アトミック・ブロンドのレビュー・感想・評価
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ブロンドに映える反射色とその意味
デヴィッド・リーチ繋がりで見直したくなったので視聴。
○作品全体
ロレーンの行動が全て筒抜けというミスリードを下地に敷いて、ロレーンの基礎となる色をぼかす。ラスト、コロコロと変わっていく真実…というシーンは、ぼかし尽くした色が存分に活かされるシーンだ。
色は必ずしも髪や服や照明の色だけに限らず、例えば照明の色は人に反射する色を加えれば多様性を増す。部屋全体は統一的な色が注いでいるのに、間接照明等を使っての別の色を含ませ、意味を増やすシーンが多々あった。さらに言えば、ロレーンのブロンドの髪にかかる反射色の面積によって、仮面に隠した裏の表情を見て取ることもできる。例として、パーシヴァルがロレーンの部屋に潜り込んで、それを咎めるロレーンのシーン。パーシヴァル側には青の光がブロンドの色を変えているが、その逆方向は赤色だ。ソ連・KGBを意味する赤色とも取れるし、ロレーンの内側に隠した怒りや疑心を示す警告色とも取れる。シーンによって変わっていくブロンドの反射色のエキゾチックな雰囲気、そしてそこに内包された意味を探ることも、この作品の醍醐味と言えるだろう。
○カメラワークとか
なんと言っても長回しカット。エレベーターに乗るところから始まり、下へと降りていく縦の軸を意識したアクションを長回しにするという新鮮味。階層ごとにシチュエーションを変える役割はもちろん、画面外からインしてくる時の自由自在な発想を担う役割もあった。
スパイグラスが「二人来ている」と言って二本指を出すシーンが良い。ロレーンにとっては既に視認しているが、フレーム内には収まっていないから視聴者からすれば突拍子もない出来事のように映る。視聴者側に次の相手の出現だとミスリードを狙ったアイデア。緊張感の続く長回しの中でいいアクセントになっていた。
アクションの組み立ても見てて飽きない。画面ブレを少なくしてアクションそのものの魅力で真っ向勝負している感じが良い。PVにもある横位置で左右の敵を蹴散らすカットが特に良かった。
○その他
・画面を横一線で覆うレンズフレアはデヴィッド・リーチの「手癖感」がある。あんまり意味ない気がする。でも画面の雰囲気はガラッと変わる感じではある…ただそれだけな気がする。
・美術館で窓のようなフレーム内に雨の映像を流しているシーン。あそこにやってくるとロレーンがフードを外すのがかっこよかった。ロレーンの嘘にまみれた感覚とマッチしている…けど、単純に雨なのにフードを脱ぐというのがかっこいいから!でやってそうな演出でもある。
・カット初めでグルッとカメラを回したりするカットがいくつかあった。これも表と裏の意味合いだろうか。演出的な規則性とかあるのかな。…ないような気がする。
・ラサールとロレーンの関係性が百合感強くて良い。『キャロル』よりも年が近いように見えるし、少し年上のお姉さんとそれを慕う年下、みたいな関係性。実際女優の年齢差もそんな感じっぽいけど、思っていた以上に歳行ってて驚いた。
またも限界越えに挑んだセロンに熱狂
『マッドマックス』とはガラリと違う役ではあるものの、今回もまたシャーリーズ・セロンが破格のストイックさで身体表現の極みに挑戦。コート姿に髪をなびかせ、スタイリッシュな身のこなしで相手をバッタバッタとなぎ倒す様が無性にかっこいい上に、終盤のワンカットのアクションは近年公開された映画の中でも指折りのクオリティ。さすが『ジョン・ウィック』チームだけあって、アクション構成には抜かりがない。
それに比べてマカヴォイは見事な堕天使ぶりを発揮。スキンヘッドにギブスの腕で、破格のボルテージに沸くベルリンの壁崩壊の瞬間を余すところなく引っ掻き回してくれる。この役者の対比だけでも十分楽しい。
独特なのは80年代のカルチャーを音楽と色彩とで表現し尽くしているところ。単なる往年のスパイスリラーの二番煎じではなく、当時のリアルな空気を匂わせつつ、常識が何ら通用しない異空間を作り出しているところに妙味を覚えた。
結末はひとつ
当時、映画館で観ました🎬
セロン姐さん演じるロレーンのアクションが全編に渡って堪能できますね!
