インビジブル・ゲスト 悪魔の証明のレビュー・感想・評価
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密室の反対証明
私の大好きな知的ミステリーで、最後まで楽しませてくれました。
若手やり手経営者が、ホテルで目を覚ましたら不倫相手の女性の死体見つけた。そして、そこに警察が踏み込んだ所からこの映画は始まります。
その経営者は敏腕弁護士を雇い、自分の無実を証明しようとします。
その過程で、恐ろしい秘密が暴露されますが、弁護士は経営者を助けようと、知恵を駆使します。
このぐらいの事前知識で見た方がいいと思います。
出演されている俳優の皆様、お上手で全編緊迫感有るものに仕上がっています。
経営者役のマリオ・カサスと弁護士役の
アナ・ワヘネルのガップリ四つの会話が見ものでした。
こんな感じのものを、事前知識無しに映画で見たい。
静かに進むよく練られた話
静かに淡々と進んでいきながら、どんどん引き込まれて行く、よく出来た話だった。
最後の最後まで真実が分からず、どういう事?
と考えさせながら、何が本当なのか分からなくさせる。脚本がすばらしい。
自分の身を助ける為とはいえ、守秘義務があるだろうとたかを括っていたのか、こんなにペラペラと話してしまうのかという疑問は後から出たが、観ている間は女性弁護士の巧みな話術に持って行かれてしまった。
映像も終始暗く、雪やホテルもとても映画に合っていた
え?→あぁ、そうなるのね→えっ?????
Twitterでたまたま目にしたので鑑賞。
同じストーリーだけど、視点変えて何度も繰り返していくから頭が若干混乱する。でも、最後のどんでん返しが凄すぎる。
子を失った親は強い。
レビューを見ずに映画を観よ!
引退前の女弁護士とドクズが終始話し合い、話しが二転三転しながら見る側を混乱させて誘うミステリー!
主人公はドクズ、愛人はドクズ(のように語られるが一番の被害者)、二人の車に事故に遭い死に際の若者(生きたまま沈められる)、若者の両親はドクズの金と権力でなかったことにされて生き地獄から復讐の機会を伺う…
ドクズがドクズで洗いざらいと話した相手は女弁護士をふりをした…
至極のミステリー脚本で、アングルも最高な作品である。
悪魔に魅力されたのはドクズと愛情、そして両親。すべてが証明されている。
衝撃の連続
まさに悪魔の証明
会話劇におされて最後の最後まで思いもよらなかった
くやしいよ
最後の5分くらいまで思いもよらんかった
演技うますぎるだろ
物事の見方は一側面だけではわからんな
最後にボールペンが爆発すんのかと
思ったけどそんなことなかったわ
ただの録音機かーい
時間測ってたのは本物が来るカウントダウンだったのね
2人の会話劇が良すぎてあっという間だったわ
ベタなオチだったけど最期まで気づかせない
そんな勢いと凄みがあったよ
ドンデン返しを期待し過ぎた
ドンデン返し系でオススメと聞いたので観ましたが。。うーん・・何でしょうね、ドンドン男の話が更新されていくから「もう何でもありじゃね?」と醒めてしまうし、女性弁護士もそこまで根掘り葉掘り聞いたらそりゃさすがに何かあるだろと思ったら、案の定・・ねぇ。
とても秀逸なミステリ作品
【鑑賞のきっかけ】
以前に鑑賞した「ロスト・ボディ」が秀逸なミステリであったため、同じ監督作品ということに興味を惹かれて鑑賞してみました。
【率直な感想】
結論的には、「ロスト・ボディ」と同様に秀逸なミステリと評価できます。
予告編を観ると、「密室殺人事件」ということが強調されていて、古典的なミステリ作品かと思ってしまいます。
しかし、確かに、「密室トリック」についての説明はあるものの、物語の主軸は、そこにあるのではないです。
