バリー・シール アメリカをはめた男のレビュー・感想・評価
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副題は日本でありがちの誇張
副題は「アメリカを嵌めた男」と書かれているが、映画を総じて見るとバリーは小悪党といった所。
なぜ小悪党といった印象になるか考えたら、誰かの手先になって散々振り回された挙句に墜落して堕ちてしまったという風にしか見えないから。
悪の道を進む事、リスクのある人生を選んだのはバリー自身なのだが、バリーの悪行行為の結末は、馬に人参つけたら落とし穴に気付かずに走り続けて落ちて行った様なアホらしさがある。
バリーは頭も良く、美人な奥さんもいたのだが、時代が産んだ只の一般人の被害者であり、金に目が眩んだ小悪党が自滅していっただけ。こんな時代に生まれなければ同僚とボヤきながら普通の人生を送っていたのかなーと思う。そして、バリーが起こした事件が偶々アメリカのFBI等の多くの組織が巻き込まれただけに見える。
こんなに色々言っておいてだけど、フィクションではなく史実に起き、一般人からしたら激動の人生を送った男の人生は誰かの手先だったとしも観てて面白かったし興奮した。金が有り余って仕方ないという生き方を、リスクが無ければ送ってみたいと考えるが、やっぱりノーリスクノーリターンだなと思ってしまう。
最後に、副題は「アメリカを嵌めた男」ではなく「スリルで浪漫な人生の選択と、その顛末」が合っているのではないかと感じた。勿論、キャッチーに見えるのは前者だが。バリーがこういったスリルのある人生に惹かれるのも、同じ男だから共感するが、暗殺の恐怖に怯えながら生活し続けるのは考えただけで気が参りそうだ。
これが実話か
映画だから脚色されてるとは思うけど、すごいよな。
やっぱり戦争は儲かるし、金の力はすごい。
本編だけじゃなく、実の息子のインタビューを見ると彼のイメージが変わるかも。
ただ、映画としては盛り上がりに欠けるしちょっと微妙。
まぁ、実話が元ならしょうがない。
フィクション大歓迎
実在したバリー・シールの伝説にインスパイアされたブラック・コメディ。
16歳でライセンスを取得、TWAの707の最年少機長(26歳)になったくらいですから腕は良かったのでしょう、お金の執着は家族の為で本人は腕を見込まれると後先をあまり考えず引き受けてしまう職人気質に描かれます、列記とした犯罪者にも関わらず演じるのはトム・クルーズですから根っからの悪人には思えません。
政府機関もバレたときにアメリカの関与を否定するための捨て駒として利用したのでしょうからどっちもどっちにも思えます。どういう意図でワシントンポストにスクープさせたのか分かりませんが裏切りがばれれば消されるのは想定内、保護プログラムを本人は断ったとしていますが使い捨てにされたのは明らかですね。
義弟はフィクション、CIAの関与も諸説あるようですがこれだけ面白い娯楽映画ができるならフィクション大歓迎ですね。
タイトルなし
機内で鑑賞。強くもなく格好良くもない、トム・クルーズらしくない映画だった。実話を元にしてお、ラストはカルテルに殺されるのは自業自得の気もするけど、結局政府に利用されて、カルテルにも利用されて、大金は入ったけど、可哀相な気もする。
この映画に、迫力という点は、求めないでください。
アクションやサスペンスを映画に求めてしまうと、しょせん実録物はフィクションに負ける運命にあります。
フィクションならなんでもあり。CG使い放題でいくらでもサスペンスを盛り立てることができますから。
なので、この実録物映画があまり高い評価を集めていないのも理解できなくもありません。
迫力という点から見れば、フィクションには勝てませんから。
しかし、予告編などではまったく触れられていないテーマこそがすごいと感じました。
日本人にとって、アメリカの「コントラ疑惑」なんて、まったく無関心なので、あえて予告編ではスルーしていたのだろうと思いますが、アメリカでは大統領が辞任スレスレのところまで行くほどの大問題になった大疑惑です。
しかし、裏の構図がまったく理解できませんでした。この映画を見るまでは。
