「本日の聖書「罪の無い者だけが石を投げよ」」ビフォア・アイ・フォール bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
本日の聖書「罪の無い者だけが石を投げよ」
ゾンビランド・ダブルタップで印象的だった、ピンクの天パービッチ役、ゾーイ・ドゥイッチの主演作品。自分が死ぬ、人生最後の一日を繰り返すタイムループもの。予想通りにショッキングなラストには、ちょびっと泣いてしまった。で、この作品に続けて、同じく、自分が死ぬ日を繰り返すと言う「ハッピー・デス・デイ」を見たんですが、「ビフォア・アイ・フォール」はハートが温かくなる系。俺は、こっちの方が好みです。
ゾーイ演じる女子高生、サマンサとその友人達4人組が、クッソクソのビッチビチです。世間舐めてます。男も舐めてます。地味系女子に罵声を浴びせてイジメます。1stループの交通事故なんて「それみたことか。天罰やがな。」
これが、2回目、3回目、4回目と繰り返すうち。サマンサは美しさを取り戻していき、してはならなかった事を正すため、最後は「自殺で命を失うはずだった子」の命を救って終わります。
「死ねやクソビッチ!」→「良い子やね、Good Girl!」への変化を演じたゾーイ・ドゥイッチ。「ラスト・クリスマス」のエミリア・クラークの役回りも同じっちゃー同じ。でですよ。続けて観た「ハッピー・デス・デイ」を見て思ったんですが、「ビッチからGood Girlへの変化」に感情移入できるか否かは「役者さん次第」だと。エミリア・クラークと、ゾーイ・ドゥイッチは良かったと思います。
神様は、自分の罪への償いを行うチャンスを与えてくれた。それが正されるまで繰り返されたループ。ラスト、サマンサを眺めるサマンサの表情はマリア様なんじゃね。
個人的には、大好きな話だったので。
良かった。とっても。
なーんや、ゾーイ・ドゥイッチって、結構良い女優さんですやん!