筋力では男性に劣るものの、それをカバーする道具を使ったアクションは格好いいです。
冷蔵庫の扉を叩きつけられる敵や、ロープで首を巻かれたまま引きずられる敵が痛々しい。
ロレーンも、無敵ではなく割とボロボロになりながらミッションに挑むのがまたリアルで良かったです。
ソフィア・ブテラ演じるデルフィーヌとロレーンは、恋人のような関係になりますが、ジェームズ・マカヴォイ演じるパーシヴァルに‥。
エンディングは、私の理解があまり追いつかず‥ロレーンはアメリカのスパイだったでことですかね❓
「サッチェル」とはロレーン自身であったが、パーシヴァルがサッチェルであるかのように偽装してましたよね。
結局アメリカの独り勝ちってことなのかな。
セロン姐さんの生身のアクション、見事でした❗
誰が一番悪い奴か最初に分かるお話で、予定調和どころの話ではない。そ...
誰が一番悪い奴か最初に分かるお話で、予定調和どころの話ではない。それでいて、相関関係がめちゃくちゃで、時間経過も分かりづらく、余計なアクションを入れすぎて、全く緊張感が無い。睡魔と戦いながら、3時間半かけてやっと見終わった。一つだけ良い所を上げるとすれば、
『一つもない』
と言い切れる。音楽も古いB級ロック歌手のやかましい歌。もはや安眠を妨げる騒音で、ストーリーは難解な展開、ゆえに、眠気を添加する。映画自体の存在が矛盾と言わざるを得ない。
さて『銃撃戦のシーン』等を『見事なアクション』と褒めたいところだが、よくよく考えれば、カットや小道具を使えば、いくらでも派手に作れる。しかも、最近はそこにCGまで登場するのだから、以前のスタントマンを使ったアクションどころでは無い。だから、この映画でのアクションでの『主役の役目』は『原子力金髪?』を見せるだけである。後は、全部周りのスタントマン、殺され役、小道具屋さん、そして、CG担当の技術なのである。
だから、この映画に限った事ではなく、いつも思う亊だが『まわい』を考えた日本の『殺陣の様な戦い』を見たいと思っている。椿三十郎の一瞬はこの映画の3時間半よりも貴重だ。
単純な善と悪の話ではない。それに気付けたらこの映画は傑作
ロレーンは殆ど何も語らず、パーシバルが最後にだいたいの本筋を語っている。
ベルリンの壁崩壊と絡めながら「誰が勝った?」「自分がつく側を知らないと勝てない」「俺達の仕事に答えが出ることはなく永遠に謎のまま」「よく戦っても悪魔を助けてる」
つまり、一見極悪のKGBも何かのために戦っていて、まるで悪人のようなパーシバルも仕事のために戦い手を汚し、まるで正義のヒロインのようなロレーンは実は三重スパイで、正義(?)のパーシバルに罪を擦りつけて殺している。
一見ありそうなシンプルなストーリーかと思いきや、白黒ハッキリした正義なんか無い!っていう話しっぽいところがかなりいいと思う。
と、ストーリーも去ることながら、やっぱり階段からのワンカット(実際はわからないようにカットあり)アクションは近頃は見ない超絶アクション! ここだけ観る価値もあり!
あと、80年代の音楽やフッション、ジャンキーな雰囲気も素晴らしい!
