「【パッケージから想起するものとのギャップが凄い映画】」グッド・ネイバー 3104arataさんの映画レビュー(感想・評価)
【パッケージから想起するものとのギャップが凄い映画】
・とある高校生2人(イーサンとショーン)が、向かいに住む老人(ハロルド)にドッキリを仕掛けて隠しカメラで映像を撮り、それを作品化しようとした。ドッキリにあまり動じない老人が毎夜鍵のかかった地下室に行っていることに気が付く。そこには隠しカメラを設置していないため気になり、どうにか地下室に入って真相を突き止めたい!という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
1.パッケージと内容のギャップ
2.切なさ
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[物語]
・パッケージとジャンルをもとに、観る前から求めていた内容とは正直ギャップがあります。結構なハラハラ系を期待していましたが、際立ったハラハラも少なく、割と淡々と物語が進みます。物語終盤に近付くにつれて、「ああ、こういうことを描きたかったのか」と理解してくると、ギャップがあることを忘れて、単純にどういう結末に向かうのか、という部分に興味がわいていきます。
・主人公の「誤解」「執着」「願望」が入り乱れたことで起こった終盤の物語が、切なさを誘う仕掛けになっているように思いますが、若干、(主人公が高校生なので仕方ないかもしれませんが)浅はかさも感じてしまうため、切なさへの共感レベルが低めでした。
[演出]
・猫を伏線として利用しているところは、印象深かったです。
・高校生のはっちゃけ感をもっと強めに出して、老人の哀愁と対比させたら、もっと「切なさ」が押し出されたのではないかと思いました。例えば、映画[ハッピーデスデイ]くらい軽快な演出を取り入れてみたら面白いのでは?と思いました。
[映像]
・際立って感じたものはありませんでした。
[音楽]
・際立って感じたものはありませんでした。
[演技・配役]
・際立って感じたものはありませんでした。
[全体]
・何か大きく刺さるものはありませんでした。暇なときにさらりと観る映画、の印象です。観たことへの後悔などは起こりませんが、今の私個人としては、観ても観なくてもどっちでもよい映画、に感じました。地味さとパッケージギャップを感じたい、そこに楽しみのある方へはお勧めしたいですね。ありがとうございました。
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