「悲観的にならず何があっても前向きに」5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生 とえさんの映画レビュー(感想・評価)
悲観的にならず何があっても前向きに
突如、目の病気を発症し、視力が健常者の5%まで落ちてしまった主人公サリーが、病気を隠してホテルマンを目指し、就職試験を受けるという物語
感動したわーー
サリー本人の諦めない気持ちにも、もちろん感動したけれど
彼を支える周りの人たちのさりげない優しさにもとても心を打たれた
その中で、この映画の良いところは、主人公が障害を抱えることになっても、悲観的にならず、常に前向きに、一つ一つの困難に立ち向かっていくところ
泣かせようとしないし、その大変さを訴えるようなこともしない
彼は、他の人よりも、ちょっと目で物を判断するのが苦手なだけ
視覚がちょっと弱い分、それ以外の感性で物事を判断する力は、とても優れている
困難に心が押しつぶされた時は薬に頼っちゃうようなダメなところもちゃんと描く
そうして、誇張することも、美化することもなく、ありのままのサリーを描いているからこそ、
彼が困難に立ち向かっていく姿に心を打たれるし、そんな人間的な彼を周りの人たちが助けたくなってしまう気持ちもよくわかる
そして、彼のそんな前向きな姿は、彼と同じように病気で困難な生活を強いられている人たちに勇気を与えると思う
誠意を持って目の前にあることに打ち込んでいれば、いずれ、その姿を見ている人がきっと現れる
そう思える素敵な映画だった
これはオススメ
諦めなくない夢がある人に、特に観て欲しい作品
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