「個性派俳優」彼女がその名を知らない鳥たち クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)
個性派俳優
とんでもなく自堕落ジコチュウな女には実は秘密があって、それを知っているのは彼女に付き纏うビックマウス肉体労働者。
観終わって、似た様な話(嫌な想い出だけ喪失する)を観たことある気がするが、思い出せません。
その秘密や馴れ初めが後半に明かされるが、前半のテンポより遥かに良く、白昼堂々の凶行とかツッコミ所はあるが引き込まれた。
ラストは、絶対そこでスローになるなと読めるんだけど、という所からの展開が意表突かれて楽しい。
で、鳥問題。
あんなに沢山の鳥じゃなくて、番いの鳥とか写した方が説得力ある様な。
蒼井優と阿部サダヲ。
従来の役柄そのままの、蒼井は薄幸で尻軽、阿部は暑苦しくしつこい役で、とても合っていた。
松坂桃李と竹野内豊も、色男全開の女をモノとしか扱わない下衆野郎で、心地いい憎まれ役だった。
でもそれ以上の物は感じられなかった。
つまらなくはないので観た方が良い。
個人的にはエロいシーンが多いのは、話が進まないのと話の筋を理解するのと別の感覚が鋭くなるので、
出来れば少ない方が良い。
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