あしたは最高のはじまりのレビュー・感想・評価
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沁みるけど・・・・・
女が身勝手すぎる。
むかつくこと、この上ない。
ネタバレになるので書かないが、中指をぐいぐい立てたい。
それだけに父娘の絆が心に沁みた。
久々に映画を観て、心から泣けた。
血は水より濃いというが、それだけではない。
そして父になる、では違和感を禁じ得なかったが、
この作品にはすんなり入れた。
最後には軽いどんでん返し。
悲しくもありながら、さわやかな風が吹いた。
ファッキン女の分だけ-0.5。
不完全な大人たちだけど。
「最強の二人」とは全く違うテイストの本作。あの展開になったから、子どもを取り巻く大人たちが、不完全なりに、気持ちを寄り添わせることができたのかもしれないと思いました。それにしても切ないです。
なみだ
母親が育児放棄して失踪する事件は、よくきく話だけど、ただ、この作品はそれだけじゃないです。ラスト5分間に主人公サミュエルの成長を感じ、そして、胸が締め付けられます。衣装や会話も楽しいので注目して欲しい。映画館に鈴虫がたくさん現れてましたよ。
それでも彼に、どんな明日が待っているのだろう。
一本の映画の中で、ものすごく浮き沈みしました。
特に終盤にかけての種明かしを知ってからは。
もう一度映画を見直したら、きっと更に強く心を打つ映画に思えるのだろうなと感じました。
明るさが、切なすぎます。
確かに良かったんだけど
確かに良かった。感動的ーって感じです。
しかし、父親が何を苦労した?
一晩外で待っただけ。
後は、助けてもらい、裕福な生活じゃないですか。
それでは愛は語れない。
母親は勿論ダメダメ女。
この子でけは良い子に描かれてますが・・・・。
邦題も変です。
ベタといえばベタだけど引き込まれる
親子って何?みたいなことをテーマにしていて、シニカルなところはちゃんとシニカルなのに、明るさという芯が通っている。最近、フレンチコメディにハマっているのは、この辺りが理由かな。
暴言になりそう
あまりにも、自分勝手でゲスな人間なので、途中、腹が立ってムカムカしました。
いや、こんな女はだめでしょ。
人間のクズでしょ。
つきあってる男も、頭悪いんじゃないの?と言いたいぐらい、ヒドい。
そして、ブラックハンターか?と疑われても仕方ない、寝た相手はみんなブラック系?
いや、もはや母親になりたいとか、どの面下げてノコノコ出てきた?って感じ。
だからこそ、父親である彼が際立つようにも見えるけど、それにしてもひどいわ〜
ストーリーは、色んな伏線を押さえたセリフで、最後まで結末がわからないようにうまくつくられている。
それにしても、ないわ〜
産みの親より
134本目。
ちょっとベタなと言うか、あぁやっぱ、な感じはあるけど二人の関係、距離感がそれを感じさせない。
明と暗の使い分がウマイと思ったけど、法廷で何かドロっとした感じになったのが、ちょっと残念かな。
その後の考えると、それでもいいのかな?
でも父かと思ってたら娘かっ!
