「正直言って、もっともっと怖いかと、期待したけれど・・・」スプリット 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
正直言って、もっともっと怖いかと、期待したけれど・・・
2時間弱、休みなしでぶっ通しで観た。
だから面白かったのだと思う。
でもブッチギリで怖いとか、ギャーーーって悲鳴をあげるとか、
目を覆うシーンもなかった。
多重人格者の男(ジェームズ・マカボイ)が、いちいち心理カウンセラーに
お伺いをたてるのにも首を傾げた。
誘拐監禁される3人の女子高生も、そんな酷い目にも合わず、
怪我するわけでもない。
マカボイ乃怪演は怪演なのだけれど、
9歳の少年から、女装の女、リーダー役と上手い。
24番目の人格がこの映画のクライマックスなのだけど・・・
その後の《監禁場所の謎解き》は、面白かった。
(意表を突かれました、参った‼️)
またマカボイの怪演に勝るとも劣らないアニャ・テイラー=ジョイの
存在感と凄みそして美しさ、貫禄。
やはり次世代のスターの片鱗を見せ付けています。
多重人格者の弱みにつけ込み、弱いところを突く賢さや強かさ。
少女の頃の過酷な体験などが、しっかりと表現出来ていた。
圧倒的に面白くはないけれど、2時間は集中出来た。
衝撃的・・・とまでは言えない。
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