「ゲッアウッのミスリード」ゲット・アウト コバヤシマルさんの映画レビュー(感想・評価)
ゲッアウッのミスリード
内容は、人種差別を比喩するアメリカでの近未来的な技術が可能になった社会でのミッシング(行方不明)もの。ホラーに振り切った明暗バランスと音楽の効果が心地よい恐怖を煽り立ててくれる作品。
印象的な台詞は『ゲットアウト!』物語の丁度真ん中に位置する台詞はミスリードを兼ねて心の叫びにも聞こえて良い演出だと感じた。
印象的な立場は、いつまでも生きながらえようとする祖父母と同性に固執する関係が意味不明で面白かった。
印象的な場面は、謎が解明されても謎だと思うのは全身を縛り付けられた地下室で、身動きの取れない肘掛けの綿をどうやって耳に詰めたか?という事だ。全ての謎が明らかになっても、どうしても納得がいかない。わかる人がいれば教えていただきたい。
物語の整合性を突き詰めて作るホラー映画だけに最後の最後で安易な結末と結果の誘因に残念さが残る。もう少し煮詰めて腑に落ちればと見ていて感じた作品だ。
最初の誘拐が行方不明になった友達まではとても良かったと思う。
記憶移植が無理筋で永遠の命を手に入れたい人類の欲望が題材なのは、よく分かるが安易すぎる真相は残念でならない。
怖ければオッケーなので怖かったのでその方では面白かったと思います。
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