「おねがいしニャース」笑う招き猫 KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
おねがいしニャース
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映画全体を通して掛け合い漫才のような空気と演出、いかにも飯塚監督っぽいなーと思った。
すぐケンカするアカコとヒトミには結構ハラハラさせられた。
特にアカコは切れやすいし二人とも言葉遣いがきついし意地っ張りで、最初はちょっとええーって思うけど、良い歳してもやっぱり人間いつまでも子供っぽいとこあるよね と共感もできるかも。
東京03角田扮するマネージャーやまわりの友達がまた良い感じに二人を見守っていて、なんとなく彼らと同じような目線で観れた。
いじめられっ子事件や幸薄美人に刺される店長事件、きんぴら先輩などなどとにかくドタバタ色んなことが起きるのでニヤニヤしながらずっと観てられるかんじ。
個人的にはいじめられっ子がお気に入り。
最後にアカコとヒトミの漫才をフルで見られたのが嬉しかった。
漫才自体は正直そんなに笑えなかったけど、ケンカしてケンカして色々あったあとの二人がすごく良い顔してて、ああ良かったねえ〜って思えた。
ベタだけど実家に帰ったマネージャーと社長が舞台を観に来ていたのも良かった。
のめり込んで感情移入して、とはならないけど、細かい突っ込みはナシにして楽しめる作品。
マネージャーの「負けんなよ!」が今の自分にも刺さるし、漫才始めの「おねがいしニャース!」はほんとグッとくる。
松井玲奈も清水富美加もアラサー女芸人という難しそうな役を見事に演じ抜いてて素直にすごかった。
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