「パンチがいまいち…」ウォー・マシーン 戦争は話術だ! ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
パンチがいまいち…
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弱い風刺映画。ブラピの歩き方や話し方、彼の周りの部下たちもコミカルに描いているが大笑いするほどではなく、かと言ってマイケル・ムーアばりに強烈に政府批判してもいない中途半端な感じ。長年にわたりアフガニスタンに駐留し、現地の人々の反米感情は高まるばかりだが、具体的な成果も挙げられず、後戻りもできない、泥沼状態の中、新たに送り込まれた新指揮官の奮闘を描く。いくら輝かしい軍歴があった指揮官としても、兵士同士が戦う戦争ではなく、兵士と区別できない現地の住民と戦う戦争を指揮するのは難しい。そもそも侵攻したことさえ過ちだが、完全に撤退時期を逸したものであり、政治家がもっと早く主導すべきだった。
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