映画を見て、すっかりと腑に落ちました。
反政府組織をアメリカが焚きつけてクーデターを起こさせようとしたのに、その肝心の反政府組織が、お金儲けだけにしか興味がない組織だったなら、この映画が指摘する通りの結末となってしまうのも当然ですわな。
その結果として、アメリカ国内にコカインが氾濫するようになり、反アメリカの武装グループが強力な武器を手にできるようにもなり。
つまり、CIAの陰謀の結果として、アメリカ中に薬物の害毒がまき散らされるキッカケとなり、同時に強力な外敵を育成してしましたとさ、という告発なわけです。
こう書いてしまうと単純なのですが、真正面から事実を告発してくれたことについて、★5つを進呈します。
それにしても、と思うわけです。
Because couriers are always expendable, that's why だね、と。
遅れたものの、、、
上映が始まって30分以上遅れて映画館に入ったので、途中から見てあんまり話がわからなかったが、後にNetflixで最初からフルで観たが、遅れてもどっちでもよかった内容でした!(酷評)
調子に乗り過ぎた人の末路。
アメリカの民間機のパイロットだった男が、
CIAに雇われて調子に乗って、法律を犯し、違法行為。
実話らしいけど、フィクションかなって思う位ありえない。
どんだけバカなのかって思う。
悪いことはできない
いちパイロットながら大した男の一生です。
もうだめかと思う展開でも、運がいいのか切り抜けていく様は爽快です。
当時は、どこもそうだったのでしょうか。
どの組織も利用するだけ利用してってのは。
パイロットだった、主人公は政治に巻き込まれた悲劇の主人公のように感じたのは私だけでしょうか。
トム・クルーズは、この作品ではむちゃくちゃ若く見えました。
同時期の映画では、そこまで若く感じなかったのに。
破天荒!
トムクルーズの映画だから観てみようかな、くらいのノリで全く内容を知らず観て驚いた。実在の人物で実際にあった事件なんだ。検索してみて「イランコントラ事件」、レーガン元大統領のスキャンダルだったことも初めて知った。アメリカという国は恐ろしい国だ。
CIAに協力しながらちゃっかり大麻の運び屋を副業的にやってしまう。破天荒というか度胸があるというか。無鉄砲なようだけど頭も良くないと出来ない。
義弟のくだりは事実なんだろうか、バリーはなんとか助けようとして逃げるように手配したけど、車を爆破したのは誰なんだ?私の理解力が足りなくてわからない。
最期は当然だがカルテルの殺し屋によって銃殺。拷問で苦しんで殺されるよりはまだよかったと思う。
前半と後半の落差が心地よい作品です。
CIAに協力しながら麻薬犯罪に手を出した、パイロットの悲喜劇を描いた物語。
実話を基にしたトムクルーズ主演のサスペンスコメディ。前半はコメディタッチ。軽快なBGMとトムクルーズの演技が絶妙です。そして、中盤から暗転する後半は、恐怖、不安、焦燥、そして死を覚悟した主人公に悲哀が良く描かれていました。その落差が秀逸で物語の完成度を高めていると思います。
2回、3回と繰り返す程ではありませんが、時間を作って鑑賞しても損はない、そんな作品だと思います。
実話を考慮すれば妥当
実話はおそらくどう見せるかが鍵となると考えるが、見せ方としては良いと感じた。役者の質もよい。実話ものは評価が難しいが、一連の騒動を知っていれば3.5が妥当だろう。実話ものをお勧めするのであれば、確実にラインナップされるクオリティは持っている。
良くあるネタを良いクオリティで
暴力的だし濡れ場あるし大人向けかな
ロード・オブ・ウォー的な映画が好きならハマるかも
「密輸人」というテーマはそろそろ食傷気味だが
細部の描写がよくできているので見ごたえがある
目まぐるしく展開していくストーリーで
最後まで飽きないが
この手の映画によくある感じの展開で構成される
予定調和すぎて脚本には意外性、新鮮さがないが安定して見れる
インパクトのあるシーンに優れたカメラワークが魅力
総合的に良作
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