ヴァレリアン 千の惑星の救世主のレビュー・感想・評価
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SF映画として期待して鑑賞
序盤から既視感(スターウォーズのような)のある構成で映像や場面の切り替わり方、SF映画としてテンポよく見られていたが、主人公の軽率な言動行動に違和感を感じた。愛嬌のある異星人も登場するが結局活躍するのは人間。徐々にテンポも悪くなっていく。ヒロインも魅力的ではあったが結局、主人公との痴話話になっていく。最終的に核だの愛だのありきたりな内容満載で邦題のような壮大さはなかった。
途中で観るのをやめることはなかったが個人的には長く感じる135分だった。
マンガみたいな話だと思ったらマンガ原作だった
まさに漫画って感じの話だった。
ヴァレリアンが何をしたいのかよくわからず、物語の方向性を
見失った感じで話が進むのでなんだか物語の緊迫感が全然ない。
コメディなのかシリアスなのか随分中途半端な内容だった。
ひろゆきがいいんだけどなー、ちょっと。。。。とか言ってたので
つい見てしまったよ。。。
ラスト近くになってようやく物語の方向が見え始め
少しずつ盛り上がってきたが、結局ストーリーとは関係のない
司令官を追うシーンがメインとなってしまい、
なんだかよくわからない冒険物になっていた。
また登場する異星人たちも出来のいいゲームのCGみたいで
ワンシーンワンシーン自分がやりたいことをやっているだけの感じがした。
あのバブルのダンス長すぎだろう😵
キャラクターの作り込みも甘々だけど原作知っている人は
また違うのだろうか?ヴァレリアンがローレリーヌにイキナリ
求婚するのもわけわかんないし、プレイボーイの設定の割には
別に女好きを表すシーンもなかったな。
2017年の作品と考えるとスターウォーズのハン・ソロとほぼ同じ時期の
映画だと思うと、ハン・ソロを先に見てしまったせいもあるが
CGの技術自体はいいとは思うのだが世界観としてのハン・ソロの様な
リアルに表現されたものと見比べてしまってちょっと残念に思ってしまう。
とにかく金がかかっている割には随分と安っぽい物になったなーと
思わざるを得ない。でもSF大作は好きなので仕方ない★3つけてあげよう。
どうでもいいけどローレリーヌが土屋アンナにみえてしかたなかった。
とにかく綺麗
私は俳優と映像が完全に好みだったので見ました。普通にストーリー的には面白いし、画が凄くきれいで引き込まれました。けど、伏線みたいなのがあまりなく少し面白みがかけているような気がしました。え、そこなんにも関係ないのか、みたいなところがすごく多かったですね。また、かなり話がつっかえてるような。ポールダンスの所は削って違うシーンを入れるか長くした方がいいと思いました。あと、個人的に宇宙ステーションでヴァレリアンが突っ走るシーンを長くして欲しかったです。まあ、なにも考えず楽しめる映画だったので見て良かったと思っています。宇宙人の感じとか星とかすごく好きでした。
普通
映画をよく見る人はつまらないと思うだろう。だって、手垢のつきすぎた展開だし、新鮮さもない。映画をあまり見ない人はおもしろいと思うだろう。王道だし、恋愛ものだし。とはいえ、もっと冒険するものだと思っていたが、そんなことはなかったのね。ほぼ全てのことが1つの人工惑星の中で起こって終わる。こっちの落ち度かもしれないけど、予告編見たときにそう思ったんだもん。勘違いさせる気だったの?Aマイナスの映画として日曜の昼にテレビでやるタイプの映画です。そういう存在は割と好き。
ベッソン 最近の凡作続きの中の救世主
『フィフス・エレメント』以来となるリュック・ベッソンの本格SF大作。
製作会社ヨーロッパ・コープを大損失させてしまったほど興行的に大コケしてしまったが、ここ最近のベッソン監督作の中ではフツーに面白かったと思う。
それもその筈。
原作は、『スター・ウォーズ』にも影響を与えたとされる、フランスでは超人気のコミック。
長年映画化を夢見てきたベッソンが、SFの魅力とエンタメ性たっぷりに実現させた痛快作。
冒頭、国境を越えて宇宙に進出した人類が異星人と遭遇して数百年。
壮大な宇宙世界が広がり、人類と異星人が共存する“千の惑星の都市”こと超巨大宇宙ステーション“アルファ”は、めくるめく圧倒的なビジュアル。
小道具やアイテムもイマジネーション豊か。
異星人は多種多様。個性的な種族だらけ。
“技術が追い付いた”VFXが、世界観やキャラや設定の創造に本当に素晴らしく使われている。
複雑な役所が多かったデイン・デハーンが、往年のロボット・アニメのような熱血主人公なのがなかなか新鮮。仕事中にも同僚を口説くプレイボーイだが、恋愛表現が苦手。
そんな彼が口説き続ける同僚カーラ・デルヴィーニュの美貌とキュートさは必見! 『スーサイド・スクワッド』でも特殊メイクの下に美しいお顔が見え隠れしていたが、素顔は遥かに魅力的!