意外にも泥臭い肉弾戦が多い、女性スパイ主体のアクション映画
デビッド・リーチ監督による2017年製作のアメリカ映画。
原題:Atomic Blonde、配給:KADOKAW
製作者でもある主演女優シャーリーズ・セロンが体を張って頑張っている印象。予想と違って銃撃戦よりも、泥臭い肉弾戦が多くて驚かされた。リアリティは大ながら、ヒロイン・アクション映画としては、いかんせん、傷だらけで血まみれで、美しさ華麗さに欠け、自分的には今一つ乗れなかった。CG時代とは言え、階下に強烈に突き飛ばされる等、残酷にやられてしまう相手役のスタントは実に大変そうとは思わされた。
シャーリーズ・セロンの種々の衣装は、相当に素敵で目を奪われた。また、女性スパイ映画ながら男性への色仕掛けは全く無く、美しい女スパイのソフィア・ブテラデを愛するというヒロイン像は新鮮であった。
物語の舞台を東西統一時の東ベルリンとし、大衆デモをストーリーに取り込み、CIAの三重スパイとしての主体的な仕掛けとしたのは、時代に沿ったなかなかの設定と思わされた。
製作シャーリーズ・セロン、ベス・コノ A・J・ディックス、ケリー・マコーミック、エリック・ギッター、ピーター・シュウェリン、製作総指揮ニック・メイヤー、マーク・シャバーグ、ジョー・ノーゼマック、スティーブン・V・スカベリ、イーサン・スミス、デビッド・ギロッド、カート・ジョンスタッド。
原作アントニー・ジョンソン、サム・ハート、脚本カート・ジョンスタッド。
撮影ジョナサン・セラ、美術デビッド・ショイネマン、衣装シンディ・エバンス、編集エリザベット・ロナルズドッティル、音楽タイラー・ベイツ、音楽監修ジョン・フーリアン、スタントコーディネーター、サム・ハーグレイブ
出演はシャーリーズ・セロン(「マッドマックス 怒りのデス・ロード」等)、ジェームズ・マカボイ(「スプリット」等)、エディ・マーサン、ジョン・グッドマン、トビー・ジョーンズ、ジェームズ・フォークナー、ソフィア・ブテラデ(フランス人女性スパイ)、ビル・スカルスガルド、サム・ハーグレイブ、ティル・シュワイガー(時計屋)。
このブロンドはアトミック・ボムより恐ろしい…!🧨💥 映画の意味はわからんがとにかくすごいアクションだ!
分断壁崩壊直前のベルリンを舞台に、MI6所属の諜報員ローレンの活躍を描いたポリティカル・スパイアクション。
監督は元スタントマンという経歴を持つデヴィッド・リーチ。本作は彼の監督デビュー作である。
主人公ローレン・ブロートンを演じるのは『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』『ワイルド・スピード ICE BREAK』の、オスカー女優シャーリーズ・セロン。なおセロンは本作の製作も務める。
ベルリンに潜伏しているMI6エージェント、デヴィッド・パーシヴァルを演じるのは『ナルニア国物語/第1章: ライオンと魔女』や『X-MEN』シリーズのジェームズ・マカヴォイ。
フランスの情報機関「DGSE」のエージェント、デルフィーヌ・ラサールを演じるのは『キングスマン』『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のソフィア・ブテラ。
ローレンの手助けをする所属不明の諜報員、メルケルを演じるのは『シンプル・シモン』『ダイバージェント FINAL』のビル・スカルスガルド。
本作は、冷戦下の欧州を舞台にしたスパイもの。
手垢に塗れたジャンルではあるが、この作品は旧来の作品とは一線を画す、新時代のスパイ映画といっても差し支えのない新鮮さに満ちている✨
本作の目玉は、なんと言ってもシャリーズ・セロン姐御のアクション!…というかバイオレンス!
今作でセロンはスタントマンを極力使わず、ほぼ全てのアクションシーンを自ら演じたという。トレーニング中、噛み締めすぎて奥歯が欠けたという逸話があるほどガチで鍛え上げた彼女の気迫には鬼気迫るものがある。
そんな彼女の繰り出すアクションはとにかく痛い…💦金的、凶器、目潰し、チョーク攻撃、etc…。女性が男性を暴力で制するにはどう戦えば良いのかを徹底的に考えた結果編み出されたという超実戦型暗殺術の数々。これを観た男性は、タマヒュンしてしまうこと間違い無し☠️
これらのバイオレンスを前面に押し出して描かれる、中盤の大立ち回りは見事見事!!約10分にも渡り繰り広げられる、狂気のバトル&カーアクションシーンには絶句してしまった。
一体どうやって撮影したのか全くわからない、怒涛のワンカット長回し。厳密には何ヶ所かカットが切り替わっている訳だが、その切れ目がわからないよう上手く誤魔化されている。その為アクションの迫力が削がれる事はない。
この怒涛のアクションシーンは、あまりのプレッシャーに息が詰まって死にそうになりました…。映画史に残ると言っても過言ではないほど真に迫った圧巻の乱闘劇。こんな凄いものが観れるんだから、もうそれだけでこの映画を鑑賞する価値は十分すぎるほどにあると断言出来ますっ!!
本作はもう一から十までシャーリーズ・セロンの為の映画である。
彼女があまりにも突出し過ぎていて他のキャストとのバランスが悪かったような気もするが、とにかくセロンの姐御は凄かった!
