理由があったからだと素直に納得させられてしまいました。

それに、洋上での相次ぐトラブルや悪天候、船酔い、そして大海に中に浮かびながら、それに反比例するかの如く、狭苦しいキャビンに身を置き、永遠かにも思える孤独感などとの闘いなど彼の置かれた境遇にも同情的にもなり、自分にも同じような驕りや弱さがあるのではないかと自問自答させられるのでした。

今回の『喜望峰の風に乗せて』という邦題に対して、この映画の原題「THE MERCY」の方が何とも辛くその哀しさをより端的に表していました。
字幕では、これを「救い」と訳していましたが、この言葉には「慈悲」という宗教的な意味合いも含んでいるらしいのですが、主人公ドナルド・クローハーストの身勝手とも言える逃避行動を、この「THE MERCY」という言葉で済ませたい気持ちは分からないでもない。
しかしながら、この一連の行為に対し「救い」や「慈悲」などの念などと呼ぶべきではなかろうとも思われてならないのです。

経済的な破綻や恥辱を乗り越えるだけの僅かな勇気さえあれば、神様には、彼に全く異なる救いの手のご計画があったはずだと思いたい。
しかし、否が応でも、その最終的決断からも、ドナルド・クローハーストには罪や咎から解放される事を確信しての行為なのかと思えば、「救い」でもあり「慈悲」でもあるのかと、思い悩まされました。

この映画の巷間での評判や評価も事前に特段の知識も何も知らずに、『博士と彼女のセオリー』のジェームズ・マーシュ監督と英国が誇る名優コリン・ファース主演の映画ならば是非とも鑑賞したいと思い、映画雑誌・映画秘宝の読者プレゼントのムビチケに応募したところ、見事に当選し、今回、琵琶湖の浜大津港の傍に位置する、大津アレックスシネマまで、鑑賞に臨みました。

私的な評価と致しましては、
成功譚ではなく、また後味が悪い陰鬱な作品と言うことから、映画の好みからすれば、賛否はかなり分かれるでしょうけれど、私は観て良かったでした。

コリン・ファース演じる主人公ドナルド・クローハーストが逃げ場のない状況下で狂気に満ちていく様子や、当然の事ながらも、セーリングに伴うトラブルの改善をするべく、マストの支柱によじ登るなどセーリングの基礎を習得した上で、見事に演じ切っている点には感心させられましたし、彼独特のチャーミングな顔付きには、いつもながら惹き付けられるものがありました。

また、妻クレア・クローハースト役のレイチェル・ワイズや、ロドニー・ホールワース記者役のデヴィッド・シューリスなども実に好演していた点。

そして、昨年(2018年)2月に惜しくも死去されたヨハン・ヨハンソンの最期の映画音楽の3作品のうちの一つとして、エンディングロールで流れる優しく響く調べがたまらなく切なく、心に染み入った点も良かったです。

ただ、彼の置かれた境遇がどうであれ、愛する者が待っているにも拘わらず、彼の採った最終的な決断については、私には、どうしても合点が行かず共感し辛い事から、五つ星評価的には★★★☆(70点)の三つ星半の評価とさせて頂きました次第です。

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HALU

2.5コリンファースで勘違い。

2019年1月23日
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風格のある話かと思いきや…予想外な実話でした。
見栄っ張りで優柔不断な男の末路、にしか見えなかったんだけど。もっと自分の弱さを出せば良かったのに。

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peanuts

3.5逃れられない状況に置かれた男の切ない決断

2019年1月22日
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これは間違いなくいい作品だ。しかし切ない。最近観た作品の中で一番落とされた気がする。

ヨットによる無寄港の世界一周レースに挑むドナルド。棄権すれば会社と家を失ってしまう。不完全な状態での船出から、とんでもない悲劇を予感しつつ、観る我々も決して逃れることができない。

コリン・ファースの存在感は言わずもがな、久々にレイチェル・ワイズが強い印象を残した。愛する夫を見送る彼女の涙が忘れられない。

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エロくそチキン

4.0伝記モノは難しですね

2019年1月20日
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知的

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marochan

5.0心に残る映画です

2019年1月17日
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泣ける

悲しい

実話に基づいて描かれているので内容はとても重いものです。心に残る良質な映画です。コリンファースがまるでドナルド本人のように見えました。この映画への思い入れの深さを感じました。

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youko

3.5残念な結末ですね

2019年1月15日
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ごっとん

4.0理解できなくても、許せるか

2019年1月14日
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ハクタカ

2.5喜望峰?

2019年1月14日
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喜望峰関係無いじゃん

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cocky6974

3.0予想外な展開。

2019年1月14日
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事実に基づいた映画と言う事ですが意外な結末に後味が悪すぎでした。
ヨットマンの冒険映画と思ってましたが予想外のストーリーが逆に良かったのかも。
だから映画って面白いんですよね。
自分の会社と全財産を賭けた世界一周のヨットレース。だからあんな結末なのか?
孤独なヨットレースだからあんな結末なのか?

唯一救われたのはコリン・ファースの奥さんがとてもしっかりしていた事( ´∀`)

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イゲ

1.5自壊

2019年1月13日
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Bacchus

3.0孤独

2019年1月13日
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主に1人

1.0脚本かも?

2019年1月13日
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この映画を観て、すんなり流れが理解できる観客っているのか?実話の基づいての映画化なら、なおさら必要なストーリー展開。去年、密林さん関連の映画を何本か見ましたが感動した「映画作品」は無かった気がする。
才能?の一言で良いのか?と疑問も残るが…
俳優の力量を問うより先に、脚本とか監督とかが問題かも?
お金を出してまで?って気がします。

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moviesmusicmyl1

2.0選択

2019年1月13日
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10本目。
夢、ロマン、艱難辛苦を乗り越え彼が手にしたものは、とタイトルを見て思ってた。
でもまぁ途中から、それは打ち砕かれる訳で。
環境が彼を変えてしまったとは思うけど、男として守るべきものは何かと思ってしまう。
俺ならどっち?

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ひで

3.5ネクタイを外しても気品漂うコリン・ファース

2019年1月12日
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個人評価:3.7
コリン・ファースがネクタイを取り、大海原の冒険へ向かう。ぼろぼろなシャツと乱れた髪でも気品が漂うのはコリン・ファースの素敵なところ。
実話とおりの結末で、なんとも悲しみだけが後味に残る。彼はいったい何を守りたかったのだろう。何をしたかったんだろう。
海の上で闘っていたのは自然とではなく、マスコミや財産や、そして自身が生み出した闇との葛藤。
最後の決断ではたして家族は守れたのだろうか。
映画としては、何故、主人公がこの航海に駆りたたれ、また最後の決断をする程、守りたいもの。無事に帰り家族と対面する事以上に譲れないもの。それが今ひとつ伝わってこなかった。
海の上で死を呼び込んだのは、自然ではなく人間のさが。
どうしてっ!と口の中にいやな味が広がっていく。

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カメ

4.0孤独な航海記

2019年1月11日
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せつこん

5.0隠れた名作

2019年1月9日
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悲しい

決して幸せな映画ではありません。でも素晴らしいです。

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フェネック