「【フランスの二人の大女優カトリーヌ、ドヌーブ&フロの魅力満載。二人の女性の生き方を鮮やかに映し出す。】」ルージュの手紙 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【フランスの二人の大女優カトリーヌ、ドヌーブ&フロの魅力満載。二人の女性の生き方を鮮やかに映し出す。】
人生を謳歌し、自由奔放に生きるベアトリスをカトリーヌ・ドヌーブ、助産婦として真面目に生きるベアトリスの血の繋がっていない娘クレールをカトリーヌ・フロが演じる。
マルタン・プロヴォ監督が当て書きしたのではと思う程、ベアトリスとクレールが二人のカトリーヌの実人生と重なって見えてしまう。
30年振りに突然現れたベアトリスの自由な姿に当初、抵抗を覚えつつも、クレール自身も徐々に開放的になっていく・・。
・ベアトリスの病、ベアトリスのかつての夫で、クレールの父の死の真相。
・クレールの息子、シモンとベアトリスが初めて出会った時のベアトリスの表情とその場面設定の巧みさ。
・クレールの家庭菜園の隣の男性、ポール(オリヴィエ・グルメ)からのアプローチに徐々に心を開き始めるクレールの姿
・ベアトリスはクレールに”もっと、人生を楽しみなさい”と語り掛け、二人の関係性は徐々に修復されていく・・。
<二人の女性の生きる様を二人のカトリーヌがしなやかに演じる、気品漂う作品>
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