恐ろしいほど美しいのに、全くエロくないという謎の現象。乳首まで出しているのに!!レズセックスシーンも、全然女性同士のまぐわいにみえない…😅
…いやこれ褒めているんですよ!ディスってないです。それだけ凄いんです!シャリーズ・セロンって、なんかもう性別を超越した新種の生命体なんじゃないでしょうか!?
正直なところ、ストーリーはよくわからん💦
超重要リストの奪還と、二重スパイの特定という単純なミッションにも拘らず、今何やってんだかよくわからんし、結局どうなったかもよくわからぬ💫🤪💫
本作が映し出しているのは、ローレンが取り調べによって語った出来事である。つまりローレンという「信頼できない語り手」により、この映画は形作られている。
ローレンの言葉が真実である保証はどこにもなく、むしろ嘘や詐称がこの物語を彩っていると考える方が自然。そのため、本作が曖昧模糊な内容であるのは当然といえば当然である。
…まぁただそれにしても、複雑すぎてストーリーラインがガチャガチャしてしまっているという事実に変わりはない。
「信頼できない語り手」という手法を用いるにしても、もう少しスマートなシナリオにならんかったのだろうか?フランスの諜報員とか、結局なんだかよくわからんかったっす…🌀
ストーリーの描き方に不満はあるが、それを補ってあまりあるバイオレンス・アクション!
本作は女性による本格アクションの新境地とも言える、エポック・メイキングな一作であると思います✨セロン姐さんの活躍を網膜に焼き付けましょう!!
音楽の使い方も良かったなぁ…。
ニュー・オーダーの「ブルー・マンデー」に始まり、クラッシュの「ロンドン・コーリング」とクイーン&ボウイの「アンダー・プレッシャー」で締める。うーむ、凄いサントラだ…。
やっぱりベルリンの壁が崩壊するなら、デヴィッド・ボウイは必須っしょ!!
魅せ方に全振り
ほぼ着いていけない。登場人物がキメ顔で抽象的なセリフばかり言うし場面飛び飛びで理解不能
オシャレでしょ?カッコいいでしょ?なシーンばかりで萎えるし飽きる。
そもそもちゃんとしたスパイものを作りたいなら潜入するのに真っ白な(ブロンド?)の髪で見てください!って言わんばかりの服を何着も着飾るかね。男の着飾りは溶け込む為。女の着飾りは注目を集める為だと思うんだけど。冒頭荷物はこれだけってその中にその服全部入ってたのか。どんだけギュウギュウに詰め込んでんだ。
つまり元々の目的がいかにオシャレなものを観客に見せるか。ってことなんだと感じた。
美男美女がタバコ吸ってりゃカッコいいと思ってるのか、やたらタバコ吸ってて安直だなぁと感じた。
ジェームズマカボイがタバコ咥えながら延々喋ってるのはなんか笑えた。
時代背景は面白いが、分かりにくい人物設定
スパイのリストが敵に渡らないように奪い返そうとする話は、スパイ映画でよく出てくる話で、この映画もそのひとつであるが、二重、三重スパイの存在等、ストーリー展開をかなり複雑にして面白く仕立てている。一応はハッピーエンドのようで良かったのだが、余りにも複雑な内容で、また怪しい登場人物が多すぎて、一度見ただけではよく理解できなかった。
ベルリンの壁崩壊(1989年11月)前後が舞台となっていて、当時の車、服や踊りのファッションが実によく再現されていたのには感心した。特にバックに流れるネーナやデビッド・ボウイの曲がよくマッチしていた。実際、1970年代後半、デビッドボウイは,それまでアメリカでディスコミュージックに傾倒していたのに、突然ベルリンに音楽活動(レコーディング等)の拠点を移していた。また、1987年には、ベルリンの壁の西ベルリン側でコンサートを開催したりして、ベルリン市民にとっては人気の音楽家だったようだ。
映画は、好き嫌いが分かれると思うが、全編アクションシーン全開で迫力があった。特に主演のシャーリーズ・セロンは文字通り体当たり演技で(「モンスター」もかなりの体当たり演技だったな)、顔が本当に痛々しいほど生々しい。ただ、個人的にはこの映画やマッドマックスのような迫力のあるアクションよりも、静的アクション?の「イーオン・フラックス」や、お嬢様役、モデル風役の「スコルピオンの恋まじない」のほうが好きだ。
あと、彼女は父親が母親に殺されるという衝撃の過去を背負っているので、映画で活躍している姿を観るのは嬉しい限りだ。
ワンカットのアクションシーンだけでも見る価値あり
後半ワンカットの長いアクションシーンがありますが(実際にはカットを挟んでいるように見えます)セロンの動きやカメラワークなど一目でわかるクオリティの高い映像に釘付けになってしまいました。このシーンを見るだけでも価値があったと思います。
【ストーリーへの感想】
あるあるな展開、重要なリストを巡る騙し合い。 ※セロンは三重スパイらしい、じゃあ途中なぜKGBはセロンをガチで殺しに?→たぶん、パーシバルがKGBにセロンは3重スパイだよって教えたから。(KGBはセロンを二重スパイでKGBの味方だと思っていたから)
だけど、パーシバルが腕時計を奪う前からセロンはKGBを殺してるのはなぜ?
