「傷だらけの姐さん。」アトミック・ブロンド ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
傷だらけの姐さん。
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格闘するごとに痣が増え、痛みが増し、ヨレヨレになる身体。
それを氷風呂で冷やすセロン姐さんのララバイに魅了される。
お互いが痛みを表わす肉弾戦のリアル性、昔のスパイ映画に
出てくる殺し屋という感じで終始殴り合ってるのが懐かしい。
さすがの肉体美を誇るセロン姐だが、やはり美しさを打撲に
変え男たちをぶちのめす。まさかのラブシーンでそうきたか
と思わせるも、相手役のブテラもまたアクション女優なので
対決シーンが確かに観たかった。しかし話がよく整理されて
おらず複雑めいた展開に殴り合いの単調モード、目的達成の
ために頑張る姐さんは傷だらけときてるので、後半は随分と
雑な締め括りをみせる。どんなに頑張ったって壁が崩壊する
のは分かっているから、物語のほうでもっとスピーディーな
キレを見せても良かったんじゃないの。女版007は硬派ねぇ。
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