「自分に嘘をつくということ。」5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
自分に嘘をつくということ。
自分に降りかかった「障害」。自分の夢を大きく左右するそんな「障碍」をひた隠しにして進もうとする青年。どうにか自分に「嘘」をついてまでも。しかし、物事は
そんなに上手くはいかない。それが人の宿命。もがけばもがくほどその「現実」に足を取られる。周囲は応援してくれたり、助けたりする。当然そんな奴らばかりではない。
自分の「行い」を直視し、自分の生き方が「あさはか」であると、白目をむく者もいる。
納得のいく終わり方であったと思うし、メトロの階段から落ち、入院する彼が、障碍を持つ者の「悔しさ」を身につまされる。前々から彼の障碍を知っていたと思われる鬼教官。
「グラス磨き」の洗礼に涙した。予定調和(予想通り)な終わり方ではあったが、彼の周りには、予想以上に色んな人間が取り巻いていることに滂沱した。
コメントする