一回見ただけでは理解出来ないややこしさがありました。
【総評】
80年代の雰囲気のなか(社会情勢やカルチャーのカオス)何が真実か見ている者に混乱を与え、超絶アクションを織り混ぜていく。知的好奇心を刺激しつつ、スカッとしたい人向きの映画。 アクションが素晴らしい✨
スタイリッシュな女スパイ作品
あまり、期待していなかったけど想像以上に良かった!
ベルリンの壁崩壊を前に米ソ冷戦の中、繰り広げられる諜報活動。MI6のエージェント、ロレーンの活躍を描く。
始まりは満身創痍のロレーンの回想(報告)からスタート。なんだかMIや007っぽくて良し。世界中のスパイを表記したリストを巡ってKGB、スタージ、CIAが絡み血みどろの争奪戦を繰り広げる。上司のCから「誰も信用するな」と告げられリスト入手ミッションに挑む。正直シャーリーズ・セロンはスカヨハと比べて何となくアクション作品には恵まれないイメージが強い。モンスターや社会派作品は評価されたもののイーオンフラックスは大コケしたし最近も脇役が多かった。しかし、しかしである、この作品のシャーリーズは体を張ったアクション、銃撃からセクシーなレズビアンシーンまで魅力たっぷり!特に007やジョンウイック並みのアクションシーンは必見です。痛め付けられアザだらけでもシャーリーズの美しさ、セクシーさは尚一層輝き続ける。ストーリー展開も騙し騙され感が底辺にありサスペンス要素から二重スパイは誰だ的な犯人考察の楽しみを最後まで飽きさせない作りで秀逸です。これからも彼女の代表作として続編を強く、強ーく、望みたいです。また、個人的には作品中、流れる有名な70年代ポップがなんともツボで40代から50代の人には是非観て欲しい作品。
シャーリーズ・セロンの独り舞台
プロットはありきたりのスパイアクションなので主人公を謎の美女にして単純な話をわざわざ込み入ったように描いて見せるだけ、話の展開が遅く苛立ちを覚えます。作り手も確信犯なのかわざわざ劇の途中で進展を急がせる密偵を差し向けるシーンを入れるのは開き直りでしょうか。
最初から胡散臭い男を始末して一件落着では芸がなさすぎるので最後にひねったのでしょうが、それもまたありきたりなので驚けません。
スパイものもアクション・ヒロインものもネタ切れのジャンルなので難しいのは分かりますが凝った分テンポが悪くなりすぎました。シャーリーズ・セロンの体を張ったシーン、迫真のアクション満載なのでファンには受けるでしょう。
一貫性がない
冒頭から人が死ぬので、ぁ!重々しい感じかな?と思って見たのですが
テロップの感じや音楽の雰囲気が軽くて
ん??となりました。
パッケージを軽くして、内容にはスプラッタなシーンを入れ重々しさを打ち消すならわかるのですが
この映画はしっとりと、大人な雰囲気を出しつつ急に軽さ(音楽や演出)を入れてくるのでびっくりします。
雰囲気映画だとしても、そこは一貫性がないとなぁ…と感じました。
また、話が二転三転して、ストーリーに捻りがあるのは分かるのですが、主人公の行動にどれもあまり動機を感じません。
なんでこれするの?あれするの?っていう疑問は、後から〇〇のためだったのね!ともなるのですが
それを差し引いても行き当たりばったりで行動してるように見えます。
(そもそも、色んな裏切りに備えている人があんの無防備に行動するか…?後から全部計算でした!って言えば何してもいいのか…?)