仕事上は相棒、プライベートでは恋人同士。
序盤、アロハなラフスタイルで任務をする2人は、まさしく本作のノリを表している。
ヴァレリアンとローレリーヌの、LOVEと冒険のバディ・ムービーでもある。
ストーリーは…
銀河をパトロールするエージェントの2人が、アルファで事件に遭遇。陰謀と銀河存亡の危機に巻き込まれる…。
軍司令官が隠し通す過去のある惨事。
それは、かつての戦争中、惑星一つを滅ぼしてしまった。
僅かに生き残ったその惑星人は、自分たち種族の為に必要なある物を取り戻したいだけ。
普通だったら、多くの仲間と母星を奪った敵に復讐する所だが、その罪を赦す。
が、彼らの存在がバレるのを恐れた軍司令官は、秘密裏に彼らを抹消しようとする。
宇宙に進出しても、人類の敵は人類の愚かさや過ちなのだ。
総じて思ってた以上に面白かったが、全てが最高という訳では無かった。
最初は話に入り込み難かった。
序盤の楽園のような美しい星に住む異星人とその滅亡。これは一体何なんだろう、と。
主人公2人のキャラ設定も最初はいまいちよく分からなかった。
でも、見ていく内に話が繋がり、だんだんと分かってきたが、それはつまり、話に面白味を感じたのは中盤以降からという事。前半、もっと巧く捌ければ…。
スケール大きいエンターテイメントだが、話自体は割とこぢんまりとして漫画的。
キャラも個性的でユニークだったり、ステレオタイプだったり。
『グラン・ブルー』『ニキータ』『レオン』…かつての名作にはさすがに及ばない。同じSFでも『フィフス・エレメント』派。
でも、凡作続きベッソンに幻滅していたが、少なからず本作は救世主になった。
ウンザリ
原作を知らないんで、お前ら誰だよ?でしかない。
●印象的な出会いもなくヒーローとヒロインが序盤から出て来る。魅力的な導入もキャラクター紹介もない最低なオープニングだ。
●世界観のセンスもひどい。まったく入りこめない。異世界を舞台にする場合、デザインを慎重にしないと観客が入りこめない。ファンタジーなりのリアリティがない。金をかけた学芸会。
●主人公たちに魅力がない。個性的な性格も特殊能力もない。過酷な運命を背負うでもない。役者も無個性。
●アクションがつまらない。派手なだけで見せ場がない。
●CG表現に取り憑かれた人々の浅はかさ。何でもCGで描けば観客がついてくる時代は10年前に終わっている。考え方が根本的に古い。
●長い。2時間以上見せる内容じゃない。
いつもならこの手の映画は評判が良くなければ見ない。見たのはリュック・ベッソンだから。
もう、リュック・ベッソンは見たくない。
タイトルなし(ネタバレ)
面白いところたくさんあってよかった。
結果がビックりしたけどね。CaraもDaneも最高やった
キャストが大好きな俳優、女優さんだったのですごくこの映画には興味があった。
リアーナが意外と早く死んじゃって死に方もこれで死んじゃうのって感じだったからね‥
わくわくしました。
2D字幕版で鑑賞。リュック・ベッソン監督といえば「フィフス・エレメント」が好きだということしか思い浮かばなかったが、フライヤーのビジュアルが気に入って、「これって主人公相当おバカだろうなあ」という期待(笑)、そして「スーサイド・スクワット」にも出ていたカーラがカッコ良さそう、という期待のもとに観に行った。
まずは冒頭の友好の握手のシーンに度肝を抜かれた・・というか、将来きっとこういう光景があるだろうと想像とリアル感が一緒になったというか。原作でのこういう要素があの「スター・ウォーズ」第1作の酒場のシーンなどに影響を与えたかと思うとワクワクする。
そして惑星ミュールのシーンの美しさ・・・ベタだと言われようが自分はこういうの大好きなんですよね~。
パール星人は「アバター」(←映画未鑑賞)のあの青い人たちと一緒で、ビジュアルに最初は違和感を覚えるけどだんだんカッコ良く見えてくるというやつですな。
