「もう一度観たい」笑う招き猫 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
もう一度観たい
いい映画だからさ、どんどん宣伝すべきなの。でも清水富美加、引退しちゃったんだよね。この映画の公開終了してから引退して欲しかったわ。
原作は「北陽」がモデルなんじゃないかな?っていう芸人さんが、「爆笑オンエアバトル」で頑張る話だったんだけど、そこは大きく変えてた。背骨だけうまく残して、新しいエピソードで。
はじめ清水富美加も松井玲奈も「あれ、ちょっと違うかな?」って演技なんだよね。小競り合いのところは、恐らく役と役者が合ってないの。
でも「お笑いの人は日常生活もこんなかもな」っていうやり取りがハマってきて面白い。
そしてクライマックス前の雨中のシーンは「やっぱ松井玲奈キレる演技は絶品だわ」と思ったね。《マジすか学園》のゲキカラ(役名、キレまくる人)だからね。
そこから清水富美加が松井玲奈を回想するシーンが増えるけど、回想の中の松井玲奈の演技もいい。
あのチャイムで戸を開けるところで、松井玲奈の回想入れてきて、でも実際に来たのは新聞勧誘員だったてのいいよね。
それで電話してたら後ろに立ってるっていう、ベタな演出もいい。
そして最後の漫才はすごいね。ネタ誰が書いたんだろう。清水富美加と松井玲奈も相当練習したんだろうな。
松井玲奈ファンだから観ること決めてたんだけど、W主演が清水富美加だし、岩井堂聖子と落合モトキも出てて好きな役者さんだらけで嬉しかった。
それで前々日に《ブルーハーツが聴こえる》の《ハンマー(48億のブルース)》観て「おもしれー」と思ってたから、「監督 飯塚健」のクレジットで一気に期待が高まったね(すいません。監督しらずに観に行ってました)。
笑いも涙もあって、完成したというより不安定なところが多い映画だけど、そこが良かったかな。もう一度、観に行こ。