「仲間の大切さ」5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生 fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
仲間の大切さ
目に障がいのある主人公の話。
闘病物?と気後れしながら見ましたが。
「目の病気なんかで夢をあきらめたくない」。
障がいの話を打ち明けて応募しても、書類選考ではねられる。
ならば隠したままで応募するって、前向きな主人公。
同期見習いのチャラ男。主人公が助けたことが縁で、お互いを補うバディになっていく様がいい。
研修の中で出会うホテルの人たちが、主人公の目の事を知り、アドバイスしていく。それは主人公の勉強熱心さを知っているから。
うまくいかないことが、どんどん出てくるのが試練。
それを乗り切ることができるのか、後半ハラハラ。
サービス業って、臨機応変さが求められる。事前に勉強したことがそのまま使えるとは限らないもんね。
恋人や家族とも、ホテルの見習いが難しくなるのと一緒に、悪化していくのも。
何をやっても上手くいかないもどかしさが、漂ってました。
だけど。
全編にわたって軽快な音楽が使われていて。主人公の「やったるでー」な意気込みを彩ってました(知らない曲ばかりだけど)。
「急ぐならひとりで行け、遠くへ行くなら仲間と行け」。
チャラ男が主人公を、暗い沼から救っていく展開が軽快で。
邦題タイトルそのまんまな、素敵な話でした。
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