物語の展開も宇宙人の描写もキャラクターの描き方もみな面白くてワクワクした。悪役のフィリット司令官、いい味出してました。個人的にはネザ軍曹にもっと活躍してほしかった~(笑)観る前の予想「主人公はかなりおバカそう」はいい意味で裏切られたけど。意外と?マジメでカッコいいヴァレリアンでした。原作漫画もいつか読んでみたい。
あまりに面白かったので後日吹替版も見てみた。ゆりやんのアテレコも悪くなかったし、何よりドーガン=ダギーズのじ・あるふぃー!!上手すぎて本物の声優さんも顔負けでした。
ハズレ
分からないものが分からないまま進行していって最後にまとまるみたいな。
ただ、この分からないものが主人公たちに集約されてるので冒頭から意味不明なのだ。
和訳にセンスのかけらもないのかと疑う程で…主人公たちの背景が見えてこない。
よって感情移入など出来るはずもなく、なんなんだこいつら?ってのが拭えない。
どおみてもティーンエイジャーにしか見えない主人公たちが、結婚を意識したり、政府の重要なポストを任せらりたりしてて、説得力が皆無なのだ。
物語も腑に落ちない部分は一杯あるし、観てるのが苦痛だった。
相当、作り込んではあるものの…駄作としか思えない。
これ単体ではなく、前作があるのなら致し方ないとも思うのだがどおもそうではないらしい…。
コロニーの中心部に2回程制圧部隊を送り込んだらしく、全滅したとあるのだが、終盤に出てくるコロニー中心部に巣食ってる輩は平和主義者たちなのだ。
誰が全滅させたのか謎だし、それ自体がブラフである理屈も分からない。
挙げだすとキリがないのがムカつく…。
どおにも人物への造詣が浅くイライラしながら観てた。
和訳が適切でないなら仕方がないが、そおでないなら…こんな下らない脚本によく何億もかける気になったなと呆れる。
超x5000ほどつまらなかった!
最高
進歩したテクノロジーは、魔法と区別がつかないと、いいますが、まさに紙一重です。SFファン特にスペオペファンにお勧め。
オープニングでアルファーステーションが拡張してゆくシーンで、ワクワクしていたらハマってしまいました。
バブルさん死ぬシーンちょっと切なかったけど理解しくれる人がいて良かったね。XB982の展開図誰か公開しくれないかな。(月面着陸見ていた世代なので)最後のアポロ司令船での脱出シーンちょっと震えそうになった。兎に角SFてんこ盛りです。
150点、シンクロ率90%です。今まで140点がMAXだったのに。
最後にリュック・ベッソン監督、素敵な映画をありがとう。
世界観に脱帽
SFとしては、主人公たちや黒幕の行動原理があまりにわかりやすく、深みのないテーマであり、そこに物足りなさを感じる部分はありました。
しかし、世界観や、映像的な面白さ、異星人のキャラクター性などは、他のSF作品に引けをとらないように感じました(とくに、バブルというキャラがよかったです。なので、登場して活躍し、そのあとすぐに退場してしまうのが惜しく思えました)。
俳優の演技は、言わずもがな。
余談ですが、
ライアン・ジョンソン監督は、この映画を観て、笑いのセンスを磨いたほうがいいと思いました。
IMAX 3Dが良い
なんかアバターっぽいなと思ったら、リュックベッソン監督的にはアバターで技術的にヴァレリアンの映画化は可能だと判断したらしい。いや、技術的にというより、出てくるパール人?がアバターのモンスターに似てたよ。
ストーリーは途中でついていけず5回くらいぐっすり寝ました。ただ、寝るたびに大音量のシーンで叩き起こされました。催眠作用のある脚本からの爆音での覚醒強制、忙しい。目を覚ますと美女のヒロインがお出迎えしてくれるので、全然気分は悪くない。むしろ最高かもしれない。
久々に3D映画を見てスッキリ気持ちよくなりました。
感動するところはなかったので星3にしましたが、娯楽映画を見たー!って感じになれるのでSF スペースオペラが好きな方にはおススメです!
