あしたは最高のはじまりのレビュー・感想・評価
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軽快に進むシリアスな話
オープニングからポップなアニメーションが展開されてワクワクする。
期待通り軽快な音楽にのせテンポ良く進むストーリーに笑えるけど、中身はわりとシリアス。
とにかく母親クリスティンが身勝手すぎてイライラしてしまう。
1歳にも満たない子供とその後の子育てをサムに丸投げして8年後やっと現れたと思いきや親権主張。
これがいかにも自己中心的で奔放なかんじの女ならまだしも、常に被害者意識と私間違ってない精神が見られるのでかなり引く。
危険なスタントもこなすサムが病気なのかと思いきやグロリアのことだったのか!って展開はちょっとびっくり。
学校に毎日通わせるより少しでも今楽しいほうを選ばせるサムの愛情がここで身に染みて感じた。
ただ、わざとらしいお涙頂戴にも思えてしまうのは少し残念かな。
あとビルの最上階から飛び降りるくだりは結構ハラハラするのでグロリアもそこちゃんと考えないとね…
ゲイの友人は典型的なコミカルナイスキャラで好き。
蝶ネクタイとチーフのスタイリングがとってもかわいい。
笑いの絶えない作品ですが、最後にビックリ(*_*)
軽くネタばれあり。
嘗て、一度関係をもってしまった女性から赤ん坊を預けられたプレイボーイが、偶然知り合ったゲイとともに、赤ん坊を育てていくヒューマンドラマ。
元々は、「Instructions Not Included」と言うメキシコ映画。残念ながら、元ネタは見たことがありません。元々ネタでは、主人公が、メキシコ・アカプルコから、アメリカ・LAに行く設定が、この作品では、フランスからイギリス・ロンドンと言う事になっている様です。
サミュエルは、クリスティンとグロリアの親権を争い、勝ったわけですが、それだけで十分物語として成立していたのですが、そこに加えてそんな結末があるとはねぇ。
なんとも結末が悲しいですね。そう来るか、と。病院に行くシーンで、先が短いと言う趣旨の話があったので、サミュエルの事だと思ったんですけどねぇ。まさかね、そう来るか、と言う事ですよ。
いやぁ、ヒューマンなドラマでした。良かったです。
笑顔が眩しい作品です
オマール・シーはもちろん、グロリア役のグロリアちゃんが可愛くて、笑顔が眩しい作品です。
ストーリーは、私はずっと自分自身の余命が短いって話なのかと思って観ていたので、だからこそ残りの時間を一緒に過ごしたあとに母親の元に…なのかと思いきや、グロリアだったんだね。
だから学校にも行かず、それを黙認されてたんだ。
太くて短い、濃い人生だったんだね。
母親の身勝手さに不快感はあったけど、最後の海辺のシーンはみんなでひとつの家族になれてて、とてもハートフルでした。
キラキラ眩しい水面とか日差しの中で、太陽より眩しい笑顔がいっぱい!!!切ないけどハッピー。
もう一回観たいわ。
家族
序盤のドタバタっぷりは少しチープさがあったけど、8歳まで育てた男と子供の間柄は素晴らしく、温かく微笑ましい親子関係を軽妙にみせる良いフリ。
母親が再登場してからの展開はお約束通りでぼちぼちというところ。
中盤から勿体付けて、どっちかわからない見せ方をしていたネタの明かし方とかオチへの繫げ方が、取って付けた様な展開。
ベタではあるものの良い話だったのに、こうすれば泣くだろう的な余計なことを最後にされて安っぽくなってしまった感じかな。
泣ける
南仏コートダジュールの海辺の町で、観光客を乗せるヨットの仕事をしながら、毎日がバカンスのような気楽な暮らしを送るサミュエル(オマール・シー)。そんなある日、かつて関係を持ったことすらよく覚えていない、クリスティン(クレマンス・ポエジー)と名乗る女性が現れ、生後3か月の赤ん坊を「あなたの娘、グロリアよ」とサミュエルに託していく。慌てたサミュエルはクリスティンを追ってロンドンへと向かうが、とある事情から心に傷を負い、子育てにも自信を失くした彼女は、どこかへ消えてしまう。
言葉も通じない異国で立ち往生、財布を落として全財産を失くしたサミュエルを救ったのは、彼にひと目惚れしたゲイのベルニー(アントワーヌ・ベルトラン)だった。TVのプロデューサーのベルニーは、サミュエルにスタントマンの仕事を斡旋し、一人では広すぎる家にグロリア共々居候させてくれる。
それから8年、グロリアは明るくたくましく聡明な少女に成長し、スタントマンとして大成功を収めているサミュエルの優秀なマネージャーとして、しょっちゅう学校を休んでは、撮影現場に同行していた。もはや娘というよりも、サミュエルの立派な相棒だ。二人を支えてきたベルニーは、未だ恋人募集中ではあるが、グロリアのおじのような存在として絶大な信頼を得ている。3人はあらゆる意味で“普通じゃない”家族になっていたが、誰よりも幸せいっぱいの家族でもあった。 だが、ひとつだけ問題があった。あれ以来、一度も連絡の取れない母親のクリスティンのことだ。サミュエルはグロリアに、“ママは世界を股にかける敏腕エージェント”だから会えないと嘘の説明をしていた。それだけではなく、母親の名をかたって、昨日はロシア、今日は中国からと、嘘のメールをグロリアへ送り続けていた。
幼い頃は、無邪気に興奮していたグロリアも、最近では「仕事のジャマはしないから、ママに会いたい」と懇願していた。ベルニーはバレる前に本当のことを打ち明けろと忠告するが、サミュエルはグロリアを傷つけることだけは、どうしてもできなかった。
そんな時、本物のクリスティンから突然、グロリアにメールが届く。裁判やDNA検査でグロリアを取り戻そうとするクリスティンだが、紆余曲折を経てグロリアが病気で長くないことを知りサミュエルのもとで暮らすことに。最後はサミュエルのナレーションで楽しい日々を振り返りながらグロリアは死んでしまう。悲しい結末で泣ける作品。
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