「良くも悪くもファンムービー?」WE ARE X Usさんの映画レビュー(感想・評価)
良くも悪くもファンムービー?
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10代からXJAPANにハマった一ファンなのですが、基本的に映画の内容はwikipedia等を観れば、ほとんどの事柄については山のように書かれており、そこそこXが好きなファンならば大抵の事は知っている内容です。
勿論、ファンと言う他人が書いているWEB記事と、本人達の口から映像を通して語られる言葉は重みが全く異なっているので一ファンとしては心を揺さぶられるシーンが多々ありました(私はhideのファンからXを知り、ファンになったので特に映画の後半部分は正直キツかったです)
新曲"La Venus"を含め曲の使い所も良く、ヴィジュアルをウリとするXを演出する加工映像(OP等)もデキが良くて満足のいく映画でした……ファンとしては(_ _)
しかし、コレを映画として捉えると正直どうなんだろう?と思うのが実情です。
ファンと言うフィルターを退けて観た時、それこそXに興味もなければ、歌も知らない人間が見ても恐らく面白くないと思います。
「興味がないヤツが観に行くような映画じゃないだろう?」と、言われればそうなのですが、それではあくまでもファン・ムービーであって、ドキュメンタリーではないのでは?
これからXを知りたい、と言う方よりも、ある程度のX結成以降の流れは知っているけど、深い内容までは知らないという方向けの映画………と、かなり狭い部分に向けている映画だと思います。
ドキュメンタリー映画好きな方には余りオススメできない、あくまでもファン・ムービーである、という点を踏まえて見ていただきたい映画です。
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