グッド・ネイバーのレビュー・感想・評価
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腹立たしくもあり切なくもある作品
まずこの作品のキャッチコピーがあまりに酷すぎる。
このキャッチコピーのせいで単純に刺激を求めて見た人間が作品が伝えたかったであろう部分をスルーして薄っぺらいレビューを書いているのがとても悲しい。
日本の関係者は作品を見ているのか?見ていてそれでもあんなキャッチコピーにしたのか?
もしそうなら映画というものを馬鹿にしすぎているしそういう企業らには映画に関わってほしくない。それにしても・・・あまりに悲しく切なく救いのないエンディングに何とも言えない気持ちになった。あの若者達のようなレベルの愚行に走るYouTuberは流石にいないだろうが、メンタリティ的には同類な人達が大勢いるように感じるし他の人もどこかで書いていたが様々なものが歪んでしまっている現代社会への警鐘的な意味合いがある作品のように思える。そういった現実社会の問題点を感じ取れる人以外は肩透かし的なオチに見えてしまうのかもしれない。(感想は千差万別だし自由だが「何も心に残らなかった」的な事を書いているような人達とかね)
ミスリードなど、けっこう巧い構成
嫌われ者の隣人爺さん宅に心霊現象のドッキリ(ホーンティング・プロジェクト)を仕掛けたショーンとイーサン。照明、ドア、エアコンなど様々な仕掛けの反応を見ようと隠しカメラ映像を記録していく。やがて地下室へのこだわりを疑問に思い、彼の妻の死の真相が隠されているのではないかと疑うように・・・
隠しカメラ映像とオタクな高校生の日常。特にホラー映画やB級映画のポスターでイーサンの性格もわかり、裕福な父親に買ってもらったプロ仕様のPCやカメラその他ハイテクアイテムの数々でショーンの家庭環境もわかる。
今風の映像が中心だけど、優れているのが老人ハロルド・グレインの妻との過去映像や裁判のシーンを挿入してあること。過去映像にはもしかして浮気?といったミスリードする若い女性も登場するし、法廷シーンでは誰が加害者で誰が被害者なのかわからないように描いてあることも特記できよう。
『ドント・ブリーズ』を見たことあるなら、地下室に死体か監禁女性がいるんじゃないかと想像させられるし、高校生らしい発想に騙されること間違いなし!とは言え、ネタバレはタイトルにしっかり書かれているわけだし、老人側の年齢の方が近い者としては悲しくなってくる結末だった。
ジジイのギャップ
少年二人が向かいに住むジジイの家に隠しカメラを仕掛けドッキリに反応するジジイの行動を記録してネットで配信しようとする現代のyoutuberの盛り上がりを象徴したような映画。人のプライバシーを侵害して楽しむ少年二人が胸糞悪い。それがジジイが先立たれ妻を思う心優しい人間だとわかったときは尚更その気持ちが強くなった
うーむ(笑)、
怖そうでおもしろそう?、とも思って見てみたけど、なんか違った。
どんな終わり方か、気になって最後までは見たけどー、うーむ、というかんじ。
ま、話の流れもわかったけど、悪ふざけからここまでなるとはー、みたいな。
髪長い方の男の子が、やたら強引で「なんでそこまで必死なん?」みたいにも感じたけど。
【パッケージから想起するものとのギャップが凄い映画】
・とある高校生2人(イーサンとショーン)が、向かいに住む老人(ハロルド)にドッキリを仕掛けて隠しカメラで映像を撮り、それを作品化しようとした。ドッキリにあまり動じない老人が毎夜鍵のかかった地下室に行っていることに気が付く。そこには隠しカメラを設置していないため気になり、どうにか地下室に入って真相を突き止めたい!という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
1.パッケージと内容のギャップ
2.切なさ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
[物語]
・パッケージとジャンルをもとに、観る前から求めていた内容とは正直ギャップがあります。結構なハラハラ系を期待していましたが、際立ったハラハラも少なく、割と淡々と物語が進みます。物語終盤に近付くにつれて、「ああ、こういうことを描きたかったのか」と理解してくると、ギャップがあることを忘れて、単純にどういう結末に向かうのか、という部分に興味がわいていきます。
・主人公の「誤解」「執着」「願望」が入り乱れたことで起こった終盤の物語が、切なさを誘う仕掛けになっているように思いますが、若干、(主人公が高校生なので仕方ないかもしれませんが)浅はかさも感じてしまうため、切なさへの共感レベルが低めでした。
[演出]
・猫を伏線として利用しているところは、印象深かったです。
・高校生のはっちゃけ感をもっと強めに出して、老人の哀愁と対比させたら、もっと「切なさ」が押し出されたのではないかと思いました。例えば、映画[ハッピーデスデイ]くらい軽快な演出を取り入れてみたら面白いのでは?と思いました。
[映像]
・際立って感じたものはありませんでした。
[音楽]
・際立って感じたものはありませんでした。
[演技・配役]
・際立って感じたものはありませんでした。
[全体]
・何か大きく刺さるものはありませんでした。暇なときにさらりと観る映画、の印象です。観たことへの後悔などは起こりませんが、今の私個人としては、観ても観なくてもどっちでもよい映画、に感じました。地味さとパッケージギャップを感じたい、そこに楽しみのある方へはお勧めしたいですね。ありがとうございました。
