「泣ける部分とドン引きの両方」北の桜守 ayayanさんの映画レビュー(感想・評価)
泣ける部分とドン引きの両方
まず最初、キャストの年齢的な違和感が大きすぎてドン引き。
戦争中、引き揚げ時、敗戦後の苦労の描写より、吉永小百合を如何に美しく仕上げるかに重きが置かれていることに興ざめ。
そして時折挿入される舞台劇風の演出が、テツの具体性を欠いた記憶を表現したものだとしても、映画の中に入り込めず鼻白む。
登山家でも重装備でチャレンジするような岩肌丸だしの山に、軽装で辿りつけた場面では、ファンタジーなのだと気づきました。
とは言うものの後半、まんまとハマり号泣。
懐かしい昭和の風景や人との関わり方にもキュンとしました。
高齢者をターゲットとしたアイドル映画ビジネスですが、両親は喜ぶだろうから、連れて行きたいなと思いました。
北海道へのロケ地効果は残念ながら大きくなさそうですが、少しでも効果があることを願います。
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