古典的名作ノスタルジーだけでは、さすがのベッソンも力及ばす
さすが"リュック・ベッソン"・クオリティというべきか。よく頑張ったほうだとは思う。
SFの古典的名作の、21世紀以降の遅すぎる映画化は、影響を受けた作品が先に映画化されているため、映像やストーリーの既視感(観たことがある印象)に押し潰される。
本作は、リュック・ベッソンが青年時代に愛読していた、フランスのSF漫画「ヴァレリアン&ロールリンヌ(Valérian et Laureline)」シリーズの中の一作が原作。シリーズは1967年からの長編21作品と短編集・百科事典が発表されている。1977年公開の「スター・ウォーズ」が影響を受けたのではないかと言われるが、多少似ているだけで、ルーカスは言及していない。
28世紀(西暦2740年)、銀河の平和を守る連邦捜査官の男女の冒険ストーリー。チャラ男系だけど実力のあるエージェントのヴァレリアンと、才色兼備の相棒ローレリーヌの活躍を描いている。
あらゆる種族が共存する"千の惑星の都市"=アルファ宇宙ステーションが舞台なので、とてつもなくたくさんのクリーチャーを用意しなければならないし、宇宙船などのデザインも、それなりに頑張ったと思う。せっかくお金をかけた"Sky Jet"が見所もなく壊れてしまい、もったいない。きっとそんな頑張りが、映画の評価にはつながらない。
ストーリーも前述したとおり古典なので救いようがない。圧倒的な映像美で観客をのみ込むパワーと、展開のスピード感が、さすがリュック・ベッソンである。ぜひIMAX3Dで観てほしい(シネスコだけど)。レンタルや映像配信、機内サービスなんかで観られたら、最悪だ。
リアーナの熱演する百変化宇宙人バブルは、「フィフス・エレメント」のディーバを彷彿とさせる。まるでベッソンのセルフオマージュである。
世界興行的には大失敗作品だが、お金を掛けすぎて回収できないという、これは近年よくある話。国によっては大ヒットしているものの、100億円規模の赤字で、ヨーロッパ・コープのCEOが2017年をもって退任した。
なので、せっかくのシリーズ原作も、ここまでか。
収支バランスを崩して最終作まで無事たどり着けなかった「ダイバージェント」シリーズとか、作品自体が迷走する「メイズランナー」シリーズと同じく、大規模なファンド映画の悲しい現実である。スマッシュヒットでは許されない(泣)。
(2018/3/31 /TOHOシネマズ日比谷/IMAX/字幕:川又勝利)
We can forgive, but how we can forget? 可も不可もなく・・・
昔は素晴らしい映画を撮っていたリュック・ベッソン監督が子供の頃から好きだったコミックを豪華な俳優で映画した作品です。流石に映像は素晴らしいですが、内容は可も不可もなく・・・と言った所です。
やっぱ最初に出てきた惑星パールや宇宙空間のシーンとかはIMAX映えしますね。観てて美しいです。ヴァレリアンが拐われた司令官追いかけてるシーンでのアルファ内の作り込みも素晴らしかったです。ビジュアル面は上手いですよね、リュック・ベッソン監督。
キャストも豪華だったのです。でも、どこかしら影のあるキャラクターが多いデイン・デハーンにチャラい要素のあるヴァレリアンは正直微妙でした。カーラ・デルヴィーニュは目がよく動きますね。目力で演技してる感じです。クールビューティーで見た目的にコメディアンヌ要素ゼロなのに、笑いも取ろうと頑張ってたのではないでしょうか?
