「ミラクルベイビーと娘さんは今どうしているのか？」ホワイト・ヘルメット　シリア民間防衛隊　マサシさんの映画レビュー（感想・評価）

この争いで犠牲になられた方に冥福をお祈りします。
「ミラクルベイビー」が無事だったのは大変によかったとおもうが、助かった彼に、なぜホワイトヘルメットを被せるのだろか？この子がおおきくなって、ホワイトヘルメットに髭面の隊員として入隊してもらいたいのだろうか？
この団体を「神聖な職業」とする事に違和感を覚える。そもそも、ある隊員から「反政府組織をやめて、この職業を選んだ」と言った台詞が出てくるが、普通は逆の様な気がする。そして、そもそも、職業なのだろうか？
そして、
早く平和を取り戻す努力が必要なのだから、「その勢力を一掃する反勢力になる」となる。つまり、反政府勢力になるとなる。それが短絡的な様で一番合理的な選択と感じるが。この映画ではその逆の流れを示している。
さて、視点を変えると
なぜ女性が一人も参加していないのだろうか？その点も少し違和感を抱いた。
それは兎も角、頑張って早く平和を取り戻してもらいたいと思う。ミラクルベイビーも娘さんにも。「敵に対する勝利する」ではなく、「争いを辞めてホワイトヘルメットの代わりに白旗ホワイトフラッグを“とりあえず“掲げる」のも一つの手だと思う。早くホワイトヘルメットの失業を心より願う。