「窮余の一策」ゴールド 金塊の行方 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
窮余の一策
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金塊の行方?ゴールドフィンガーじゃあるまいに配給会社の宣伝部まで映画にならって客を欺くのだから始末が悪い。実際の事件に触発されているが、調べてみると登場人物の設定も含めてほとんど創作ミステリー、予備知識なしで観てのお楽しみがよいでしょう。
浮き沈みが激しくて読み切れない、終わって観ればマシュー・マコノヒーがダメ男風の役作りに入れ込んだわけがわかりましたが、途中ではこんな飲んだくれ山師の話に付き合わされるのかと辛いものがありました。挫折を味わった者同士で無ければ分からない因縁、もともと悪気は無く、自分を信じてくれた病床の男へ一時の夢を見させようとした末の窮余の一策だったのでしょう、ウォール街の禿鷹へのしっぺ返しは痛快でした、いわば戦友物語のようなお話でしたね。
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