「棒等を使った方が、もっと映えるアクションになったような」おじいちゃんはデブゴン よしさんの映画レビュー(感想・評価)
棒等を使った方が、もっと映えるアクションになったような
元凄腕軍人の老人が、少女を救うために奮闘する物語。
私世代のヒーロー、サモ・ハン・キンポーが主演するアクション映画。邦題からも、コメディアクション映画・・・と想像しての鑑賞でしたが、寧ろ人間ドラマに寄せた映画でした。
自身の不注意により家族を失い、認知症の進行に怯える主人公。
母に見捨てられ、ヤクザな父にも放置されている少女。
中露国境の寂れた街の外れで、二人の触れ合いが、暖かく描かれています。
しかし肝心のアクションは期待外れ。この時点で64才?のサモ・ハン・キンポー。仕方がないのかもしれませんが、迫力にかけます。
下半身は殆ど映さず。手元の関節技をカメラワークだけで見栄えを良くしているだけ。普通の映画で考えると、決して悪い出来ではないのでしょうが、サモ・ハン・キンポー主演の映画・・・と考えると、失望を禁じ得ません。
私的評価は普通にしました。
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