パパのお弁当は世界一のレビュー・感想・評価
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ベタやけど最高の父娘
美味しい給食の先生役以来、オレは、武田玲奈ファンなんでたまたまDVDを購入して鑑賞しました。
弁当って難しいんですよね。
コツがある。汁はNGだし、お弁当で冷たくても美味しいもの、コンパクトで、かつ彩りや見た目の美しさ、詰め方、見せ方、奥が深い。私もうまく作れませんよ。
昔を思い出しましたが、私の母親が弁当がはっきり言ってめちゃくちゃ下手でした。
普通の料理はまあまあ美味しいのにお弁当になると別のようで、このお父さんの最初の弁当のかなり上をいく下手さ。茶色いとか、黒いとか、ワードに笑えました。そんな記憶を重ねました。刺し身はさすがにいれないけど近いものはあった。。。
演技はちょっと余り上手に見えないお父さん役の方ですが、一生懸命さが伝わる演技でしたね。お父さんがめげないんだよな。素晴らしいよ。
武田玲奈は演技的には、言うことなし。大物女優の片鱗すらある。高校生らしい高校生、優しい娘さんを演じました。かわいいしなあ。
人生は悲しいときもうまく行かないときもあるけど自分を信じていればいいことがきっとあるよ。お父さんの手紙、泣けたな。
自分を信じて頑張るって、ベタな言葉だったけど、なんか俺も忘れてたなって思い起こしたよ。
3年間、お父さんのお弁当を食べ続けた娘。作り抜いた父。感涙モノです。
同級生もなんか、3人の関係性が仲良くて、優しくて、かわいかったな。
映画的にはあまりドラマティックさはない。しかし、まあベタな映画としては満点です。
心あたたまる短編映画
全編どこにも毒はなく、予定調和のフィナーレだけど心がほんわか。
娘役の武田玲奈さん。
ありふれた展開なら、作ってくれる親に文句を言ったり反抗したりとあるだろう。
しかしこの親子はそこまで揉めない。
彼女の友達たちもいい子たち。これなんだろうな。
コロナ禍で昼ごはんの外食を避け、単身赴任にも関わらず、このお父さんのように料理なんか一切したことがない自分もこの数ヶ月弁当を作り出した。
だから、このお父さんの成長過程と気付きにはかなり共感できておもしろかった。
こんな親娘っていいな。
私の場合は納豆巾着でした。
両親共働き家庭で育ったので、なんか懐かしかったです。食事の担当は父親だったので、私のお弁当には納豆巾着やイカ焼きが入ってました 笑
もう30年以上前なので、冷凍食品もキャラ弁もお弁当レシピもない時代。でも、卵焼きの中に青ネギを入れたり、南瓜を入れたり、栄養面ではとても工夫してくれてました。ありがとうお父さん。
泣けました。
地元の映画館で見ました。
ただただ涙してしまいました。
監督、スタッフ、出演者、全員で作り上げてる雰囲気がとても好感持てますし、特に武田玲奈さんの演技力は凄いです!
主題歌の片平里菜さん、映画きっかけで知りましたが素晴らしいミュージシャンですね。映画にとてもマッチしています。
親子で見に行くととても感動すると思います。
大人になるって、照れずにありがとうって言えること
全体的に、嫌な登場人物もおらず、ほのぼとした優しい作品だった。
以下の演出が気になった。
・気になった点1:カメラぶれ
演出なのか、常にハンディで、画面が安定しておらず常にゆらゆら揺れているのが気になった。
・気になった点2:時間軸の流れの掴みにくさ
話の時間、季節の流れが掴みにくかった。彼氏が出来たのが葉桜の季節でいきなり1年経ったのかと思ったし、17歳の誕生日で、さらに3年生になったのかと驚いた。掴みにくくした原因の一つとして、登場人物の服装が挙げられる。家着がスウェットの長袖、ジャージの長ズボンであることが多く、春秋っぽい。制服もブレザーか、ブレザーを脱いだ長袖シャツで、これまた春秋っぽい。(髪型やスカート丈の変化はあるが)家着でTシャツ短パンや、コートやマフラーを着た登校シーンを入れるだけで、1年生の冬が終わったんだな、1年経ったなどがわかりやすくなると思うがいかがか?
・気になった点3:料理以外の父親の姿
娘が最後、感謝したのは、3年間弁当を作り続けてくれたことはもちろんだが、それ以外にも日常の積み重ね(些細なできごとから大きな決断まで)を含めた感謝だと思う。そこらへんのエピソードがもっとあったらいいなと思った。(いいって言ってるのにちょっといい外食に連れて行ってくれたり、仕事休んで病院に連れて行ってくれたり、とかね。なんとなく感謝するタイミングを逃してしまったりして)
父親が朝早起きして弁当作ってるって気づいているのに、自分は起きずに手伝わない(場合によっては二度寝しようとしている)後ろめたさとか、夜の仕込みを手伝わないところとか、娘が自身に感じている引け目やずるさ、自己嫌悪。だけど素直な行動に移せない。親に甘えてしまう。そんな、「親子あるある」がもう少しあれば、この話は、この親子の話から鑑賞者の話によりなったと思う。
高校生のコを持つ日々のお弁当作りを題材にした3年間の親子を綴った物語
さすがに泣きはしないと思ったけど最後は導かれるように大粒の涙が。実話をニュースゼロの特集で注目、Twitterの異常な反響から映画化された高校生のコを持つ日々のお弁当作りを題材にした3年間の親子を綴った物語。鑑賞後に実際の娘から父親に送った手紙読むとついに涙腺爆発。1週間限定公開、なにかシンパシー抱く方はぜひぜひ映画館へ
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