最後はホロリ。
こっちの方が、最強の二人。
人生はリズムに乗って
オマール・シーは「サンバ」や「最強の二人」を見て、いかにもアフリカンルーツの風貌と優れた演技力を備えた稀有の俳優だと評価していた。本作の演技はそれらに加えて運動神経のよさも発揮した。特にリズム感のよさは抜群だ。
前の年のひと夏きりの女がやって来て赤ん坊を置いて去ってゆくというアイデアは秀逸で、その後の展開が面白くならないはずがない。本当に冷たいとこだったら赤ん坊を行政に預けて物語が終わってしまう。そうならないであろうことを見越して、女は赤ん坊を男に預けたのである。
主人公は自信過剰で自己顕示欲が強くて女好きというイタリア映画の登場人物みたいな、男なら一度なってみたいキャラクターである。それが赤ん坊を預かったために人生が変わってしまう。女たちとの薄い関係性から、子供との濃密な関係性に人生がシフトするのだ。
アメリカ映画だったらドタバタ喜劇で終わってしまうが、そこはフランス映画だ。常に哲学的な反省を忘れない。ロンドンでユーロが使えなかったりする時事的な場面も加えつつ、問題を抱える娘との別れの予感に悩む複雑な男心を描いていく。
冒頭のポップなイラストの連続に象徴されるように、映画はリズム感に溢れている。それはオマール・シーのキャラクターによるところも大きい。喜びも悲しみもリズムに乗って、時は過ぎていく。
脚本が雑。
だから展開にこれっぽっちも納得できない。全てが表面なぞってるだけで薄い薄い。なんでかなー、なんて思うに主要キャラクターの背景が全くないから。どうしたらそんな人生観になってそんな状況になるかの説明が一切ない。涙誘いたいだけなら浅はかすぎるなー、と。
なぜ感動しないか。じつにもったいない作品
全米ヒットを記録したメキシコ映画「Instructions Not Included」(2013/日本未公開)のフランス版リメイク作品である。べつに主演はオマール・シーである必要はないと思うが、コメディ映画だし、まさにオマール・シー向けに大胆にアレンジされたといった感じ。
南仏コートダジュールの軟派男サミュエルのもとに、かつて関係を持った女、クリスティンが訪ねてきて、赤ん坊のグロリアを残して立ち去ってしまう。慌てて、彼女を追いかけロンドンへ向かうが、仕事もクビになり、言葉も通じない異国の地で、馴れない父娘生活が始まる。
ここから8年が経過する。何とかグロリアを育て、共に、生活を軌道に乗せてきたサミュエルのもとに、突如、母親のクリスティンが現れて、親権を主張するという暴挙に出る。あり得ない話が、あらぬ方向へ展開していく・・・。
オマール・シーは「最強のふたり」(2011)で大ブレイクして、いまや世界的にも最も観客を呼べるフランス人俳優のひとりである。しかし「最強のふたり」以降は、空回りしているように感じる。
ハリウッドでも大作出演が続くが、「X-MEN:フューチャー&パスト」(2014)のビショップ役、「ジュラシック・ワールド」(2015)、「インフェルノ」(2016)、「トランスフォーマー/最後の騎士王」(2017)など、主要キャストに呼ばれているものの、その共演は、まるで飼い殺しに近い。
それは、多分に"アフリカ系フランス人"というキャラクターに縛られてしまうことにあるように思う。本人の意思に反して、人種オーダーばかり来るのではないだろうか。
そこで面目躍如。フランス映画なら主役を張れる。実際フランス国内で8週連続トップ10入りというから、そこそこのスマッシュヒットだ。しかし、本作には映画としての出来に難がある。
画ヅラは、まるでクヮヴェンジャネ・ウォレスと、ジェイミー・フォックスの「アニー」(2014)みたいだ。これはあきらかなパクリで、監督の才能のなさ。
また、いきなり8年経過させるにも無理がある。これは尺の問題ではなく、もっとやり方があるはず。
後半の、父娘のツラい別れを想像させるのに、幼児から少女への成長や可愛らしさ、いとおしさや苦労が描ききれていない。もっと幸福と困難の両局面がバランスよく必要だ。
たとえば、「おおかみこどもの雨と雪」(2012)のように、親から見た子供の成長は走馬灯のように速く、そして途方もない愛情の深さといとおしみを伴って描ければいいのに。
エンディングに隠されている、アッと驚くはずのヒミツの暴露がイマイチになるのも、ホン(脚本)の仕上げの欠陥か、演出の稚拙さとしか思えない。実にもったいない。
オマール・シーが悪いわけではないが、「ショコラ ~君がいて、僕がいる」(2015)でも、オマールは出しに使われていたし、ハズレくじが多い。もっといい役を選んでほしい。
(2047/9/12 /角川シネマ有楽町/シネスコ/字幕:星加久実)
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