「実話がベースだが、調べた限りではほぼオリジナルのキャラによるオリジ...」ゴールド 金塊の行方 バッハ。さんの映画レビュー(感想・評価)
実話がベースだが、調べた限りではほぼオリジナルのキャラによるオリジ...
実話がベースだが、調べた限りではほぼオリジナルのキャラによるオリジナルのストーリーだ。事件の大枠だけをもらって「アメリカンドリームは時代遅れか?」というテーマを追求していると感じた。
監督はスティーヴン・ギャガン。バックパッカーから脚本家になり、国際政治を皮肉った『シリアナ』を監督した才人だが、最近はあまりパッとしていなかった。本作はアメリカでヒットしなかったけれど、マコノヒー演じるハゲでバカで嫌いになれない山師を生み出してくれたことに喝采の気持ちしかない。
マコノヒーもノリノリで、「一番好きな役」と発言してることも納得。マコノヒーにはプライベートも含めて野生馬のようなイメージがあるが、まさにマコノヒーならではの荒馬感がダメカッコいい。現実の事件で大損した人は笑えないかも知れないが、これはフィクションならではの痛快作。なにが痛快かって、始まって五分で主人公が禿げるのがもう最高である。
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