「親子とは」あしたは最高のはじまり ガブさんの映画レビュー(感想・評価)
親子とは
気分的に前に進めそうな映画を観たくてタイトルだけで観に行ってきました。
観終えてみるとありがちな物語でしたが、サミュエルとグロリアの親子の絆に尽きる物語だったなと思いました。
グロリアは可愛らしかったですね。
素直で明るく、よくもまぁあのプレイボーイからこんなできた娘が育ったなと。
ベルニーという母親代りがいたからというのもあったと思うけど一番はサミュエル自身が変わった事だろう。
とわいえ元プレイボーイのテクニックなのか校長先生を垂らしこむシーンは面白かったです。
グロリアが母を求めた結果としてクリスティンが登場するわけですが、クリスティンは勝手すぎるなと思いました。
自分で手放したとはいえ、その子供に会いたいという気持ちはわかる。
だけどサミュエルが暴力振るうとかならいざ知らず学校行ってなくたって幸せに暮らしてるんだから、それを壊して親権が欲しいというのはちょっと身勝手にも程があるだろう!!
そして何より遺伝子検査って、、、
それは同時期に二人と寝てるという事だろうが!
悪女にしか見えなかったが、それでもグロリアの唯一の母には違いない。
遺伝子検査の結果を見た後でも、「それでもパパはパパでしょ?」って言ってたグロリアに、そういう事を含めていい子に育ったなぁと改めて思いました。
こういうのっていつも親が勝手に決めてしまうけど、子供の意見を聴く機会はないのだろうか?
クリスティンに連れて行かれる日、グロリアが嘘をつき、サミュエルを抱きしめた時、自然に涙がこぼれました。
最後の海辺のシーンは良かったなぁ。
グロリア、サミュエル、ベルニー、クリスティン、皆んなが幸せそうに笑顔で。。。
ハッピーエンドではなかったけど心温まる物語でした。