「優しい男が、お好きですか?。」ミッドナイト・バス fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
優しい男が、お好きですか?。
原作を読んで感動したのを覚えていて。
だけど読んだ本を映像化したものは、なかなか見ません。イメージもあるし。
主演が泰造さんなら、どうだろう?。そう思って見始めました。
先に結論。原作の良さを生かし、わかりやすい映像化になってました。
「新潟に帰ると父親、東京へ行くと恋人」。
成人した子供がいる(結婚が早かった)、オジサン主人公。
東京には10年の付き合いになる、バツイチアラフォー彼女。
モテますね。
この彼女役の小西真奈美さん、聞き分けのいい女(都合のいい女ともいう)がぴったりで。
本当はいろんなこと聞きたいけど、今のままでいい。
その飲み込んだ感が、なんだか哀しいんだよね。
「お父さんは肝心なことは、何も言わないんだね」。
そう、優しい男というのはここがウイークポイントなんだな。
父親・元夫・恋人。その立場を生かした場面展開が、メリハリ付いてます。
2時間越えを感じさせません。
元義父役の長塚京三さんも、こういう役をするようになったんだね。
登場人物それぞれ、かっこいいセリフが多く。あ、これ原作にあったな。って何回か。
歳を重ねていい感じに枯れた主人公。泰造さんナイスでした。
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