嘘八百のレビュー・感想・評価
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日本版、オーシャンズ
キツネとタヌキの化か仕合い。詐欺が詐欺を騙し合い、また、そこで騙されて…。最後の落ちも、ほどほどに楽しめる三谷作品。
これは、ストーリーも確かに面白く仕上げてはいるが、やはり、中井貴一と佐々木蔵之介のW主役が、いい加減に、ツッコミとボケをやりあいが全て。三谷作品をよく理解した2人だからこその、阿吽の呼吸がなんとも言えない笑いを誘う作品。
それにしても、中井貴一という役者は、ズッコケたお茶目な台詞も、真面目な顔して説得力ある語りをする時の使い分けが、ホントに見事。役者としての一枚も二枚も上の演技に魅了されます。
騙し合いもさることながら、利休の茶碗を作る工程やそれぞれの役割などは、日本版オーシャンズと言えるような、映像。土を何度も練り返し、茶碗作りかな没頭する蔵之介の様は、本当の職人技を見ているようだった。
2作目も、既に公開されて配信もされているので、暇な時には、また観たいと思わせる作品。
千利休
2020年11月7日
映画 #嘘八百 (2017年)鑑賞
#中井貴一 ってシリアスな役も真面目な役も上手いけど、やはり騙されるアホな男とか、浮気が見つかってアタフタする役など、3枚目の役が似合う名優ですよね
#森繁久彌 の社長シリーズみたいなのを中井貴一主演でやって欲しいな
専務は、#佐藤浩市 で!
新鮮な組み合わせ
中井貴一×佐々木蔵之介
どちらも日本のトップ俳優さんで、品があって、ユニークさもあって、もちろん高い演技力をもったお二人の組み合わせは、新鮮でした。そして、その2人を見るだけでもこの映画の半分は得してる気になる。
骨董品や歴史の話には疎い私ですが、
テンポが良くて、昔やられた相手にやりかえすというシンプルな内容でとても観やすい。
お笑いの方々、関西のラジオといえば!の浜村淳さん、キャラをしっかり印象付ける脇役の木下さんや、森川さん。本当に楽しそうでしたね。
うさんくさいおじさんの役をやる中井貴一さんがとても魅力的でした。
なかなか面白かった。
佐々木蔵之介と中井貴一の詐欺師どうしが、タッグを組んでおお仕事。
佐々木蔵之介の茶碗づくりの作業のシーンが迫真に迫っていた。
そして1億円を偽物でだましとる。
しかし何の苦労もしてない自分たちの息子娘にお金を盗まれるというのは、どうにも
納得いかないオチだった。
まあ詐欺師のあぶく銭には違いないわけ
ではあるが。
うーん、華がないな
ダブル主役の二人を配置していて面白くなるはずなのにがっかり。脇役たちもしっかり固めているのに面白くない。どうしてだろう、二人とも中年になって淡々としすぎでスピード感なく華やかさに欠けるから?
