「リュック・ベッソン監督のSF最新作」ヴァレリアン 千の惑星の救世主 autumn003さんの映画レビュー(感想・評価)
リュック・ベッソン監督のSF最新作
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試写会に参加させていただきました。登壇ゲストのリュック・ベッソン監督はチャーミングで、とてもよい方でした。
様々な異星人の出てくるSF作品のため、鮮やかな映像美がすごいです。特に、険しい自然から歓楽街まで様々な環境・種族の混在する風景をドローンのように上空視点から景色がすごい速度で通り過ぎる部分は圧巻です。
歓楽街パートの店や衣装を見ても、毒々しさを感じるほどに鮮やかで、世界観をうまく演出しています。
ストーリーは、本筋に入るまでが少し長さを感じましたが、上官が攫われてからが本番なので、そこからは予告編で観た通りアクションあり冒険ありになります。独善的な主人公・ヴァレリアンと有能だけど主人公を見捨てられない相棒・ローレリーヌのやり取りは、現場パートもサポートパートもバディものとしてバランスが取れているなあと思いました。
本作で一番楽しみにしていた、リアーナのショウダンスのシーンは本当に100点の出来でした。作中にも出てきますが、アーティストの仕事です。他の部分で多少難があっても、このシーンで全体評価が嵩上げされます。イーサン・ホークの出演も楽しみにしていたのですが、出演時間はそんなに長くはなかったのが少し残念です…(ストーリー上仕方がないのですが)
フィフス・エレメントやLUCYの好きな方は、観てみると現在のリュック・ベッソンについて新たな発見があるかもしれません。
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