「シャネルで釣る映画」パーソナル・ショッパー TOKIESさんの映画レビュー(感想・評価)
シャネルで釣る映画
クリックして本文を読む
霊媒師を名乗るには、あまりに生悟り過ぎないか。霊媒師とはそもそも霊の声を伝える仕事であるが、霊が存在するかどうかもよく分かってない人間が霊媒師を名乗るのは如何なものか。
パーソナルショッパーが、雇い主とのルールを破り、謎の人物に翻弄され、歯車が狂ってゆく。
兄とも最後コンタクトを取るが。
この話は19世紀に流行ったスピリチュアリズムにインスパイアされており、フォックス家のラップ現象についてや、ユーゴーの降霊のシーンが描かれる。
この世の物質世界だけではない、スピリチュアルな世界がある、というメッセージを心霊主義と絡めて表現したかったのだろうが、ストーリーの掘り下げが甘い。
コメントする