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#全体3.0 #物語3.1 #演出3.0 #演技3.0 #配役3.0 #映像3.0 #音楽3.0
60
じじいの家の映像は定点カメラだけの方が臨場感が出たのでは。
途中で裁判シーンが出てくるせいで、警察官が地下室に入るシーンや二人が最後にカメラを回収しようとするシーンの結末がわかってしまいハラハラ感がない。
そして何よりタイトルのネタバレ感。笑
ストーリーが面白いだけにもったいないと感じた。
おうち-276
推し爺が増えた。
好きな爺グランプリは、マイケル・ケイン御大とアンソニー・ホプキンス御大がその座を争っています(私の中で。ずっとケイン御大が首位独走でしたが、最近ホプキンス御大のTik Tokに萌え警報。#どちらもサー)。
ホラー爺グランプリだと、ゲーム「バイオハザード7」のファミパンおじさん。次点で、『ドント・ブリーズ』の瞬間移動爺(私の中で)。
若い頃美しすぎ爺は、、、と推し爺トークが出来てしまう方は、要注意です。
ポスターもしかり、ストーリーが序盤からミスリードを誘う。
勘が鋭い方は、ちょくちょく挟まれる裁判のシーン(=事後)や、爺の回想シーンをつなぎ合わせて、結末を予想できるかもしれません。
私はミスリードされてるんだろうな、という感覚はありつつも、予期せぬ結末を迎えたので、、、😣
イヤサス?イヤホラ?というジャンルがあるならば、それかもしれません。
若者のイタズラをテーマにした映画は色々とありますが、イライラさせられた分の報い(罰や恐怖)を受けてほしいと思う私は、この映画の場合、まさにイヤサスでした。
独り暮らしビビリとしては、仕掛けのうち、どれが一番怖いかなと考えながら見ていましたが、十中八九どれもビビるよな、、、。
引っ越してすぐの家の、お風呂が沸きましたの音楽で頭ぶつけるくらいですから←
ここまで大それたイタズラ(犯罪)ではないにしろ、ちょっとした思い付きの行動、ふとしたジョーク、ただなんとなくやってしまうことが、誰かにとってどういう意味を持つのか。
特に今このご時世、よく考えたいですね。
こちらは真面なおじいちゃん
幽霊の存在を信じ込ませるドッキリを一人暮らしの老人に仕掛けるが、逆に恐怖に落ち入る若者達の話。
お家じいちゃんスリラー好きなら「ドント・プリーズ」を思い出す訳だが、、。
こんな人にオススメ
①自分が面白いと思う事は周りも面白いと思う筈だ。
②イタズラウォッチャー的TV番組が大好きだ
③盗み見が好き。
④裏工作が好き。
⑤弱者イジリも好き。
⑥自分の意のままにならないと気が済まない。
⑦身分がバレなきゃ何しても構わない。
⑧ビビりなので、防衛線はしっかり張る。
⑨注目されると高揚感が増す。
⑩自分が1番。
メタメタなクズですよねw
犯罪予備軍か犯罪者がどちらかです。
勝手に弱者であるよそ様の家にカメラを設置して、イタズラしようとして、不幸の現場に遭遇してしまう訳だが、彼らの行為は犯罪行為であり、加担したのかも知れない事を知っておくべきである。
あり得る話であり、自分が面白いからと言ってルールをはみ出す奴は許せない。そう思わせる映画でした。
プロットの完成度は高いが盛り上がりに欠ける!!
起伏は無いですが観続けてしまう魅力がありますが、お爺さんの日常はごく普通なのでもう一工夫欲しかったです。プロットの完成度は高いと思いますが、実際に映画にしたらインパクトや盛り上がりに欠け、皆モヤモヤした気持ちで劇場を後にした事でしょう。感想を書く欄なのにご丁寧にネタバレ解説を書いている方が多いのは、残念ながら分かり辛いからだと思います。皆同じような感想しか持たないのも何か惜しいです。
物語に起伏はないが、おもしろい
おもしろかった。というと語弊があるんだけど思う。
数週間の実験で隣人に幽霊の存在を信じ込ませることができるのか、そして隣の偏屈ジイさんは猟奇的な殺人鬼なのか。展開があまりなかったので、90分程度の作品なのに長く感じたけど、内容はよかった!
後味わるう!良い意味で。真相はわりと途中から見えていたけど、予想以...
後味わるう!良い意味で。真相はわりと途中から見えていたけど、予想以上にイヤな終わりかた。良い意味で。
宣伝ではドントブリーズ的なサイコものと思わせといて、それを期待して見るタイプの人間にとしては、良い意味で裏切られたねー。
たぶんそこまで計算ではないだろうけど。
音楽の使いかたも、ラストまで観ると味がある。
うわあー、こんなラストもあるのか!
予告編を観た時は『ドント・ブリース』をリスペクトして作られた変態ジジイ映画か、と思ったがスマンありゃ間違いだった!!
隣人の偏屈ジジイに嫌がらせをし、それをカメラに収めるという悪趣味な実験に走ったおバカコンビ2人と、監視される隣人の老人の謎をめぐるサスペンス。
様々なキャラクターの(監視する2人の視点からいくと)ミスリードを散りばめながら、最後にはそれを締め付けられるほどに切なく回収している。
オーディエンスとしても偏見を抱きながらこの映画のジジイを見てしまっていたんだなという後悔の念が生じるくらいで…。m(__)m
悪戯にも動じない老人。口が悪く、愛想もない。謎の地下室。しかもおじいさん、長くそこに籠る。一体何をしているの?ちょこちょこ訪れる女性達。膨らむ妄想。うーん、お腹いっぱい!
ラスト手前の衝撃シーンは個人的には予想だにしなかったのでかなり驚いたし、そこからの回想シーンで全てを理解出来たので哀しくなったし、一番最後のシーンのイーサンの表情がまた腹立たしくなった。
ドント・ブリーズを観た人が、また凶悪な隣のおじさんモノか!とか眼光を鋭くして観て欲しい。良い意味で裏切られる名作だと思う。
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