「【馬】【鹿】の次は【牛】?テールって言ってたから・・・」ザ・リング リバース kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
【馬】【鹿】の次は【牛】?テールって言ってたから・・・
どんどんコピーを使って実験するガブリエル教授。学生をも巻き込んで“テール”と呼ばれる最終呪われ人を増殖している。
ハリウッド・リメイクの1話目ではコピーを作りさえすれば死から逃れられたのに(日本版は違う)、しっかりと日本版通りに「コピー&騙して無理やり見せる」というルールが確立されていたようだ。今回の被害者兼主人公はジュリアという女の子。恋人ホルトが教授に騙されてビデオを見てしまい、7日目がやってきたために自らビデオをコピーして見てしまったのだ。
ようやくPCを使ってコピーを作る手段が取られていた。最初はテレビ局の機械室にまで入って苦労していたのに、やっと時代に追いついてホッとなった。さらに「重すぎてコピーできない!」なんて、目新しいことをやってくれた。やっぱ呪いってのはこうでなきゃね~
サマラの謎をどんどん解明していくジュリアとホルト。埋葬されたのに洪水によって流されたとかいう設定はわけわかんなかったけど、盲目の元聖職者なんてのは面白かった。ビデオ見なきゃ死なないんだし、自分で目を焼いたという異常な性格・・・実は彼がサマラの実の父親ってのもわかる気がする。
また、あざは点字だぞという斬新なものだし、それが“リバース”のネタにもなっている。(邦題だけのようですが)普通ならテープの逆回転とかの“Reverse”だと思うし、日本人向けのサブタイトルだったかもしれません。そして最後にはハッピーエンドと思いきや、SNSによる動画の拡散という“やっちまった感”で締めくくられる。原題が複数形になっているのも拡散することを表してるのかもしれませんね。あぁ、こりゃ生き残るには目を焼くしかなさそうな雰囲気・・・