一方で、子供たちは恐るべきスピードでゴールイン。特に、消えたと思っていた娘が贋作陶芸家の家ですき焼き食べている姿には唖然。それあり?と、なぜか妙にイラつくシーンだった。
舞台が堺というけど、地方色感じられなかったし、関西系の芸人さんもイマイチ迫力なく、要するに自分が持っている関西パワーのイメージに重ならなかった。友近の存在感が救いかな。
早撮りに違和感
さくっと撮っている。さくっと撮りすぎている。いずれも撮り直した気配がない。構図もざくっと切っている。ロケーションも凝っておらず、予算もかけていない。持ち味、であることは解るが、早撮りが躍動/リアリティ/生彩等々につながっていると確信できない。もうすこしデジタルでもいいような気がする。
むかしの日本人は「ものの価値を知る」ことに身上を擦っていた。旦那衆はお金をつかってしっかり遊ばないと馬鹿にされた。時代は変わった。
狭い安アパートに陶芸の設備が一式揃っている。大層な窯や、ろくろや、甚平を着た職人を想像していたが、そんなものはひとつも出てこない。この日本で、陶芸を有り難がり、その価値を知り、それが取引される世界は狭い。オークションをするのは、どこかの倉庫である。目利きとて事実上、車中泊の蜩である。
しかし真贋とは一夜漬けではどうにもならない世界である。かれらは途方もない風流人でありながら、現代社会では変人であり落ちこぼれでもある。
だから詐取とはいえ、知的マイノリティの渡り合いである。
主知的であり、DQNがなんとか詐欺をはたらくより遙かに楽しい。
その脚本は冷静で面白い。
が、プロダクトのレベルに役者が噛み合っていない。ざっくり撮った映画にしては中井貴一がかっこよすぎる。老齢のわたしの父──俳優を滅多に褒めない父も中井貴一をかっこいいと評した。黒のタートルネックに黒の一張羅、無精手前の口顎髭、ブリッジで分離する首掛け老眼鏡、こんなスタイリッシュな骨董屋はどこにもいない。
加えて助演陣が味わい深い。近藤正臣、木下ほうか、前野朋哉、宇野祥平。塚地武雅は間宮兄弟を思わせた。
父はスティングみたいだったとロートルらしい感想を述べたが、観衆が騙される仕掛けはなく、群像の活写に重心がくる。
この脚本なら、この布陣なら、もっと大資本を充ててほしかった。
と、思ったらもう続編が封切られていた。
も一回くらいなら観てもいいかな。 坂田師匠の演技が気になった。
中井貴一と佐々木蔵之介の共演は異色というのか? ま、少なくとも過去には観たことがない組み合わせ。
ストーリーは単純明快。お正月映画やったらしいが、正月から頭を使わずに笑うには、いい展開、いい映画やったんとちゃうかな。
元々あまり期待してへんかったんやけど、逆にそれがよかった。期待以上に笑えた。
主演の2人以外に気になったのは、木下ほうかと坂田師匠。
特に坂田師匠は、子供の頃からテレビで観ていたが、映画に出ているのは初めて観た。
あの演技は、上手いとか下手とかいう言葉ではくくれない。規格外やね。
あのアホな雰囲気の醸し出しは、マジなのか演技なのか?
演技だとしたら、相当上手いと言えるかもしれんが、ま、坂田師匠の事やから、偶然いいようにスクリーンに映ったんかもしれない。爆
作品としては期待以上の出来だったので、もう一回観てもいいかな。
もちろん続編は、テレビ放映してたら観る。
みんな演技が上手
タイトル通りインチキな話、贋物の利休がらみの茶碗を簡単に作っちゃいます一応大変そうでしたが、(朝ドラのスカーレットの穴窯焼きの方が百倍大変そうでした)何億円というブツを科学鑑定もしないで保険も掛けずに購入するとか(科学的鑑定をすれば贋物だと即バレすると思う)でもそんな有り得ない話を最後までドキドキしながら観ちゃったのは出演二人は勿論、脇役の人達の熱演だった。それぞれが個性を存分に発揮しながら決してわざとらしくならず上手くこなしていたと思います。個人的にはラストの息子、娘の金持ち逃げのラストは要らなかったと思う。どんでん返しが欲しかったのか?エンディングがとってつけたようになってしまい残念
偽物は本物を超えられのか…
どんな芸術家だって始まりは模倣だった。
贋作には其れなりの価値がある。それは人が造るからだ。職人と芸術家な差異は紙一重。技術は必要だが技術は技術。魂が無ければ意味がない。AIに造らせればいいだけだ。技術の結集が触れるひとの心を捉えられるならばの話だけれど。
中井ともう一人の役者、名前はわすれた。
とても良かった。金と悔しさだけではいいものは作れないと言わんばかりに博多へ旅立つ彼らが羨ましくなってしまった。
映画はストーリーと役者ばかり観ていたってつまらないものなのだ。何が面白いんだい?なんて言う馬鹿なことは聞かないで欲しい。誰もが親切で、簡単に答えてくれるなどと思わないで欲しい。かりにそんな人がいるとすれば、簡単に騙されてしまうのだ。
この映画のように…。
あ、間宮兄弟!