しっかし、司令官役で出てたクライヴ・オーウェンが老けててショック!似てるけど別人かと思ってたら、まさか本人だったとは!?イーサン・ホーク全く気が付きませんでした。そして、リアーナ何やってまんの!?あのダンス本人がやってんですかね?リアーナにはダンスじゃなくって歌って欲しかったなぁ、本業歌手なんだし。
もともと原作が70年代のコミックみたいなので内容は比較的シンプルでしたね。色んな寄り道あってゴチャゴチャした印象もありますが本筋は至ってシンプルです。それでも分かりやすくバッチリ入ってるアメリカ批判。さすがヨーロッパ(と中国)資本です。
個人的に印象に残ったのはパール星人が「人間がやった事は許す事はできても忘れる事はできない」と言っていた所です。あれ宇宙人だから「許せる」というセリフが妙に説得力を持って聞く事ができました。人間が人を許せるとかいうと、つい嘘臭く感じてしまうセリフが、宇宙人が言うと逆に信用できると感じてしまうのは・・・私だけでしょうか?
リュック・ベッソン監督のSF最新作
試写会に参加させていただきました。登壇ゲストのリュック・ベッソン監督はチャーミングで、とてもよい方でした。
様々な異星人の出てくるSF作品のため、鮮やかな映像美がすごいです。特に、険しい自然から歓楽街まで様々な環境・種族の混在する風景をドローンのように上空視点から景色がすごい速度で通り過ぎる部分は圧巻です。
歓楽街パートの店や衣装を見ても、毒々しさを感じるほどに鮮やかで、世界観をうまく演出しています。
ストーリーは、本筋に入るまでが少し長さを感じましたが、上官が攫われてからが本番なので、そこからは予告編で観た通りアクションあり冒険ありになります。独善的な主人公・ヴァレリアンと有能だけど主人公を見捨てられない相棒・ローレリーヌのやり取りは、現場パートもサポートパートもバディものとしてバランスが取れているなあと思いました。
本作で一番楽しみにしていた、リアーナのショウダンスのシーンは本当に100点の出来でした。作中にも出てきますが、アーティストの仕事です。他の部分で多少難があっても、このシーンで全体評価が嵩上げされます。イーサン・ホークの出演も楽しみにしていたのですが、出演時間はそんなに長くはなかったのが少し残念です…(ストーリー上仕方がないのですが)
フィフス・エレメントやLUCYの好きな方は、観てみると現在のリュック・ベッソンについて新たな発見があるかもしれません。
タイトルなし(ネタバレ)
700年後の未来、世界連邦のもとで数千種の異星人が交流する世界。特別捜査官コンビ、ヴァレリアンとローリーンは上官の命令で700年の年月をかけて宇宙ステーションから進化した超巨大浮遊都市アルファに治安維持目的で派遣されるがそこには大きな陰謀が隠されていた。
フランスのコミック、いわゆるバンド・デシネが原作だそうですが、監督・脚本がリュック・ベッソンなので徹頭徹尾偏差値が低く、どこかで観たような造型の異星人やモンスターが無数に出てきてセンス・オブ・ワンダーは微塵もなし。リアーナのポールダンスを延々観せられる等無駄なサービスも伴って展開もダラダラでシャレも冴えず、これと言ってサプライズも効いてないので何度も睡魔に襲われ、SF活劇としては全くの低レベル。しかしながらカーラ・デルヴィーニュ扮する相方ローリーンが途方もなく美しく、デイン・デハーン扮するヴァレリアンが彼女にフラれたり、命を救われたりするツンデレラストーリーとして背筋を正して鑑賞し、目ヂカラがハンパない元モデルを好んで登用するベッソンの選球眼の確かさに感動するのが正しい作法と理解しました。
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