「終末」しあわせな人生の選択 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
終末
癌の根治が不可能と診断されて、これ以上の治療は受けないと決断したスペイン在住の主人公と、それを知りカナダから会いに来た友人との4日間の物語。
何でもありの正に腐れ縁の様な関係の二人。主人公は破天荒で無茶ばかり言っているけれど嫌な人間ではないのが伝わってくる。
明るくでふざけた雰囲気で笑わせる描写の数々だけど、哀しさを孕んだ主人公の言動が涙を誘う。
自身の終末を考えたり、身近な人を病気でなくしたことがあると一層響くであろう佳作。
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