不倫相手のローラという女性が殺害され、容疑者となった主人公の実業家・ドリアのもとに、グッドマンと名乗る女性弁護士が訪ねてきて、新しい証人が現れたため、法廷に呼ばれる時が迫っている、法廷戦術を早急に練る必要があると迫ってくる。
物語の大半は、この室内でのドリアとグッドマンとのやり取りで進行します。
グッドマンは、ドリアに隠し事をされていると困るからと尋問を始める中、浮かび上がってきたのが、3か月前に、ローラとの密会中に起こしてしまった交通事故。
対向車を運転していた青年が死亡してしまい、この事件の隠蔽工作を行ったことを、ドリアは告白する。
この交通事故と殺人事件との繋がりを巡り、ドリアとグッドマンの心理戦が展開されるのですが、緊張感が途切れることなく、物語に長さを感じさせることはありませんでした。
特に終盤近くは、グッドマンによる様々な推理が行われ、二転三転していくのですが、ミステリの面白さを思う存分味わえます。
そして、待ち受けている、意外なラスト。
【全体評価】
古典的な密室での殺人事件に、過去の交通事故を絡ませることで、容易に真相が見えなくなる中、ドリアとグッドマンとの緊迫感のある心理戦で、最後まで観客を飽きさせることなく、展開していき、ラストにはあっと驚く意外なオチ。
秀逸なミステリ作品として、高く評価したいと思います。
スペイン映画、時々スゴい説(笑)
2016年公開、スペイン映画。
【監督・脚本】:オリオル・パウロ
主な配役
【被疑者・ドリア】:マリオ・カサス
【敏腕弁護士・グッドマン】:アナ・ワヘネル
【被害者の父・トマス・ガリード】:ホセ・コロナド
【ドリアの愛人・ローラ】:バルバラ・レニー
1.スペイン映画、時々スゴい説(笑)
未レビューだが、以前『パンズ・ラビリンス(2006年)』を観て不思議な感動を受けた記憶が蘇る。
本作もあまり期待せず見始めたが、
どんどん惹き込まれてしまい、最後にノックダウンされた。
スペイン映画ということで、俳優陣にもなじみがなく、
変なイメージがないのもプラスに作用したかもしれない。
2.よく練られた脚本
◆タネ明かしの順序
◆塗り重ねられた虚構
◆最後の背負投げ
◆ロケ地の設定
◆キャラ設定とキャスト
すべてに「隙」や「無駄」がなく、
緻密に練り上げられている。
脱帽だ。
3.まとめ
間違いなく秀作。
惜しむらくは、ラストの処理。
もっとドラマチックにすることもできたろうに。
それだけが惜しい。
ラス前までの印象は鮮烈。
☆4.5
どこか怪しげな敏腕女性弁護士だと思ったら
山中で鹿にぶつかって車2台が巻き込まれる事故があったことが発端の話。
ぶつかって青年が亡くなった(正確には瀕死だった)が、それを首謀して隠ぺいしたのはどっちか、密室でローラが殺されたトリックは、がどうなってる!?と思いながら進んでいくが、2時間ドラマのような見え見えの犯人と思わせるシーンではなく、あっこいつか!と信じさせる説得力がどの場面でもあり、背筋ゾクゾクするような展開だった。
最後の敏腕弁護士の正体にはびっくり!
顔のない来訪者
タイトルなし
社長男から根掘り葉掘り聞き出す女弁護士が男の味方じゃないって事は、かなり序盤から予想はしていたが、男の証言の方は普通に信じて聞いていたから、どういう理由で敵なのかは分かっていなかった。だから交通事故の隠蔽を指図する不倫女の後先考えない行動にはイライラさせられていた。中盤辺りで、そう言えばコレ全部男の証言を再現しているだけなんだから、全てを鵜呑みにしちゃいけないなと思い直したが、終盤から出るわ出るわの男の嘘と明るみに成ってくる事件の真相には驚かされた。でも何より驚愕だったのは女弁護士の正体でした。
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