ディープ・インフェルノのレビュー・感想・評価
全3件を表示
死の密林
冒頭、密林から必死で助けを求める青年の動画、映画は2日前に戻って続きは約50分後、それまでは若者たちの他愛のない会話といちゃつきシーンで尺稼ぎ。卒業旅行でパナマにやってきた若者、密林の奥に滝があり、地元の青年はそこにはチュパカブラの伝説があり危険と言うが無視してジャングルへ、暗くて見づらいホラーもどきのはじまり・・。
チュパカブラというのは主に南米や米・プエルトリコで目撃される家畜や人の血を吸う未確認吸血生物のことらしい。映画では、密林のシーンでは暗くて見えなかったが終わりごろ見せた姿は禿げ頭で蛇のような舌の奇怪な裸の老人にしか見えない。妖怪は別としても、パナマのダリアンの熱帯雨林はベネズエラやコロンビアから米国を目指す多くの不法移民、難民の通り道で難民同士や武装した窃盗団などに襲われる事件が頻発し不法移民待つ死の密林と呼ばれている場所なのだから観光などに行くことは無いでしょうに、警告を無視したバカな若者の自業自得な物語、典型的なB級ホラーでした。
.
自宅にて鑑賞。日本劇場未公開作で原題"Indigenous"。パナマのダリエン地区が舞台。『ザ・ビーチ('00)』にやや似た導入部~前半迄は佳かった。バイラルメディア等を採り入れた現代風の味付けだが、どんどんご都合主義になり、後半尻すぼみ。L.マッケオン演じるヒロイン“ステフ”が獣医の卵と云う設定も活かされておらず、全篇これと云った伏線も無い。4時間で1,000万回再生の動画でも臨時ニュースになったり、短時間で警察や捜索隊が動いたりと云うのは如何なものか。ラストももう一捻り欲しい。55/100点。
・字幕では"Facebook"が「SNS」と訳されていた。どこに行ってもイチャイチャする若者達に、このテの作品としての定石としてフラグは立ちっ放しだが、3:1と別れた後、3が襲われるイレギュラーな展開有り。
・『地獄の変異('05)』や『ディセント』シリーズ('05・'09)に似た“チュパカブラ”、外観や描写等はまずまずだが、パッケージ程、大勢出てこない。
・鑑賞日:2016年5月22日(日)
タイトルなし(ネタバレ)
よくある、旅先で怪物に襲われてしまう系。
襲われた人間たちの傷がなかなか痛々しい。
怪物はオリジナルのモンスターではなく、有名なUMAのチュパカブラでした。
全3件を表示