古物商が中心となる詐欺師映画。序盤の中井貴一と佐々木蔵之介だけで十分騙された。完全に絹田邸の家主にしか見えなかった蔵之介。騙したつもりが騙されてというコンゲームの軽いジャブ。だが、二人とも大御所鑑定士の近藤正臣に騙された経緯があり、コンビを組んで仕返しするという設定だ。その他にも土竜の店主・木下ほうか、坂田利夫などの癖あるキャラが協力しているのが楽しい。阪神ファンが見るともっと楽しいのかも・・・
ただの贋物で復讐するよりも、元陶芸家の心を揺さぶるような説得によって本物の利休が愛した茶器を作ることに価値を見出すのが面白い。故郷の堺にてカモメを愛し、自由を求めていたとか、博物館の塚地の知識をも加味して本物らしく仕上げるのだ。これをいかに信じさせるかというスリリングなクライマックス。悪徳鑑定士の近藤正臣も憎々しさを上手く表現されていた。
爽快感も味わえるのですが、いかんせん家族の繋がりというサブストーリーが全く伝わってこないし、面白みにも欠けていた。友近にしても森川葵にしても行動心理が掴めないままで終わってしまった。戦場のジオラマも意味があるのやら無いのやら・・・
体に優しいお正月コメディ
嘘八百 京町ロワイヤルが公開されたということで、
前作を鑑賞。
騙し合いって聞いたら見るしかないやん。
そこそこの面白さって感じ。
コタツの中で鍋を食べながら家族で見る感じ。
映画じゃなくていい。お正月ドラマでちょうどいい。
古美術。いわゆる器だったり、書物だったり、そういう昔の作品のことだ。
あまり知らない人がほとんどだと思うが、
知識は無くても大丈夫。
木下ほうかと友近が上手い。
似合う。こんな役が。というかまんま
主演の2人はあれ?と思った。
もっと大声とか出して欲しい。
少しは騙される。面白い。
もっともっと騙して欲しかったな。
騙しといえば、コンフィデンスマンJP。これとは差が激しいな。浅はか。
犬猿の仲って実は最高のタッグなのかもしれない。
お互い同じような特技があるから、相手が憎らしく見えるけど、打ち解けたら良き仲間となる気がする。
恋愛の要素はいるか?
ここだけテンポが速すぎて追いつけない。
もっとゆっくり落ち着いてして欲しい。するなら
まぁ、でも面白かったですよ。
よーし。今日は新作見てこよーっと
BS-TBS録画鑑賞。 中井貴一のコメディということで大笑いを期待...
BS-TBS録画鑑賞。
中井貴一のコメディということで大笑いを期待した。が、小笑い程度、回数も少なめだった。
思うに、骨董品鑑定は大半の人間が騙される側なので痛快感を持てなかったのではないだろうか。
加えて人情劇の部分が大きすぎてその分笑いが少なくなってしまった。
続編やいかに。
そっちか!
なるほど古美術の、世界で
値段のあるようなないようなものの
品定めですか!そういう頭が
観る側に全くなかったから、新鮮!
今上映中の続編を、観るために
まずは前作でしたが、うーん、
ちょっと保留!や、作品うんぬんより
個人的に興味のそそらない分野かな
面白いけど映画でなくても
映画公開時にはタイミングが合わずにみられなかった。続編が出たのねAmazonプライムビデオで鑑賞。とてもコミカルでテンポも良いコメディりキャラもたってて観やすい。ルパンみたいに万人受けしそう。ただ、、、お正月ドラマみたいで、映画でなくてもいいのかなぁ。
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