「自壊」喜望峰の風に乗せて Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
自壊
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1968年にイギリス発で行われた世界初のヨットでの単独無寄港世界一周レースに参加した男の話。
基になった出来事は知らず、測位機器の製造販売業者を営むヨットのアマチュアが世界一周レースに挑むという始まりで、「ナヴィケーター」の宣伝や売名が目的ながら偉業をなし遂げた話かと思ったら…嘘を流したこと以外は良い人だし、家族への愛情も強く持っているし、嘘に対する葛藤や苦悩があったみたいな描き方がされているけれど、本当のところはわからないっていうね。
自分には、ただの調子ノリの男が根拠の無い自信で大見栄をはったけど、謝ったり一から出直す勇気がなく出航したらやっぱり上手く行かず。冷たい目に晒される根性もなくて逃げきった哀しい話か残念な話としかみられず。
上手いこと波乱万丈の冒険譚風にみせていてストーリー展開は面白かったけど、事実だから仕方ないとはいえラストががっかりで締まらなかった。
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