最後に、はい!主人公は全部考えて行動してたんですね!と言われても
映画だからなんとでもできるよな〜というご都合主義感を感じてなりません。
全体的に、信頼を積み重ねた上での裏切りや、主人公がボロボロになってからのネタバラシ
という感じではなかったので、心の平静を保ちながら見ることができます。
美しく強靭過ぎる女スパイ🕵️♀️
このシャーリーズ・セロンは今まで観た中で一番セクシーでクール。
もう氷の微笑のシャロン・ストーンを塗り替える位の美人さんです。
でもそれ以上に強過ぎる!下手したらジャッキー・チェンすら勝てないと思う。
カメラワークも絶妙。良い作品でした。
シャーリーズ・セロンの美貌&熱演に釘付け
・まさかの三重スパイというラストにビックリした。
・ちょっとストーリーが分かりにくい所があった。途中 誰がどこの組織なのか分からなくなった。
・シャーリーズ・セロンの美貌&熱演に釘付け。あそこまで身体を張ってのアクションシーンは本当にスゴいと思った。
お酒とタバコとアクションと。
騙し騙され、スパイのおはなし。
舞台はベルリンの壁がまだある頃のドイツ。
アクションは後半が見もの。
リストを暗記したおじさんを助ける場面、
家の中での格闘、ガチで殴り殴られリアル。車で逃げるシーンは、カメラアングルが前から後ろからと躍動感あってカッコいい。本格的なアクション。型とかなく、やるかやられるかの、リアルにボコボコにしてる感じ。
シャーリーズセロンが綺麗でアクションもカッコいいけど、ストーリーがあんまり面白くない。誰が味方でこのひとは何の組織なのか、名前も沢山出てくるし、この人だれ?的なことが多い。
あざとい
演出があざといので見ていてイライラしました。それほど強いわけでもないのにカッコつけたドヤ顔シーンがやたらと多く、だまされている間もそういった演出があるのは中々滑稽でした。そもそも三重スパイならパーシヴァルが一癖あるのはすぐに見抜けると思うのですが…。アクションもドタバタばかりでスピード感が無いので見ていて疲れるし、シーンが切り替わるたびに出てくるスプレータイトルや画面に飛び散る血なんかがかえって作品を安っぽくしてるような気がします。
こういったシリアスなテーマでスナッチのようなコミカルな演出は80's POP同様不釣り合いですね。シャーリーズセロンなので最後まで見れましたが、別の役者なら途中で消してるな。
最強の女スパイ
爆音映画祭にて鑑賞。音の振動が体にビリビリくるあの感じたまりませんね。
氷風呂から現れる最初のシーンで一気に持っていかれたセロン姉さん美しすぎる。シャリーズ・セロン演じる強過ぎる女スパイがボロボロになりながらも敵を倒していくアクションシーンが最高。キングスマンやU.N.C.L.Eのようなスマートじゃない泥臭さが現実味と緊張感に溢れてて目が離せない。
広告を見てスタイリッシュな物を想像していたけどごりごりのスパイ映画だった。KGBにMI6、フランスの諜報員にCIA、個人名も多くて誰がどこの所属だったっけと混乱しつつ…一度整理してから観たいな。
二重スパイのサッチェル、ロレーンがウォッカをロックで飲んでいるのはその伏線かと思いきや実はCIAのスパイだったというラストは最後まで読めない展開で面白かった。もはや本当に彼女はCIAなの?という感じ。理解深めようとすると切りがなさそうだけど、とりあえずシャリーズ・セロンの肉体美をみれて大変満足です。
登場人物と組織の関係性が…
アクションはカッコイイし、女性陣2人は美しく、音楽もスタイリッシュな仕上がりでとてもよかったと思う。
しかし、登場人物やそれぞれの組織、目的などがごっちゃりしてしまい混乱した結果、睡魔に襲われるという…(万全な体調で観れば良かったなぁ)
それぞれの思惑が複雑に絡み合う展開は好きなはずなので万全にしてもう一度観ないと理解出来ないままになりそう。
終盤はどことなく展開がシンプルみたいになっていたので、目が冴えた
他の人のレビューやパンフレット等を読めば理解深まるかも?
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