火花のレビュー・感想・評価
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一握りだけの売れた芸人を作り上げた、数多くの消えていった芸人たち
テレビに出てくる芸人だけが芸人じゃない。その芸人と切磋琢磨して破れていった(引退した)芸人は星の数だ。
「自分が面白いと思うものだけをやる」神谷が、売れるわけがない。そんなの、ミュージシャンや画家やそのほかの芸術や芸能を志すものにも通じる。だけど、そんな神谷をカッコいいと、徳永は思う。そんなふたりを、桐谷と菅田がみごとに見事に演じきった。川谷、木村文乃、脇役もみな単なる添え物にならず、輝いていた。
ただやはりね、個人的に最後がどうも受け付けない。意表をつく発想が神谷のウリだったとしても、あれはね。それに伝記はどうなった? あれでは神谷は、ただの世間になじめないダメ人間だ。
なんともいえない
綺麗なハッピーエンドを期待する方には向いてないかもしれない。
「自分の面白いと思ったことを信じ続けられるか、そしてそれを表現する努力を続けられるか」芸人としてだけでなく、生きてくうえでの言葉に思えた。
菅田将暉の役の幅の広さ
芸人目線の玄人的な表現に残念
芸人さんってカッコイイ
原作もドラマも未視聴の完全初見でのレビューです
芸人で成功する夢を追いかけた男の10年に渡るヒューマンドラマ
芸人さんって人を楽しませる裏にはこんなに葛藤や努力があるんだ。とわかって改めてかっこいいと思いました
正直菅田将暉くんの演技に惚れて見に行こうと思ってた作品だったのですが、桐谷健太さんの先輩役がドハマりしてて本当に引き込まれました
他、役者さんもハマり役が多く配役もよかったです
物語の最初はぎこちなかった須田くんの漫才も最後の名シーンではとても上手くなっていて須田くん自体もこの作品で演技の幅が広がった様に感じました
板尾創路監督は他芸人監督の作品と比べると演出が美しくよく撮れていてこの手のエピソードはよく芸人さんがTVで話してるのを聞くが物語として綺麗にまとまっていると思う
大学生や社会人なりたての若い男性はとても感情移入しやすいので是非おすすめです
お笑い芸人が描いたからこそのリアリティ
お笑いとして。
原作ダイジェスト+無駄な感動エピソード
映像にしてしまえば、こんなもんか。という感じもするが前半が淡々としすぎていて、真樹がただの変顔お姉ちゃんぐらいの印象しかなく、後半の子連れシーンが死んでしまった。
真樹を交えた青春をもっと上手く描けていれば、最後の漫才シーンをわざとらしいお涙頂戴にせず、人知れず辞めていく芸人の淋しさの様な表現をできたんじゃないかと思う。感動させどころを間違えた。
だが、神谷、徳永をはじめ、芸人同士の掛け合いは、さすが芸人監督。映画として評価するかは別だが、そこはうまかった。
まあまあ
原作もテレビも見ず、映画で初めてみました。
2丁けんの川谷さん、菅田さんとの年齢差とても感じましたが、演技ここまで上手とは思ってませんでした。
前半もたつき感あり、何度かうとうとしましたが、後半はしっかり観賞。
桐谷さんの、淘汰されていく芸人あってこそ、一番になる芸人がいて、面白くも感じる~的な発言、グッときました。
これって結局お笑い界だけでなく、人間いや動物も含め全ての世界で通じることじゃないかと考えさせられた。
スパークスのラストライブもよかった。
劇中のネタ、どれも笑えなかったけど、ラストの漫才は感動させられた。
機会あれば原作読みたいです。
主演二人が好演だっただけに勿体ない
原作未読。
ドラマ版も未視聴。
主役の二人が大好きだったから
観に行った結果。
もったいない。
そんな印象だった。
物語のクライマックス。
スパークスの解散ライブでの
菅田将暉の熱演には鳥肌が立った。
ラスト、神谷が熱海の居酒屋で
徳永に語るシーン。
「売れずに消えて行った全ての芸人の上に
今の売れっ子芸人は存在しているんだ」
のセリフは人生の全てに当てはまる気がして
これまた鳥肌。
だからこそチョイチョイ入る
「板尾節」が作品の方向性を
ぼやかしてしまっているような気がして
本当にもったいない。
物語ラストの
神谷の妙なキャラ付けと
海辺を走る妄想シーン。
確かに笑ったけど、そのシーン要る?
鮮度抜群の食材を
こだわり過ぎたシェフが
癖の強い味付けをしてしまった。
もっと素材の味を楽しみたかったな。
逆に主演二人の才能が
浮き彫りになったかな。
加えて
原作をちゃんと読んでみたいと
強く思った。
夢見る清々しさと痛々しさ
静かに熱く
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